-
あなたの名前
はーい!
差し入れのアイスでーす! -
夏休みの体育館。
バスケ部マネージャーである私は、顧問の先生からもらったアイスをみんなに配った。 -
藤真
もっといいアイスなかったのかよ
-
あなたの名前
キャプテンが文句を言わない!!
-
藤真
あ!!
お前のやつ梨味じゃん! -
藤真はそう言ってパクっ!と1口私のアイスを奪った。
-
あなたの名前
ちょっと何すんのさ!!!
-
藤真
うるせぇな!
ほら、俺のも1口やるよ -
藤真はそう言って自分のアイスを私へと差し出した。
-
あなたの名前
…………
-
……食べれるわけなくない?
どう考えても恥ずかしいし。
-
すると藤真はニヤリと笑った。
-
藤真
恥ずかしんだろ、お前
-
あなたの名前
?!?!
-
藤真
はははは!
ホント可愛いよな、
そーゆーとこ -
そうして藤真は最後の1口を食べ、この場を去っていった。
その後私のアイスが溶けたのは言うまでもない。
タップで続きを読む