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信長
あなたの名前!
あなたの名前! -
朝一番、彼氏の信長が大きな声で私の教室へと入ってきた。
……クラスが違うのはもはや関係ないみたい。 -
あなたの名前
なに、どーしたの?
信長。 -
信長
なぁっ!
キスしよーぜ!!! -
信長の大きな声は教室中に響き渡り、クラスメイトは一斉に私たちの方へと視線を向ける。
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あなたの名前
はぁ?!?!?!
いきなり何言って…… -
信長
今日ってキスの日らしいぜ!
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あなたの名前
あぁ…それで……
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私は恥ずかしくなり、頭を抱える。
クラスメイトも少しずつ私たちから目を離し始める。 -
信長
たまにはお前からしてくれよぉ!
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あなたの名前
ちょっ!!!!!
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信長
いいじゃねぇか、たまには!!
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公衆の面前で何を言い出すんだと私はワナワナしたが、不貞腐れる信長を可愛いと思ってしまうのは重症なのだろう……。
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あなたの名前
あ、後でね!!!
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信長
よっしゃー!!
じゃあ、後でなー!! -
そう言って満面の笑みで信長は私の教室から出ていった。
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クラスメイト
(……どこでするんだろ)
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