「文化祭」リョータの場合

  • リョータ

    おかえりなさいませ、お嬢様…ってあなたの名前ちゃん!

  • 今日は文化祭。
    ひとつ年上の彼氏であるリョータくんのクラスへと友達とやって来た。

  • あなたの名前

    執事姿やばい!
    超カッコイイ!!

  • リョータ

    へへ
    あんがと

  • リョータくんのクラスは執事喫茶をやると前々から聞いていたので、今日までずっと楽しみにしていた。

  • リョータ

    あなたの名前お嬢様に来てもらえるなんて
    嬉しいなぁ

  • すると向こうから「おい、宮城働けよ!」と声が聞こえてきた。

  • リョータ

    ちぇ

  • あなたの名前

    頑張ってね!

  • リョータくんは机の上でキュッと私の手を握る。そして私の耳元へと顔を近付けた。

  • リョータ

    後でゆっくりあなたの名前ちゃんだけの執事になるからね?

  • そう言ってこの場から去っていった。

  • ねえ
    宮城先輩エロくない?

  • あなたの名前

    そうなの
    色気やばいの、私の彼氏

  • ー文化祭後、リョータくんの部屋ー

  • リョータ

    あなたの名前ちゃん
    着たけど……

  • あなたの名前

    かっこいい
    エグい
    エロい

  • リョータ

    なんだよそれ

  • リョータくんに文化祭後で着ていた執事の衣装を、もう一度着てもらった。

  • あなたの名前

    もう好きすぎる

  • 私はそう言ってぎゅぅぅっとリョータくんに抱きつく。
    するとグッとそれを離された。

  • あなたの名前

    え…?

  • リョータ

    それじゃ見えないでしょ?

  • リョータくんはそう言ってそっと私をベッドへと押し倒した。

  • リョータ

    ねぇ
    もっと見て?
    オレのこと

  • ずっと見てるよ。
    これからもずっとーー。

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