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あなたの名前
一年に1回しか会えないと無理すぎません?!
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三井
あ?何の話だよ
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バスケ部のマネージャーであるあなたの名前は近くにいた三井に話しかけた。
主語もなく話し出したので、三井には通じていない。 -
あなたの名前
今日七夕じゃないですか
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三井
あぁ
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あなたの名前
織姫と彦星!
一年に1回しか会えないんですよ?! -
「無理無理」とあなたの名前は頭を振る。
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リョータ
俺なら無理だな
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あなたの名前
え?!
意外!!!
三井さんでもそんな風に思うんですね -
三井
だって今毎日会えてんのが年1になんだろ?
んなの無理…… -
三井は途中で目をキラキラさせているあなたの名前に気づき、口を紡いだ。
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あなたの名前
三井さん好きな人いるんですか?!
しかも同じ学校?! -
三井
い、いやっ……
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あなたの名前
誰?!誰ですか?!
クラスメイトさんですか?! -
三井
うるっせぇな!!
早く始めんぞ!!! -
顔を真っ赤にして慌てる三井を遠巻きで部員達は眺めている。
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リョータ
あれ気付いてないのあなたの名前ちゃんだけだよな……
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リョータの言葉に部員全員が頷いたのは言うまでもない。
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