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あなたの名前
今日って七夕なんだよね
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花道
そういえば
そうですね! -
私は彼氏である花道の部活を見学して、帰り道2人で並んで歩いている。
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あなたの名前
織姫と彦星って一年に1回しか会えないんだよね…
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花道
ぬっ?!
一年に1回ですか?! -
あなたの名前
そうそう!
辛すぎない?! -
すると花道は歩いている足をピタッと止め、私の両手を包み込むように握った。
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花道
たとえ俺とあなたの名前さんが、一年に1回しか会えなくなっても、俺は1日足りともあなたの名前さんを想わない日なんてありませんから!!!
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真っ赤になりながらも、真剣な瞳で私を見つめる花道。
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あなたの名前
そんな日が来ない事を願ってるね!
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花道
この天才にまかせてください!!
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ドン!!!っと力強く自分の胸を叩く花道にクスリと笑いがこぼれる。
そんな七夕の夜ーー。
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