-
三井
げっ!なんでお前来てんだよ!!
-
あなたの名前
彩子さんからの命令で、
ちゃんと三井さんが働いてるか偵察しに来ました!! -
三井
…ったく
-
今日は文化祭。
バスケ部マネージャーである私は、3年の三井さんがきちんと働いているか偵察……というのは口実で。。。 -
あなたの名前
(ホントは執事姿の三井さん見に来たかったんだよね)
-
片想いをしている三井さんのクラスが執事喫茶をやると聞いていたので、友達についてきもらって見に来たのだ。
-
あなたの名前
……顔だけイケメンぶり発揮してますね
-
三井
まーな!!
-
あなたの名前
褒めてませんよ
-
実際に三井さん目当てに来ている女子生徒は少なくなかった。
-
あなたの名前
ちゃんと紅茶いれてくれるんですね
-
三井
やんねーと安西先生にチクるって言われてんだよ
-
ぶつくさ言いながらも三井さんはきちんと丁寧に紅茶をいれてくれた。
-
あなたの名前
ん、美味しい!
-
三井
ったりめーだろ?!
誰がいれてやってると思ってんだよ! -
三井さんはニカッと笑い、私の頭をクシャクシャと雑に撫でた。
-
女1
三井ー!
これお願ーい! -
三井
へいへい
-
三井さんはクラスメイトに呼ばれ、この場を去ろうとした……が、何かを思い出したかのようにまた私の元へと戻ってきた。
-
あなたの名前
どうしたんですか?
-
三井
オレもう休憩入るから、
このあと一緒にまわろうぜ -
あなたの名前
え?!
-
三井
おめーに拒否権はねぇからな!
-
ずいっと顔を近付けた後、三井さんは満足そうにこの場から去っていった。
-
周りの女子生徒の視線が痛かったのは言うまでもない……。
タップで続きを読む