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季節は冬に差し掛かり、外の寒さは強さを増す。
学校からの帰り道、私は大好きな信長と並んで歩く。 -
あなたの名前
くしゅん!!
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寒さにやられたのか、大きなクシャミをしてしまった。
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信長
寒くなってきたよなー
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信長はそう言いながら「ん」と手を差し出してきた。
もちろん私は自然にその手を握る。 -
信長
風邪ひいたら大変だからな!
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あなたの名前
大丈夫だよ
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信長
いや!
もしお前が休んだらオレが耐えられねぇ! -
そう言ってニカっと笑う信長に私の心はほっこり暖まるのだった。
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