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部活帰り、私は大好きな彼氏のリョータくんと並んで歩いている。
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あなたの名前
ねぇ、リョータくん?
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リョータ
なぁに?
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クイッとリョータくんの腕をつかみ、こちらへ引き寄せ頬に軽くチュッとキスをする。
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あなたの名前
きょ、今日はキスの日らしいから……その……
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自分からキスをするなんてほぼ初めてに近い。
顔から火が出そうになるというのはこういう事を言うのだ。
私は恥ずかしくなり、その場に立ちどまり俯く。 -
あなたの名前
(す…するんじゃなかった。)
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何も言わないリョータくんが気になり、私は不安そうに顔をあげる、と、
リョータくんの顔が近づきキスをされた。 -
リョータ
ねぇ、もう1回して?
今度はここに -
そう言ってリョータくんは自分の唇に人差し指を向けるのだった。
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