私は自分の後ろの席でぐーすか寝ている流川の肩をゆすり、起こしている。

もうお昼休みも終わり、午後からの授業が始まる。
一応私はバスケ部マネージャーとして、注意勧告をしているのだ。

窓際の私達の席には優しい風が吹く。

するとその時ムクっと流川が顔を上げた。

流川は風で揺れていたカーテンをつかみ、2人を包み込み……
そっと私にキスをした。