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洋平
え、星?!
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あなたの名前
そう、私星を観るの好きなんだよねー
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職場で仲良くしている後輩の洋平に何気なく話すと、洋平はくつくつと肩を震わせ笑いだした。
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あなたの名前
なに?!
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洋平
や、なんか意外だなぁと思って
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あなたの名前
……それ失礼じゃない?
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ー後日ー
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洋平
あなたの名前さん、今日夜あいてる?
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あなたの名前
え?あいてるよ。
ご飯行く? -
洋平
いいとこ見つけたんだよ
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あなたの名前
なんてとこ?
何系なの?? -
洋平
ははは、違う違う
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洋平の答えを私は理解する事ができなかった。
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あなたの名前
え、ここってーーー
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仕事が終わり、軽くいつも行くご飯屋で夜ご飯を食べたあと私は洋平の車に乗せられ、とある場所へとやって来た。
そこはーーー -
あなたの名前
超綺麗……
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洋平
好きなんでしょ?星
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洋平はポン、と私の頭の上に軽く手を乗せる。
そこは星空がとても綺麗に見える小高い丘だった。
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あなたの名前
すごいねここ…
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洋平
喜んでもらえてよかったよ
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あなたの名前
……もしかして女の子と来たりした事あるの?
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洋平
ははははは!
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洋平はこれでもかと言うぐらい爆笑している。
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あなたの名前
そんなに笑うとこ?!
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洋平
ははは、ねぇよ。
誰かと来たのはあなたの名前さんとが初めてだよ -
あなたの名前
……え?
ホントに? -
洋平
ホントだって
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あなたの名前
えぇ~??
ホントかなぁ?? -
洋平
……あなたの名前さんはどっちであってほしい?
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星ではなく、私の目をジッと見つめてくる洋平に私は何も言えなくなった。
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洋平
いや、ごめん…。
俺かっこわりぃな
試すような事言ってる -
あなたの名前
洋平……
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洋平
俺、あなたの名前さんが好きだよ
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私は今日の星空を一生忘れることはないだろう。
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