short short short!
短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
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エルメェスvsスポーツ・マックス
20230609(金)01:35sssネタ募集企画より「エルメェスとスポーツ・マックスが夢主を取り合うお話」
※平和な刑務所
「なあ、いいだろ?たまには二人きりで会おうぜ。看守に賄賂を渡せばある程度の自由は効くんだ。だから、邪魔の入らねーそこの部屋でじっくり……」
「あの、えっと……ふ、二人きりは……」
「顔が赤いぜ。なんだ?意識してんのかよ?可愛いじゃあねーか」
「ス、スポーツ・マックスさん。ち、近いです……ッ。それに、こ、腰から手を……ッ」
「手を?何だよ?手をどうすればいいんだ?」
「ひッ!そ、そこ、お尻……ッ!は、離し……ッ」
「てめー、スポーツ・マックス!その子から汚ェ手を離しなッ!」
「エ、エルメェスちゃん!」
「チッ。邪魔しに来てんじゃあねーよ。それにしても、毎回毎回よく場所が分かるな」
「単純なてめーの行動なんか筒抜けなんだ。性懲りもなく誑かしやがって……ッ。おまえみたいなゲス野郎の下半身には、そこら辺のメス豚がお似合いだ。さっさとそういう女のところに行け」
「悪ィがそんな気分になれねーんだ。ビッチもまあいいが、どうにも最近その女じゃあねーとヤル気が起きなくてよ」
「ただ年取って萎れちまっただけだろ。どうやら、こいつが嫌がって泣いてんのに気付かねーくらいに目も衰えてるしな。ほら、あんたもこっちに来な。ったく……ほいほい連れて行かれてんじゃあないよ。少しは警戒しろって言っただろ」
「ご、ごめんなさい……ッ。か、看守さんに呼ばれて付いて行ったら……」
「また看守に賄賂を渡したな……ッ」
「オレじゃあなく、金で釣られるバカな看守に文句を言え。しかし、まあ、いいケツだったぜ。おまえが来なけりゃあ、引き摺り込めたってのに」
「……ケツ?触られたのか?」
「え……ッ、あ、う、うん」
「どこをどう触られた?」
「どうって……ッ。な、なにその質問ッ!い、嫌だよ、恥ずかしいッ!もうッ!エルメェスちゃん、デリカシーないッ!」
「な……ッ」
「ガサツなおまえには女心が理解できねーだろ」
「てめーに言われたくねーよ、スポーツ・マックス!ああ、クソッ!悪かったから泣き止めッ!」
「エルメェスちゃんのバカ……ッ」
「悪かったってば……ッ」vs、ごちゃまぜスタンド、その他5部、他部
プロシュートは初恋相手と再会する
20230608(木)22:27sssネタ募集企画より「同じチームに配属された女性がまさかの初恋相手でめちゃくちゃ浮かれるプロシュート」
※格好いいプロシュート兄貴はいない
「今日からこちらのチームに配属になりました。よろしくお願いします」
「……」
「あ、あの……?」
「……前に会ったことあるよな?」
「え?」
「会ったことあるだろ」
「え、いや……す、すすッ、すみませんッ。ど、どこでお会いしましたでしょうか……ッ?」
「……」
「(こ、この人怖い……ッ。いや、本当にどこで会ったんだっけ?こんな迫力がある人、会ったら覚えているはず……ッ)」
「プロシュート兄貴。あの女に覚えがあるんですかい?」
「ああ。昔……オレがまだガキだった頃にな。確か六歳の頃だ」
「(……それはあいつが覚えてないのも無理はねーんじゃあ……?むしろ覚えてる方がスゲーよ)」
「全く変わらねえ」
「(いや、変わってるぜ。絶対。だって兄貴が六歳の頃だろ……?オレだって六歳の頃と今じゃあ、かなり変わってるよ)」
「あの頃、オレの家の近所に住んでたんだが、親が転勤していなくなったんだ。一年も住んでなかったな」
「あ、兄貴、よく覚えてますね……」
「……好きだったんだよ」
「は、はあ!?」
「いつもいつもビービー泣いて、母親の後ろに隠れてたんだ。オレが近付けば逃げて、その途中でスッ転んで、助けてやろうかと手を伸ばせば顔を伏せてた」
「(印象が最悪だぜ、兄貴……。それって怖がられてるじゃあねーかよ)」
「まさか、こんなところで会うなんてな」
「……そ、そのッ。う、運命ってやつじゃあないですかッ。ちょっとクサいですけど……ッ」
「運命……か。そんなもん信じてねーんだがな」
「(兄貴……。兄貴の気持ち、あいつ全然分かってないです。つーかむしろ、苦手だと思いますぜ。でも、兄貴が嬉しそうにしてるし、そんなこと言えねえ)」
「なあ。ここに来る前、プロシュートの野郎と会ったことがあるのか?」
「あ、ホルマジオさん。い、いえ……。わたしにはそんな記憶ないんです。プロシュートさんの勘違いかと……」
「だけどよ、プロシュートのあの面はマジだぜ。おまえ、忘れてんじゃあねーか?」
「し、しかし……」
「ああ、悪かったな。しつこく聞いて。まあ、もし会ったのが本当ならいつか思い出すだろ」
初恋から抜け出せない兄貴と、全然覚えてない夢主。その後、殆ど毎日プロシュートに話しかけられ、その度に怯える夢主。プロシュート
ジョルノ・ジョバァーナはあの子に愛でられたい
20230607(水)00:23sssネタ募集企画より「生き物に好かれやすい夢主と病みジョルノ」
※病んでるジョルノ
「あれ?ジョルノ、髪切ったの?結ってるから分かり難かったけど、三つ編みが少し短くなってるね」
彼女はぼくの髪を見てそう言った。誰も気付いていなかったのに、ぼくの些細な変化に彼女だけが気付いてくれた。それが嬉しくて仕方なく、思わず笑顔を浮かべてしまうと、彼女もそれに応えるように笑ってくれた。
「はい。結んでいるとはいえ、長くなり過ぎると邪魔なので。その分、乾かす時間も増えてしまいますし」
「ああ、分かるなあ。ん?あ、鳥だ。見て見て、ジョルノ。可愛い鳥」
彼女の細い指が宙を差す。すると、ぼくたちが座るテラス席のテーブルに一羽の鳥が飛んできた。頼りない足でそこに降り立ち、ぼくをちらりと見てから彼女に近付いて行く。彼女はぼくから鳥へと視線の先を移し、小さな『彼』に向かって微笑んだ。
「可愛いですね。どこから来たんですか?」
まるで幼児に話しかけているかのようだ。何も答えない、答えられるはずもない鳥に対し、彼女はそれでも話しかけ続ける。ぼくはそれを見つめながらコーヒーを一口飲んだ。
「本当にあなたは生き物に好かれますね。犬や猫、鳥に昆虫でさえ」
「この前はカエルがくっ付いて離れてくれなかったよ。それで徴収先の奥さんが怖がっちゃって大変だった。カエル、苦手みたいで……」
「女性は苦手な方が多いでしょうね」
「目とか手とか可愛いんだけどね。この鳥、全然離れない。お腹の黄色が綺麗」
「それはシジュウカラですね。あなたが住んでいた日本のシジュウカラとは違って、ヨーロッパのシジュウカラはお腹が黄色いんです」
「へえ。わっ、肩に乗って来たッ」
「あなたの傍が落ち着くんですよ」
彼女は気付いていない。その鳥の正体に。『彼』だけではない。今まで彼女に近付いて来た生き物の中に、『生き物ではなかったもの』が混じっているなんて知る由もないだろう。ぼくを彼らのように愛でることはない彼女。ぼくはチームの仲間でしかないし、彼女はぼくにそんな感情は寄せていない。だけど、彼女は『ぼくであったもの』を愛でてくれている。ぼくの髪だった鳥も、ぼくの歯だったカエルも、ぼくの爪だった小さなチョウも。
「可愛いね」
「そうですね。……可愛いですね」
あなたが堪らなく可愛い。ぼくにとっては。人間という生き物であるぼくにも、あなたは好かれているんですよ。ジョルノ
ジョースター家はあの子の恋人を認めない
20230604(日)02:00sssネタ募集企画より「☆家に好かれている夢主がヤバい男(DIO科の誰か)と付き合った報告をして修羅場」
いつも通り、あの子とカフェで食事をしていた時のことだった。
「聞いて、聞いて!徐倫ちゃん!」
「何?どうしたのよ。そんなにはしゃいで」
「その……ッ。徐倫ちゃんには話しておかないとって思って……。実はね、こ、この前ね、恋人ができたの。は、初めてのッ」
「なにそれ。どういうこと?相手は誰?」
「え?あ、えっと……ッ。な、名前はね、DIOさんって言って……」
「はあッ!?」
「わ、わたしなんかには勿体ないくらいの素敵な人で……」
「ちょっと待って。何だか頭が混乱して追い付けないわ。嘘でしょ?」
あたしは帰ってから早速ジョナサンたちにこのことを知らせた。最初は「冗談だろ」なんてみんな言っていたけれど、仗助があの子に電話で確認をしてそれが事実だと知り、「あの子とDIOを呼べ」で意見がまとまった。数日後、あの子がDIOと一緒にあたしたちの家にやって来た。
「こ、こんにちは、ジョナサンさん。あの……お話とは……?」
「よく来たね、二人とも。さあ、そこの椅子に座って。……ああ、DIO。君は床に座るといいよ」
「リビングの床どころかトイレの便座の上で十分じゃあねーのかァ~?そんな野郎」
「……」
「じょ、承太郎さん。顔上げてくださいよ。ああ、やっぱ上げないでください。顔、すっげー怖いです。あの子が怖がると思うんで」
「率直に聞きます。二人はいつ、どこで知り合ったんですか?なぜ付き合い始めたんですか?DIO。もし、その子を利用しようだなんて考えているなら、ぼくはあなたを許さない」
「本当。マジでありえないわ。なんであんな男……ッ。ちょっと!その子に触らないでくれる?汚れるッ!」
「わざと見せ付けるようにしてるだろ?そういう顔をしている。だからこいつ嫌いなんだよね」
「恋人同士……なら肩の一つでも抱くし、こうして手を握り合うのは当然ってやつじゃあないのか?悔しいなら、文句があるなら、きさまらも恋人になればいい。そうじゃあないか?ん?」
「DIOさん……。て、手が痛いです……。あの、みなさん知り合いだったんですか?」
ジョニィが言っていたように、あの子の手を握ってあたしたちに見せ付けるDIO。それに困ったように笑うあの子の頬はちょっと赤い。そんな光景があたしたちの火に油を注いだ。
「よし。じゃあ、お互いが納得するまで話し合おうじゃあないか。ちょっと長くなると思うから、飲み物もお菓子も用意したよ。はい、君が好きだって言っていた焼き菓子。それと紅茶。……DIOは水道水でいいかな?」
「むしろ泥水でいいって。昨日、雨が降ってただろ。そこら辺に水溜まりが沢山できてるぜ。おれがそこから掬って来てやるよ」
「てめー、DIO。さっさとその手を離しな。じゃねーと、腕をへし折る」
「だから承太郎さん。あの子が怖がってますって。抑えてください」
「納得……ができればいいですが、そうはならないでしょうね。ただ、話を聞く価値はある」
「紅茶、砂糖は入れておいたから。熱いから気を付けなさいよ。火傷しちゃう」
「ありがとう、徐倫ちゃん!紅茶とお菓子、美味しい!」
「ねえ、DIOは絶対に話し合う気なんかないって。そんなの必要ない。認められないから別れろって言えばいい」
「煩いのは血筋か?まったく……、醜いぞ。まあ、おまえたちがどう足掻いても、わたしが今いる位置になれることはないがな。譲る気もない」vs、ごちゃまぜスタンド、その他5部、他部
ジョルノ・ジョバァーナはあの子に偽る
20230603(土)02:02sssネタ募集企画より「記憶喪失の夢主に恋人と偽って優しく接するジョジョ男子」
※病んでるジョルノ
彼女が事故に遭った。突然、道路に飛び出して、そのまま車に……。それを聞いて直ぐに病院へ行くと、医者から告げられたのは記憶を失ってしまったという、ぼくにとっては何とも幸福な知らせだった。骨折のため暫くは入院をすることになった彼女は、今までぼくに対して罵声しか放たなかったその唇で、ひどく怯えて震える声を漏らした。
「あなた、誰、ですか……?何をしに……ここへ」
「勿論、あなたの見舞いにですよ。恋人なんですから、当然だ」
「こいびと……?」
「はい。……覚えていませんよね」
「……ごめんなさい」
「仕方ないことです。自分を責めないで。今は無理をせず、身体を休めて怪我を治しましょう」
彼女は暗殺チームに所属していた。ぼくがボスになってから直ぐのことだった。暗殺チームのメンバーたちのデータを見ていると、まだ死亡が確認されていない女性が一人いたことに気付いた。なんと、その女性はぼくが子供の頃に憧れ、初めて恋をした相手だった。近所に住んでいた彼女は突然引っ越して行ったのだが、その理由は中学生になる頃に知った。父親が借金を抱えていて、家を出なければならなくなったと。
その結果、ギャング組織に彼女は入ったんだろう。暗殺チームがなぜ彼女をぼくたちに向かわせなかったのかは知らない。だが、彼女を探してやっと会えた時、彼女はぼくのことを覚えていなかったし、それどころか「おまえなんかボスだと認めない」と言った。ぼくが彼女と親しかった頃、同じ日本人の血を持つ彼女には汐華初流乃と名乗っていた。見た目も随分変わったし、ぼくが分からないのも無理はない。だって、ぼくが一方的に恋心を向けていただけで、彼女は近所に住む年下の男の子としか思っていなかったはず。今の彼女にとって、ぼくは仲間を殺した仇でしかない。彼女の中では『仲間を殺し、仲間の目的を潰した』というたった一つの事実しかなかった。
「……今日も来てくれたんですね」
「そりゃあ、大切な恋人がこんな状態なんです。心配で来てしまいますよ」
「ごめんなさい。思い出せないのに、迷惑ばかりかけて……」
「いいえ。思い出そうと思っていると、疲れてしまって却ってダメだ。今は忘れたままでもいいというくらいに思っていないと」
ぼくは毎日、彼女を見舞った。申し訳なさそうに俯く彼女の頬を撫で、愛らしい唇に口付けをする。父親にいつも殴られ、怪我をしていたぼくを心配し、遊びに来たのを装ってぼくを助けてくれた彼女。外に連れ出し、誰にも見つからない場所に隠れ、殴られたところを優しく撫でてくれていた。あの頃から一度も忘れたことなんてない。ずっと好きだった彼女。
「ぼくはあなたを愛していますよ。だから、記憶なんて必要ない。あなたとの記憶はぼくの中にある。あなたは、これから新しい記憶を作っていけばいい」
このまま恋人を演じて孕ませて、記憶が戻っても逃げられなくするエンドが夢主を待ってくれています。ジョルノは幸せで、その一方で夢主の精神がぐちゃぐちゃになって欲しいです。夢主が飛び出した理由は、仲間によく似た人を見掛けて思わず駆け出してしまったから。
いつか短編化したいかも。ジョルノ
リゾット・ネエロはデート前のあの子を見守る
20230602(金)02:17sssネタ募集企画より「デート前に洒落込む夢主をメタリカで後ろからじっと見守るリゾット」
任務に向かったヤツらからの報告をまとめて直ぐのことだった。あいつが背中に飛びつき、オレの後頭部に顔を埋めてこう言った。
「リゾット!仕事終わった?」
「ああ」
「じゃあ、約束通りこのままデートに行ける?」
「そのために終わらせたんだ。行くなら早くしろ」
「ダメ!まだちょっと時間ちょうだい。準備終わってないから」
「準備?」
「久しぶりのデートだよ?ちゃんと家から着替えを持って来たんだから。デート用の服!リゾットには可愛いわたしを見て欲しいから!」
「……」
「待っててね!急いで準備をするから!」
「迷って結局二着持って来ちゃったけど、どっちがいいかな。うーん……」
鏡と向き合いながら独り言を漏らしているあいつは、こちらには一切気付いていなかった。こんな無防備で任務ができるのかと心配にはなるが、能力の相性からよく一緒に任務へ行くギアッチョ曰く、任務の時は警戒心が強くなるらしい。とにかく、あいつはメタリカで姿を隠すオレの存在に気付くことなく服を選んでいた。
「リゾットの服は黒が基調だから、黒が映えるのはこっちかなッ。髪型はどうしよう。久しぶりに上げてみよう。リゾット、綺麗って言ってくれるかな」
一人でニヤニヤと笑っているあいつは、着ていた服を脱ぎ捨てて、漸く選んだらしい別の服を着る。時計を見ると、服を選ぶだけで十五分。「ちょっと」とか「急いで」とか言っていたわりにじっくりと選んでいたが、そんなことはすんなりと許せた。そして、服を整えたあいつは、髪を一つに纏めてそこで結ぼうとしていた。が、上手くいかないらしい。あいつは料理は上手く、料理に関係することなら器用に熟せるというのに、なぜかこういったことに関しては不器用だ。
「て、手が痺れる……ッ。で、でも、こんな汚い形の髪じゃあ、リゾットとのデートに行きたくない……ッ!でも、でも……早くしなきゃあ、リゾットが待ってるッ」
ここで待っているがな。そう心の中だけで呟き、綺麗に髪を結い上げようと懸命になっているあいつを見つめる。
「や、やっとできた……ッ!メイクはリゾットが仕事をしてる時に直したし、他におかしいところはないよね。よしッ」
髪を結うだけで十分。どうやら満足いくものになったらしく、あいつは前後、右左と、念入りに鏡で自分の格好を確認してから部屋を出た。
「あれ?リゾット?」
「なんだ」
「うわッ!び、吃驚した。リビングにいると思ってた……」
「少し……外に出ていた」
「外?」
「ああ……」
「待たせちゃってごめんね。デートに行こう!」
「……」
「リゾット?」
「……綺麗だ」
「え?え、あの、ほ、本当?」
「今、嘘を吐く必要があるか?」
「……う、嬉しいッ!本当に綺麗?似合ってる?」
「ああ」
「リゾットに褒められるの凄く嬉しいッ!やったー!ありがとう!」リゾット
メローネはあの子にピアスを開ける
20230602(金)01:44sssネタ募集企画より「メローネにピアスを開けてもらう夢」
「メローネ。お願いがあるの」
「ん?なんだい?」
「ピアスを開けて欲しいの」
「ピアス?」
「うん」
「前に『痛いから嫌だ』と言ってたじゃあないか。どうしたんだ?」
「……ちょっとは、お、女らしくしようと思って」
「ああ、なるほど。その一歩としてピアスを開けようとしたのか。おまえ、ネックレスは首が擽ったいだとか、腕や指に何かを付けるのも気持ち悪がって喚いてたもんな。パーティーに潜入する時」
「……」
「昨日、プロシュートに言われたことが気になってるのか?『女らしくねえ』って」
「煩いなッ!手伝うの?手伝わないの?」
「頼む側のくせに態度がデカいな。まあ、いいぜ。ほら、こっちに来いよ。道具は持って来たのか?」
「これでいいんでしょ?」
「良し。じゃあ、ほら、耳を出せよ」
「はい」
「……」
「……」
「……」
「メローネ?」
「おまえ、いい耳をしていたんだな」
「……は?」
「耳朶が厚過ぎも薄過ぎもしていない。耳介の形も綺麗だ」
「……ひッ」
「今からこの耳に穴を開けるのか。少し勿体ない気もするが、ピアスもきっと似合う」
「さ、触り方が……ッ!触り方がなんかおかしいッ!ちょっと離れろッ!」
「何だよ。暴れるな。失敗をしたらどうする」
「ベタベタと触り過ぎッ!それと独り言が多いッ!い、いらないッ!もう開けなくていいッ!」
「開けたいんだろ?開けてやるって言ってるじゃあねーか」
「いらないってば!」
「意見がコロコロ変わるヤツだな」
その後、ホルマジオに開けてもらった。メローネ
あの子は空条承太郎を殺したい
20230601(木)03:03sssネタ募集企画より「悪い大人承太郎を殺そうと近づいた夢主が逆に追い詰められて逃げられなくなる話」
※6部の悪い大人承太郎、ちょっと暴力
神父様の指示で、わたしは空条承太郎という男に偶然を装って近付いた。相手は慎重で疑い深く、勘のいい男だと神父様から聞いていた。その通りで、中々に相手はこちらに気を許さなかった。しかし、神父様から授かった「殺せ」という目的は何としてでも果たさなければならない。だって、そうしなければ、敬愛する神父様からせっかく得ている信頼を失くしてしまうから。彼から愛されることもなくなってしまう。わざわざ神父様がわたしの出所を早めてくれたんだ。なんとしてでも空条承太郎に隙を作らせてやる。
わたしのスタンド能力は、わたし自身の手が触れた対象を操る能力。同時に別の物を二つは操れない。壁に触れたら壁全体を、人間に触れたらその相手を一人、自由に操ることができる。操っている間は、対象が生物であるなら意志すらも支配できる。一方、スタンドは本体であるわたしから二メートルも離れられない。そのくせにパワーもない。だからわざと「触れるのも触れられるのも苦手な人間」を演じた。警戒心の強い相手なら、こちらも壁を作って距離を取っていると見せ付けた方がいい。それでゆっくりと相手との関係を作って、どちらも歩み寄る。焦って急接近しても、わたしの「触れなければ発動しない能力」では空条承太郎には勝てない。近付かなければ。空条承太郎が自然とわたしに触れられるのを許すまで。
わたしが徐々に慣れて来たという様子を見せて、空条承太郎と距離を縮め、この日、やっとその身体に触れられるまでに近付けた。触れたって違和感のない、それほど親しい間。別に親友や恋人ってわけじゃあないけど、仲のいい隣人になら触れられてもおかしいとは思わない。わたしは手を伸ばし、空条承太郎の腕に触れようとした。「あの、ちょっと聞きたいことが」なんて言って。
しかし、わたしはそこで気付く。間違っていたと、甘かったと。わたしの手は空条承太郎に触れることはなく、反対に掴み上げられてしまった。
「君は刑務所にいたらしいな。殺人……にしては、妙に早い出所だ。オレに近付いたのは、何が目的だ?」
「ぐ……ッ!離せ、クソ野郎……ッ!」
「随分と言葉が悪くなったな。さっきまでは、しおらしかったのに」
次の瞬間、気付けばわたしはうつ伏せに倒れていて、その上に空条承太郎が被さっていた。両腕は彼のスタンドによって拘束されている。折られてしまう。それくらいの容赦ない力で。
「途中までは良く出来ていた。だが、オレに触れようとした一瞬、君はまるで狙っていた獲物に襲い掛かる肉食獣のような目をしていた」
「い、痛い……ッ!離せって言ってるだろッ!」
「残念だ。いや、君への言葉じゃあない。オレ自身への言葉だ。ほんの少し、浮かれていた」
耳元で囁かれる言葉。喉に這う手。
「しかし、利用するなら利用されることも覚悟をすることだ」
項に感じたのは、空条承太郎の唇の感触だった。
プッチは夢主の恋心を利用してたらいいな。意志すら自由に操る能力があってもプッチに使えなかったのは、ちゃんと愛されたかったから。スタンド、その他5部、他部
ある兄弟はある女子囚を取り合う
20230529(月)02:39sssネタ募集企画より「夢主を巡ってプッチVSウェザー。平和な刑務所でわちゃわちゃ。」
※平和な刑務所
徐倫おねえちゃんから最近紹介された女子囚は、なんだかちょっぴり鈍い人だった。ウェザー・リポートはその人が『好き』らしい。らしいってのは、本人にちゃんと聞いたわけじゃあないからそういう表現になるんだけれど、でも、きっとウェザー・リポートは彼女が好きだ。それくらい分かり易く彼女を何かと気に掛けている。アナスイでさえ「やり過ぎだ」なんて言って顰め面を浮かべるくらいだ。それなのに、彼女は気付いていない。
「……わたしはおまえを呼んだ覚えはないのだが?ウェザー・リポート。ついでに言えば、おまえの後ろのヤツらもだ。わたしは彼女に掃除を手伝って欲しいと言ったはずだ」
「人手は多い方が早く終わるんじゃあないのか?後ろ……徐倫とエンポリオは勝手に付いて来ただけだ。……それに、囚人に手を出すってのは、神父のすることか?」
「手を出すとは心外だな」
「何かと理由を付けて彼女を呼び出しているくせによく言う」
「その度に呼ばれてもいないのに付いて来るヤツに言われたくないな」
十分前、彼女は言った。「神父様に掃除を手伝って欲しいと言われた」と。礼拝堂に行こうとする彼女を止めて、「オレも行く」と言ったのは勿論ウェザー・リポート。彼女は「ありがとう」と言ってウェザー・リポートと並んで一緒に礼拝堂に向かった。ぼくと徐倫おねえちゃんは、そんな二人の後を付いて来たんだ。心配だってことで。だって、神父とウェザー・リポートは何だか凄く仲が悪い。元からそうなんだけど、彼女が間に入るといつも以上に険悪になる。そして、やっぱり睨み合う二人。言葉での喧嘩を繰り広げる彼らの横で、彼女は眉を垂らして二人を見つめて、こそこそとぼくたちの方へとやって来た。
「ねえ。徐倫、エンポリオ。神父様とウェザー、今日はなんだかピリピリしてるね」
「今日はって……。いつもだけど」
「喧嘩でもしたのかな?」
「だから、いつもしてるでしょ。喧嘩なんて。そもそも仲が悪いし」
「え、そうなの?結構話してるから、仲がいいと思ってた……」
「あんたね……」
「それに、神父様のところに行く時、いつもウェザーが付いて行きたがるから……」
「相変わらずね」
「何が?」
「何でもないわ。ねえ、ちょっと。あんた、あの二人をどう思ってるの?」
「どうって?」
「好きとか、嫌いとか。魅力的なのはどっちか……とか」
「神父様もウェザーも好きだよ」
そう言った彼女は笑っていた。いつも通り、可愛らしく。でも、彼女の「好き」はぼくたちが考える「好き」とは違うんだろうな。徐倫おねえちゃんもそれを知っている。もう既に徐倫おねえちゃんの表情は歪んでいた。
「二人とも話していて楽しいし。わ、わたしは友達だと思ってたけれど、まさか二人はわたしのことを友達だと思ってない?そう思ってたのはわたしだけ?い、一方的に友達と思ってて迷惑かな……?もしかして二人はわたしのことは友達だなんて思っていなくて、ただの知り合いだと思ってたり……」
徐倫おねえちゃんは溜息を吐いた。ぼくも吐いた。彼女の勘違いは違う方向に突き進もうとしている。一人で頭を抱えて「馴れ馴れしかったかな」「嫌だったかな」と独り言を漏らす彼女。なんだかちょっぴり、神父とウェザー・リポートが可哀相になった。
「やれやれだわ」
この双子に挟まれるお話が好きです。年齢も魅力的で、大人という立場から女の子を甘やかしたり、上手く自分へと誘導したりしてそう。
vs、ごちゃまぜスタンド、その他5部、他部
トリッシュ・ウナは一目惚れをする2
20230524(水)06:54sssネタ募集企画より「トリッシュ・ウナは一目惚れをするの続き」
※トリッシュ→夢主の百合、原作の殺伐さはどこにもない
「バカか、おまえは……ッ!敵の仲間を堂々とここまで案内するなんて……ッ!」
「だ、だってさ、フーゴッ!オレじゃあどうすることもできなかったんだってッ!あれを見てよッ!」
「……」
「パンナコッタ・フーゴ!トリッシュをわたしから離せッ!こいつ、さっきからベタベタと……ッ!」
「……何なんですか、あれ」
「だから言っただろ。トリッシュがあの女に引っ付いて離れないって……」
「その荷物は?」
「トリッシュがあの女に着せるんだって煩いんだよ。服が地味なのと、髪をちゃんと整えてないのが気に食わないって聞かないんだ」
「(……敵相手に何してんだ)」
「本当に綺麗な顔。身長が低いのがちょっぴり残念だけど、頭が小さいし手足も長くて腰の位置も高いから、それでもとってもバランスがいいわ。ちょっと、ねえ、これを着て。髪も整えてあげるから」
「触るなッ!ちょ、ちょっと……ッ!ぬ、脱がそうとしないでッ!やだ……ッ!」
「あ、ありえないわッ!あんた、なんで男物の下着を穿いているのよッ!それにブラジャーは付けてないのッ!?」
「触るなって言ってるでしょ……ッ!」
「(ぼくたちは何を見せられているんだ)」
「フーゴ……。オレさ、あの女が悪いヤツに見えなくなってきた。だって、ほら、泣きそうになってる」
「どこにでもバカなヤツっているんですね」
「助ける?」
「面倒なので放っておきましょう。あの女をそこに置いておけば、トリッシュも暫くは大人しくなるでしょうし」
「た、助けろ、パンナコッタ・フーゴ!ナランチャ・ギルガ!」
小さい頃にリゾットに拾われて、そういう教育をちゃんと受けずに育ち、メローネやプロシュートに女としての振る舞いや格好を教え込まれるも「嫌だ(下着は窮屈だし、ヒラヒラした服は動き難いし、女々しさなんて要らない)」と突っぱねてた代償。
トリッシュ