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あなたの名前
はーなみちっ!
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体育館へと続く廊下。
私は大好きな人の後ろ姿を発見し、駆け寄る。 -
花道
あなたの名前さん!
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あなたの名前
今日も部活頑張ってね!
ちゃんと見てるから! -
花道
この天才を見ていてくれるんですか?!
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あなたの名前
当たり前じゃん!
大好きな彼氏だもん -
花道
か、彼氏……
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『彼氏』という言葉に感動している花道にクスクスと笑いが込み上げてくる。
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あなたの名前
あ、そだ!
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花道
ぬっ?!
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あなたの名前
はい、これ
差し入れだよ -
花道
おぉ!!!
ありがとうございます!! -
あなたの名前
ちょっと量多いからさ、バスケ部のみんなか洋平くんたちとわけてね
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花道
それはできませんよ!
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あなたの名前
え?!
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花道
だ、大好きな彼女からの差し入れですから……
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顔を真っ赤にして話す花道にこっちまで照れてしまう。
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花道
彼氏の特権です!!!
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ドンっ!!と自分の胸をグーで叩く花道に私は益々嬉しくなり、花道の腕へと絡みついた。
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花道
あなたの名前さん?!
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花道は自分の髪の色ぐらいに顔が真っ赤だ。
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あなたの名前
いいじゃん、彼女の特権です!!!
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