short short short!

短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。

記事一覧

  • 2/14 リゾット

    20190211(月)20:00
    「リゾットさん。何かご用でしょうか。朝からずっとこっちを見てますが……」
    「……おまえに渡したいものがある」
    「あ、任務ですか?」
    「違う」
    「そ、それとも、書類不備でやり直しですか?」
    「違う」
    「え、じゃあ、何を……」
    「……」
    「あ、えっ、バラ?」
    「他に何に見える?」
    「あの、これ……」
    「おまえに受け取って欲しい」
    「バラ……3本……さん……ぼん。あっ!」
    「分かったか?」
    「ああ……えっと、あの……は、はい」
    「返事を聞きたい」


    バラ3本は「愛しています」

    リゾット

  • 2/14 イルーゾォ

    20190211(月)19:45
    「鏡の中に連れてくるって珍しいね、イルーゾォ」
    「そうだったか?」
    「頼んでも、あまり連れて来てくれないじゃん。一度……いや、二度くらいだけだったかな」
    「別に鏡の中も現実の世界も大して変わらないからな」
    「そうかな?イルーゾォの鏡の中は、イルーゾォが許可したものしか入れないから特別な感じがするけど」
    「……おれはこの能力で任務をやってんだぜ?」
    「あ、そうだね。ここは殺人現場かな?」
    「……おまえ、ロマンもくそもない言い方するな」
    「イルーゾォが言ったようなものじゃん」
    「……まぁ、いい。いいか?今日はそのおまえが言う『特別』だから許可したんだ。ほら」
    「んんっ。バラ……?」
    「何の日か分からないってわけじゃあないよな?」
    「……2月14日ッ!」
    「正解だ。じゃあ、バラ2本の意味は?」
    「ごめん、分からない」
    「……クソッ」


    バラ2本は「この世界は二人だけ」

    イルーゾォ

  • 2/14 アバッキオ

    20190211(月)19:30
    ちょっと早いバレンタインネタ


    「ほらよ」
    「……なにこれ」
    「見てわかんねーのか?おまえ、目は大丈夫か?」
    「いや、分かるよ、分かるけど……どうしの、このバラ」
    「今日は2月14日だろうが」
    「ん……ああ、そうだね」
    「……そうか。おまえ、出身が日本だったな」
    「うん。あ、もしかして、イタリアじゃあ男性から女性にプレゼントを贈る感じ?」
    「どっちかっつーと、そうだな。だから、おまえにコレをやるって言ってんだよ。さっさと受け取りな」
    「ありがとう」
    「……意味、ちゃあんと分かってんだろうな?」
    「いみ?」
    「…………ハァ。本当に女かよ」
    「相変わらず失礼だね、アバッキオ」
    「意味はてめーで調べな」


    「ええっと……。バラ1本の意味って……あ」

    バラ1本は「あなたしかいない」

    アバッキオ

  • プロシュートは言わせたい

    20190211(月)06:10
    好きとか愛してるとか言わせたいプロシュートと恥ずかしがり夢主

    「おい。なんでおめーは、オレに愛の言葉っつーのを言わねえんだ」
    「……」
    「目を逸らすな」
    「……」
    「オレは毎日毎日言ってんだろ」
    「だって恥ずかしいんだもん」
    「ああ?だからってよォ、てめー……オレが一方的に言ってばかりじゃあよ、不公平ってもんだぜ」
    「うぐっ……」
    「今日こそは言え。いいや、言わせてやるぜ」
    「……わたし、これから任務だから……」
    「そりゃあ大変だな。時間も惜しいだろ?だったらさっさと言うんだな」
    「か、帰ってから」
    「おめー逃げる気だろッ!」

    プロシュート

  • ティッツァーノはいじめたい

    20190209(土)11:42
    好きな子はいじめたいティッツァーノと反抗する夢主


    「わたしに会って直ぐに、口を抑えなくてもいいじゃあないですか。もうスタンドは使いませんよ」
    「(嘘くさい)」
    「ところで、今日の夜は空いてますか?空いてますよね、確か。一緒に食事でもどうですか?」
    「なんで私のスケジュールを知ってるんですか。あと食事はご遠慮させていただきます。わたしが苦手な物を知っていて食べさせようとするじゃあないですか」
    「……先輩であるわたしの誘いを断る……と?」
    「……」
    「そうですか。それは残念ですね。そちらのチームのリーダーに、とても反抗的な方がいるとご報告を……」
    「い、行きます!」
    「それでいいんですよ。女性は素直な方が可愛らしいですよ」
    「可愛くなくて結構です。……では、夜に。失礼します」


    「本当に……いじめ甲斐のある。そんなあなたが好きなんですよ、わたしは」

    親衛隊

  • ブローノ・ブチャラティは一歩手前

    20190209(土)11:22
    完全に病む一歩手前なブチャラティと部下夢主


    「え?」
    「だから、あの男は止めておけと言っているんだ。いいか?オレは君のために言ってるんだぜ」
    「……ブチャラティさん。なんで、わたしに恋人ができたって知ってるんですか?」
    「他の奴らから聞いただけだ。あんな男、君に相応しくない」
    「お言葉を返すようですが、彼の何を知っているんですか?ブチャラティさんの命令でも、それには従えません」
    「そうか。……まあ、これは別に命令なんかじゃあなく、忠告みたいなもんだ」


    あんな普通すぎる男のどこがいいんだ。オレなら彼女を守ってやれる力があるし、彼女の全てを知っているというのに。

    ブチャラティ

  • パンナコッタ・フーゴは好きな子に甘い

    20190209(土)10:59
    夢主には甘いフーゴ


    「なーんかさ、フーゴってあいつに甘いよな。贔屓だ、贔屓」
    「何を言ってるんですか。あの人は、ナランチャみたいにヘマなんてしないし、教えた事はきっちり守る人なので、別に何も言うことがないだけですよ」
    「この前、あいつが買い忘れをした時、全っ然キレなかったじゃん。おれ相手ならキレるくせに」
    「直ぐにまた買いに行ったじゃあないですか」
    「あー!それ!それだよ、贔屓!」
    「贔屓と騒ぐ余裕があるなら、さっさとその問題を解いてください」
    「それにさ、あいつの前では絶対にキレねーじゃん」
    「うるせーな!いいからさっさとやれって言ってんだよッ!」

    フーゴ

  • リゾット・ネエロは不器用過ぎる

    20190209(土)10:33
    見つめるだけのリゾットと勘違いする夢主


    「……ちょッ、あの、プロシュートさん」
    「何だよ」
    「わたしってリーダーに嫌われてるんですかね?」
    「はあ?」
    「いや、その……なんかいつも睨まれてる気がして。ほ、ほら、今も」
    「……」
    「すっごく怖いんですよ。わたし、何かしましたかね?に、任務でヘマをした覚えはないんですが。毎日こっちを睨むだけで、何も言ってこないんですよ。たまーに近付いて来て肩を叩くんですが、どうしましたって聞くと『悪い。何でもない』ってまた帰っていくし」
    「(リゾットのやつ……。不器用過ぎんだろ)」
    「いつクビ宣告が来るのかって心配で……。もうイコールで死じゃあないですか。わたし、リーダーの能力で死ぬのは嫌です」
    「大丈夫だろ。あれは……なんつーか、まぁ、いつか解決すんだろ。リゾット次第だがな」
    「いつかってわたしの心が持ちませんよ。最近、リーダーに睨まれる夢も見てるんです」
    「(隈が酷ェのはそれか。で、リゾットが心配して見つめて、こいつが更に怖がるって悪循環ができてんのか……)」

    リゾット

  • メローネは教えたい

    20190208(金)06:48
    教えたいメローネとメンバー夢主

    「ベイビィ・フェイス。そろそろ学習するかい?」
    「(あ、教育が始まった。これを見るの、楽しいんだよね)」
    「これがライオンさん。動物の~……」
    「(今回は順調そうだな……)」
    「で、これが人間だ。更に言えば、オレは男でこっちの人が女」
    「(ん?)」
    「いいかい?ここからが重要だ」
    「(んん?)」
    「オレとこの人は恋人同士で。ああ、恋人ってのは……」
    「あの、メローネ。なった覚えが全くないんだけど。変な事を教えるの止めてくれる?」
    「ちょっと待ってくれ。今、教育中なんだ。続けるよ?今みたいに、オレがおまえや他の奴らに構っていると怒るのが嫉妬ってやつだ。愛しているからこそ嫉妬するんだ」
    「してないよ!ちょっ……もうッ!人の話を聞いてよ!」

    メローネ

  • 暗殺チームは過保護

    20190207(木)19:26
    過保護な暗殺チームとメンバー夢主



    「やっと……やっとわたしにも任務がッ!」
    「寄越せ。オレが行く」
    「リーダー!な、なにを!……わたしの任務が奪われた!」


    「任務が……。わたしの任務がリーダーに取られた。やっと来た任務なのに」
    「おい、ペッシ。そろそろ時間だぜ。行くぞ」
    「あ、兄貴。あいつ、スゲーこっちを見てますぜ」
    「……そんな目ェしても、連れて行かねーからな」
    「なぜですか!わたしもチームメンバーですよ!」
    「今回は危険なんだよ!」
    「危険じゃあない任務なんて来ないのに!」


    「メローネさん、わたしを任務に同行させて下さい」
    「悪いな。君のお願いでもそれは無理だ。それに、オレは教育さえすれば、あとは自動だしな」
    「わたしにだけ、任務が来ないんですよ。この前はリーダーに取られましたし」
    「……なら、ベイビィ・フェイスの教育に付き合ってくれないか?今、丁度やってるんだ」
    「はい!」
    「いいかい?この首の長いのがキリンさん……」
    「ちょっと待ってください。わたし、聞く側ですか?教育される側ですか?」
    「不満か?」
    「何か違う気がします。あと、わたしはキリンさんくらい知ってます」


    「ギアッチョさん、任務に同行させて下さい!」
    「ああ?ふざけんなよ、てめー!オレの能力、知ってんだろ!他人がいると邪魔なんだよッ!」
    「た、確かに……。わたしまで凍りますね」
    「それでスタンドも使えなくなったら、おめーは戦えねーだろ。そうなったら、真っ先に相手が狙うのはおめーなんだ。筋肉もねーその細っこい腕で戦えるのか?ああ?」
    「……」
    「……それによォ、リゾットに車の運転が荒ェから乗せるなって言われてるしな」
    「……」


    「イルーゾォさん!わたしを任務に……ッ」
    「……悪いが無理だ」
    「ううっ……!誰も連れて行ってくれないんですよ!わたしのスタンドって、そんなに使えませんか?!」
    「いいや。おまえのスタンド能力は凄ェとは思うが……」
    「前に一回、同行させてくれたじゃあないですか、イルーゾォさん」
    「……あの後、大変だったんだぜ」
    「はい?」
    「リゾットには睨まれるし、プロシュートには老化されかけるし、メローネには血液を採取されるし、ギアッチョには凍結されかけるし……」
    「……」
    「とにかく、オレはおまえを同行させるなんて無理だ」


    「ホ、ホルマジオさん……任務ッ」
    「ああ、おめー、なんか色んなヤツに同行させろって言ってるみてーだな。リゾットにも任務取られたんだって?」
    「はい……」
    「しょおおがねーなああ~。オレが『任務』をやるよ」
    「ほ、本当ですか?!」
    「ほらよ」
    「……これ、猫のカリカリご飯」


    ホルマジオの猫の餌やりを与えられた!

    暗殺チーム