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あなたの名前
え?!
仙道さんどうしたんですか?! -
部活が終わり、みんなが帰ったあと用がありまだ体育館に残っていた私は驚く。
帰ったはずの仙道さんが再登場したからだ。 -
仙道
いやー忘れ物しちゃってさ
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あなたの名前
そーなんですか
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仙道
あなたの名前ちゃんまだ帰らないの?
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あなたの名前
もうちょっとしたら帰りますよ!
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仙道
なんか手伝おうか?
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座っていた私の目の前に腰をおろし、顔を近づける仙道さんにドキリと鼓動が高鳴る。
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あなたの名前
だっ、大丈夫です!
もう終わります! -
仙道
なら、一緒に帰ろうか
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そして私達は2人で並んで帰り道を歩き始めた。
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あなたの名前
今日七夕ですね。
仙道さんはなんて願い事しますか? -
仙道
そうだなぁ……
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仙道さんは私の前にスっと立ち止まり、サラ…っと私の髪を撫でた。
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仙道
この髪も
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次にそっと私の頬に手を寄せる。
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仙道
ここも
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そして私の唇に触れる。
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仙道
全部欲しい
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あなたの名前
えっ……
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仙道
そろそろ俺にくれない?
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