short short short!
短編にすらならない夢。ただの会話文とか。
更新履歴にも載らない。
更新履歴にも載らない。
記事一覧
グイード・ミスタの同僚は願っている
20230806(日)02:14「ん?」
「どうしたの?フーゴ」
「あれ、ミスタじゃあないですか?ほら、女性と一緒にあの店の角に立ってる……」
「あ、本当だ。ミスタ……と誰だろう、あの女の人」
「ミスタのことだ。どうせ声を掛けてるんですよ。見れば直ぐ分かる。あいつ、顔に出やすいですから。食事にでも誘ってるんでしょうね」
「よし、断られろッ」
「……もう少し隠したらどうですか」
「自分の好きな人が他の女に声を掛けて上手くいって欲しいなんて誰が思うの!?」
「そんなに堂々と言うことかってぼくは言っているんです」
「で、でも、まあ、ミスタのああいうやつの成功率、低いからね」
「凄く焦っているように見えますが。……そろそろ行きますよ。早く戻らないと、またアバッキオに文句を言われる」
「嫌!帰らない!まだいる!」
「ガキか、あんた。駄々をこねてないで、さっさと行くぞ」
「帰ったぜ」
「あ、ミスタ!お帰り!」
「(ついさっきまで不機嫌だったのに、こいつもこいつで本当に分かり易い人だ)」
「帰る途中でスゲー美人な女の子を見つけて、『一緒に飯でもどう?』って声を掛けたんだけどよ~……」
「え?なに?断られた?断られたよね?断られたでしょ?」
「おまえ、何で嬉しそうにしてんだよ……ッ」
「断られたのかって聞いてるんだけど?」
「ああ、ああッ!断られたよッ!『ブチャラティさんのチームの人でしょ?彼を紹介して』って言われてなッ!」
「よしッ」
「おまえ、今『よしッ』って言わなかったか?」
「ううん!言ってないよ!元気出しなよ、ミスタ!ミスタの良さを分からない、見る目のない女なんてダメだって!ミスタには……も、もっと、いい人がいるよッ!」
「自分を指差して言うことですか?」
「黙ってて、フーゴ!」
「その女、美人で胸もデカくて最高にイイ女だったのに……。ブチャラティ相手なら敵わねーよ」
「美人じゃあなく、貧乳だけど、強くて一途で、イイ女がいるよ!」
「(ミスタも肝心なところでは鈍感なんだよな)」ミスタ
ジョルノ・ジョバァーナはたった一人でいたい
20230805(土)02:27※病んでるジョルノ
「初流乃くんさえいてくれればいい」と言ったのは、八年前の彼女だった。友人を作るのが苦手な彼女は、いつも一人で本を読んで過ごしていた。ぼくはそんな彼女に声を掛けた。まだ覚えている。「なんの本を読んでるの?」と言ったのを。その頃はぼくも友人が少なかったし、なんだかもっと幼いころの自分を見ているようで、放ってはおけないと思ってしまっていた。それから、彼女を見掛ける度に話しかけ、ゆっくりとだが仲良くなっていった。すると、街や学校でぼくを見付けると「初流乃くん」と言ってどこか控え目に笑いながら駆け寄り、その日にあったちょっと嬉しいこととか、悲しいこととか、宿題が難しいとか。そんなことを話すようになった。
他の誰でもなくぼくだけに近付いて笑い、たぶんぼくが思っている以上に不器用な彼女がぼくのために懸命に話を繋げようとする。無防備に全てをぼくに委ねる彼女が可愛らしいと思えたんだ。ぼくは彼女とこれからもずっと一緒にいるつもりだったし、彼女もそうだと思っていた。彼女はぼくだけを見てくれると信じていた。
学年が上がっていくにつれ、彼女には友人が増えていった。人が一日に持っている時間は決まっているし、限りがある。選択肢が増えれば増えるほど、何かへ注ぐ時間は減っていってしまう。彼女と遊ぶ約束を結ぶことも次第に難しくなっていき、ぼくとの時間は減っていった。
彼女は言ったはずだ。「初流乃くんさえいてくれればいい」と。それなのに、彼女は他の友人たちと一緒にいる時、ぼくと一緒にいる時と変わらない笑顔を見せている。「初流乃くん」と呼んでいた愛らしい唇からは、他の人の名前が出て来るようになった。本当は……本当なら、喜ぶべきことなのだろう。だけど、ぼくは少しも喜ぶことができなかった。むしろ、彼女がぼくから離れていってしまったことに憤りを感じてしまったのだ。
ぼくと同じ中学校に入った彼女は、また一人になった。あれだけ彼女のことを「友人」と呼んでいた人たちは今はいない。みんな彼女の前から逃げるように去って行く。そんな中でぼくは彼女に近付いた。あの日のように。もう一度、また彼女にとっての唯一になろうと。だけど、彼女はぼくにただ怯えるだけで、笑ってはくれなかった。
ジョルノ
トリッシュ・ウナはあの子がお気に入り
20230803(木)01:04※百合(トリッシュ→夢主)
「おッ。おまえ、徴収おわ……って、トリッシュもいるじゃあねーか」
「あたしがいちゃあ悪い?」
「悪くはねーけどよ……」
「別にミスタには関係ないでしょ」
「ミスタも徴収の帰り?わたしもさっき徴収が終わったんだ。最後のお店でトリッシュと偶然会って話してたところなの」
「偶然?昨日も同じ偶然があった気がするけど、オレの勘違いか?」
「勘違いよ」
「ん?そう言われればそうだね」
「それに、その前もだ。マジに偶然か?」
「偶然に決まってるじゃあない。ねえ?」
「偶然だよ!だって、徴収に行くとか巡回に行くとか、誰にも話してないし」
「ほらね」
「(こいつ本当に騙されやすいな)」
「何よ、その目。あたしを疑ってるの?ミスタ」
「……いいや?」
「そうだ、ミスタ!今度一緒に海に行くって約束をしたでしょ?昨日やっと水着を買ったよ!あと浮き輪も買った!」
「海?なに、その話。あたし聞いてないわ」
「そりゃあ話してねーし……って痛ェ!」
「ミスタ、下心が見えてるわよ」
「(足を踏みやがった……ッ。しかも、ブーツの踵でッ)」
「あたしも海に行っていい?一緒に。三人で」
「わたしはいいけど……ミスタは?誘ってくれたのはミスタだから、任せるよ」
「…………い、いいぜ。どうせダメだって言っても付いて来るんだろ……」
「いつ行く予定なの?」
「次の水曜日!楽しみだね!」
「そうね。楽しみね」
「(クッソ~……ッ。せっかくデートを取り付けたってのにッ)」
ミスタvsトリッシュな感じ。
ミスタトリッシュvs、ごちゃまぜ
レオーネ・アバッキオは本当は気になっている
20230801(火)00:54「何だよ。あいつに惚れてんなら、あんな態度じゃあなくもっと優しくしてやれよ」
飯を食っている最中、ミスタがオレに言った。あいつというのは、数か月前にブチャラティのチームに入った女。どういう経緯でギャングに入団したのかは知らねーが、明らかにギャングには見えねーような女だし、仕事ぶりもやっぱり向いてねーとオレは思っていた。ギャングとなれば、それなりに荒っぽいことだってするし、そんなことに巻き込まれたりも、こっちから突っ込んでいくこともある。
だが、あいつはいつもいつもビビっちまって、目の前で争い事が起ころうものなら震えるだけだった。ブチャラティは「これから慣れていく」とか言うが、慣れるとかそんなことじゃあなく、足を引っ張るし、怪我なんかされちゃあこっちが迷惑だ。スタンドは使えるが戦闘向きじゃあねーし、腕っ節も女のそれだ。さっさと普通の世界に戻った方がいい。それをミスタに言えば、「やっぱり惚れてんじゃあねーか」と笑いやがった。
「惚れてねーよ。あんな女に。チビだし、ガキみてーじゃあねーか」
「ヒヒッ。自覚がねーってか。あいつのことをよく見てるくせによォ~。徴収から帰って来た時も、何かあったら一番に気付いてるだろ。体調が悪い時だってそうだ。オレたちの中で一番あいつのことを心配してる」
「……目に付くだけだ」
「だから、それが惚れてんだって。アバッキオ。おまえ、意外と鈍いな~」
調子に乗って揶揄って来るミスタに眉が跳ねた。そんなに仕返しが欲しいのかと、テーブルの下でミスタの野郎の脚を蹴れば、悲鳴を上げて突っ伏した。
「……惚れてねーよ」
そう呟いて、自分自身に言い聞かせた。
アバッキオは素直じゃなく、惚れても暫くは認めないけど、恋人になったら相手を結構甘やかすし尽くすタイプだと思う(でもSっ気があって相手を揶揄ったりいじる)。アバッキオ
ジョルノ・ジョバァーナはあの子を祭りに連れて行く
20230731(月)17:22日本に初めて来た同僚イタリア人夢主
「これが日本のお祭り……ッ。いっぱいお店があるッ」
「結構混むので、逸れないように手を繋ぎましょうか」
「ジョルノ、あれなに?」
「あれは射的です。玩具の銃で的を倒したら景品が貰えるんです」
「しゃてき……」
「何か欲しい景品でもあるんですか?」
「わたし、射撃は苦手だから……。ミスタがいれば確実なんだけどね。それかアバッキオ」
「ぼくも射的はあの二人ほど得意ではないですが、欲しい物があれば取りますよ」
「ううん。大丈夫!あ、あれ何?あのバナナが置いてあるところ!」
「あれはチョコバナナと言って、バナナにチョコを掛けたものです」
「美味しそう!」
「食べてみますか?」
「うん!」
「では、買いますね」
「それが日本のお金?面白いね」
「そうでしょうか?……はい、どうぞ」
「グラッツェ!わッ、美味しいッ!」
「それは良かった。次はどの店に行きましょうか?」
「あそこ!タコの絵が書いてあるところ!いい匂いがするの!あれは何?何だか丸いやつにソースとふにゃふにゃしたのが掛かってるけれど……」
「あれはタコ焼きと言って、小麦粉を使った生地を丸く焼いたものにタコが入っているんです。それにソースや鰹節……魚を乾燥させて削ったものを掛けています」
「たこやき……。美味しそう!ジョルノはたこやき食べられる?一緒に食べようよッ」
「ええ、いいですよ。タコは好きですし」
「これがかつおぶし……?ふわふわ!踊ってるみたいッ!」
「すみません。1パックください」
「はい、1パックね。観光で来たの?」
「ええ、まあ。仕事も兼ねた観光です」
「どこの国?」
「イタリアです」
「へえ、イタリア!お兄ちゃん、日本語が上手いね」
「母が日本人なので」
「なるほど。それにしても可愛い恋人だね。羨ましいよ」
「ありがとうございます」
「ジョルノ。お店の人、なんて言ってるの?」
「内緒です。では、あっちの方で食べましょうか。座るところがあるので」
「うん!」
恋人同士だと思われて嬉しいジョルノ(本当はまだ同僚)。ジョルノ
リゾット・ネエロは動物園に行く2
20230730(日)00:53「ズルい……」
「何がだ」
「わたし、思うんです。動物って歩いたり、ゴロゴロしたり、ご飯を食べてるだけで『可愛い』って言われるじゃあないですか」
「おまえもついさっき言っていただろ。忘れたのか?」
「それがズルいです。わたしたち人間はそんな事で『可愛い』って言われませんよ」
「そんなことか……」
「あ、このジェラート美味しい!ミルクが濃厚ッ!」
「……」
「そもそもご飯を食べているだけで可愛いって反則ですよね。当たり前の行動なのに」
「(溶けそうなところを先に食べようとしているのか……)」
「あああ……ッ。と、溶けて来るッ。急がないと……ッ」
「(ジェラートを一つ食べるのにも騒いでいる……)」
「ごちそうさま!美味しかった!えっと……ゴミ箱は……。あった!リゾットさん。ゴミを捨てて来ます!」
「(歩く姿が何かに似ている……。ネズミ……いや、ここに来る前に見たプレーリードッグとかいう動物だ)」
「リゾットさん。グッズ売り場は絶対に行きましょう!みんなにお土産を買って自慢したいです!動物園に行ったって!」
「言っておくが、そんなことはあいつらにとって自慢にはならない」
「ギアッチョさんにペンギンの帽子を買って行ったら怒りますかね」
「(食べる姿、歩く姿……が可愛い、か)」
「メローネさんは何を買って行っても特に反応はしなさそうですね。つまんない」
「なるほど」
「どうしたんですか?リゾットさん」
「何でもない」
動物も人間も好きだから可愛いと思える話。リゾット
リゾット・ネエロは動物園に行く1
20230726(水)07:01「リゾットさん!次のデート、動物園に行きましょう!」
「動物園?突然なんだ」
「わたし、マレーバクが見たいんです!」
「マレー……?」
「マレーバクです!」
「……分かった」
「何でバクなんだよ。普通、キリンとかゾウを見たいって言うだろ」
「ホルマジオさんは分かってない。マレーバクはですね……。あ、やっぱりいいです。とにかく、わたしマレーバクが見たいんです。リゾットさん、行きましょうよ!」
「分かったと言っているだろ」
「わー!見てください、リゾットさん!マレーバク、可愛いですッ!」
「……」
「も、もっと近付いて来てくれないかな……。あ、来たッ!こっちに来てくれましたよ、リゾットさん!親子ですよ、可愛いッ!」
「……」
「て、あッ。に、逃げちゃった……。なんか怯えていたように見えたなあ……」
「……あれのどこがいい?」
「バクって、優しくて穏やかな性格なんですよ。結構人懐こくて甘えん坊だったりするらしいです」
「それがどうした」
「何だかリゾットさんに似ていませんか?白黒の身体も、リゾットさんの服に似てます。リゾットさんって見た目はクロヒョウっぽいですが、仲間思いでとても優しいですもん。マレーバクっぽいなと。だから、わたしはマレーバクが好きなんです。あ、甘えてくるところもリゾットさんに似てます」
「……甘えてくるのはおまえだ」
「えー。リゾットさんも結構甘えてくるじゃあないですか。あ、またこっちに来た!可愛いッ!リゾットさん、こっちに来ましたよ!」
「見れば分かるから騒ぐな」
続くリゾット
ギアッチョは頼りにされている
20230725(火)00:18※アホの子な夢主
「ギアッチョさん!この水を凍らせてください!暑くて死にそうですッ!冷凍庫に氷が一個もないんですよッ!」
「はあ!?てめー、オレを何だと思ってんだァ~!?冷凍庫か?製氷機かッ!?」
「ハッキリ言ってそうですねッ!痛……ッ!」
「このバカ女が……ッ」
「でも、ギアッチョさんにしか出来ませんし……」
「冷凍庫に突っ込んでおけッ!」
「時間かかるじゃあないですか。今すぐに氷が欲しいんです!冷たいジュースが飲みたいんです!」
「知らねーよォ~……ッ!」
「ギアッチョさん以外に誰に頼めって言うんですか。ギアッチョさんの能力は、この時期にピッタリなんですよ。むしろ春と秋と冬は勘弁して欲しいというか……」
「てめー……ッ」
「お願いします、ギアッチョさん!水を氷に……」
「じゃあ、お望み通り凍らせてやるぜッ!ついでに、クソみてーにバカなおまえもな~ッ!」
「……ギアッチョさんのせいで風邪を引いた!最悪ッ!」
「おまえがバカだからだろ」
「もうちょっと能力をコントロールしてくださいよ。水以外も凍っちゃったじゃあないですか。……そのせいでリーダーに怒られるし。それも、わたしだけ」
「事実、おまえのせいなんだから当然だ」
「熱が38.5度もあるんですよ、ほらッ。見てください、この体温計ッ」
「その割には元気じゃあねーか……ッ」
「ううッ。か、身体が熱いッ。このただでさえ蒸し暑い時期に……ッ」
「熱が出ていても言いたい放題だな、おまえ。ったく、これを使って黙って寝てろバカ女」
「ひいッ!つ、冷たいッ!何ですか、これ。あ、中に氷が入ってる」
「頭の下に敷いておけ」
「冷たくて気持ちいい!これ、ギアッチョさんが作ってくれたんですか?」
「任務が詰まってんだ。早く治せ」
「わたしが風邪を引いたのはギアッチョさんの……痛ッ!びょ、病人相手に暴力を振るうなんてッ」
「マジに病人なら口を閉じろッ!」
ギアッチョ
プロシュートとペッシは昔のあの子に会う
20230724(月)04:15※一方通行シリーズ
「……あ、兄貴。そのガキはどうしたんです?」
「あいつだ。相手のスタンド能力でガキの頃に戻っちまった。見た目だけじゃあなく、中身もな。一定時間が過ぎると戻るらしいが、それまではこのままだ」
「そう言われてみれば、面影がありますね」
「おにーちゃん、おなまえは?」
「え?あ、ああ、オレはペッシだ」
「ペッシおにーちゃん!よろしくね!」
「……よ、よろしくな」
「ペッシおにーちゃん、あくしゅ!」
「(こうやって普通にしていれば可愛いんだけどな……)」
「おい。なに赤くなってんだ?ええ?」
「いや、その……ッ。な、なんでもないですッ。あの、兄貴……。こいつ、どうするんですか?」
「アジトまで連れて行く。このまま連れ歩いても仕方がねえ」
「(まあ、警官に呼び止められそうだしな。この状態は)」
「プロシュート。まだつかないの?」
「まだだ。歩き難いからあまり引っ付くな」
「(ああ言ってるわりに、兄貴の歩く速度が遅い……。一応、気ィ使ってんだな)」
「プロシュート、つかれた……」
「チッ。これだからガキは面倒くせーんだ」
「だっこ!」
「……分かったからデケー声を出すな」
「(兄貴が……ガキを抱っこしてる。自分にとって気に食わねーと、ガキ相手にも厳しいあの兄貴が……)」
「おい、髪を掴むな。崩れちまうだろ」
「プロシュートのかみ、キレーだね。それに、いいにおい」
「……」
「プロシュートっておんなのひとにモテるでしょ」
「(こいつ、マセたガキだったんだな。よ、想像通りってところか)」
「ねえ、モテる?」
「……どうだかな」
「こいびとは?」
「いねーよ、そんなモン」
「じゃあ、わたしがおおきくなったらプロシュートのこいびとになってあげるッ」
「何で偉そうに言ってんだ。ガキなんか趣味じゃあねーよ」
「オトナになったらだもんッ」
「何年先の話だ。ふざけんな」
「すぐにオトナになるもんッ」
「……そんなに言うなら、その言葉、忘れるんじゃあねーぞ。てめーが言ったんだからな」
「……あれ?わたし、いつの間に帰って来たんだろう……」
「やっと戻ったか。手間を掛けさせやがって」
「え?なに?」
「何でもねえ」
「ところでプロシュート。ペッシくんは?」
「とっくに帰った。二時間も前にな」
「そんな……ッ!」
「おまえが寝てたせいだろ」
「一緒にご飯食べようって誘いたかったのに……ッ!二時間前なら追い駆けても無理だよね。あーあ、せっかくのペッシくんとのデートが……ッ。プロシュートってば、寝てたなら起こしてよッ!」
「……」
「そういえば髪がぐしゃぐしゃだよ、プロシュート。珍しいね」
「誰のせいだと思ってんだ」
「だれ?」
「……」
プロシュートペッシ
DIOはあの子を嬲りたい
20230722(土)01:52※微裏
「さあ、返事は?」
背後から聞こえて来た声に、女が肩を震わせた。聴覚に溶け込む色香と恐怖。低音の中に混じる甘たるさ。そんな男の声に、女の華奢な身体は強張りを帯びていった。男は女の反応に、見惚れてしまうほどに美しい角度で口端を持ち上げ、女の後頭部にその鍛え抜かれた胸板を押し付けると、そのまま項を湾曲させて彼女の顔を覗き込んだ。分厚い皮膚が覆う大きな右手が女の腰に這い、腹へと回って肋骨をなぞりながら、女性らしい膨らみを持つ胸部を撫でる。クツクツと、実に楽し気に喉を擦る男の笑声。女は一度歯を食いしばり、男を見上げて険しい表情を返した。
「強情だな。たった一言『分かりました』と言って、身を委ねれば良いというのに」
「……だ、誰があなたなんかッ」
男の左手が女の顎を掴んだ。頬に食い込む指は、その裏側に並ぶ歯を締め付ける。痛みに眉を歪めた女は、離せと言わんばかりに男の腕に爪を立てた。しかし、そんな抵抗も、男にとっては本当に幼い猫が甘く噛み付いてくる程度にすらもならない。むしろ、男は指に込めていた力を更に強くし、白い歯を覗かせてゆっくりと目を細めた。
「おまえは勘違いをしていないか?わたしはおまえの意志を確認しているわけじゃあない。おまえの口からただ聞きたいだけなのだ」
「……ッ」
「わたしを受け入れろ。そして、わたしを愛せ」
「い、嫌だって……言ってるでしょッ」
「あんな男にまだ未練を持つのか?あんなにも弱く、頼りなく、つまらない男が。おまえを守ることさえ……いや、わたしにほんの少しでも言葉で噛み付く威勢すら見せることなく死んだ男が……」
漸く離れた男の左手。それは指先だけで顎の先端に触れると、顎下から喉に下り、そして鎖骨にかけてをするすると撫でた。
「次はおまえから何を奪ってやろうか。家族か?それとも友人がマシか?どちらにしようか。んん?」
「この……ッ、クズ野郎ッ」
「口の悪い女だ。まだまだ躾が足りないようだな。まったく……手の掛かるやつだ」
男は明らかな愉悦を含んでいた。その巨躯、発達した筋肉、長く太い腕で女をシーツにうつ伏せに縫い付け、震える背中に被さると、髪に隠れる首筋に鼻先を埋めた。
スタンド、その他5部、他部