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あなたの名前
今日はお疲れ様でした!
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神
うん、お疲れ様
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私は今仕事の飲み会の帰り道を歩いている。
隣には憧れの先輩、神さん。
帰り道が同じの為、2人で帰っているのだ。 -
神
あ、あなたの苗字さん
まだ時間平気? -
あなたの名前
え?
大丈夫ですよ? -
神
ちょっと寄り道してかない?
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そう言ってやって来たのは星空が綺麗に見える、小高い丘だった。
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あなたの名前
わっ、ここすごいですね
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神
でしょ?
ここ実家の近くでさ -
空を見ながら話す神さんに私はドキドキが止まらない。
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神
高校生の頃
この場所見つけて
好きな子と来るのが夢
だったんだ -
あなたの名前
え?!
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神さんの意外な言葉に私は驚いてしまう。
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神
そんなに驚く事?
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あなたの名前
や、なんか神さんもフツーの男子高生だったんですね
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神
あはは
どんなイメージなの俺は -
暗がりの中うっすらと見える神さんの笑顔に正直私は星どろこではない。
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神
でも結局その夢叶えられないまま卒業しちゃったんだよね
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あなたの名前
あ、そうなんですね
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神さんはそう言いながらじっと私の顔を見つめてきたー。
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神
でも今
数年越しにその夢叶えたよ -
ーーーーーもう星空どろこではない。
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