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あなたの名前
ねえねえ
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日曜日の午後、私は部活が午前中で終わった楓の家に遊びに来ている。
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あなたの名前
なんか気づかない?
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ベッドに寝転んでいる楓の腕をクイクイとつかみ、私は目をキラキラさせて尋ねる。
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流川
……ナニガ
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……予想はしてたよ?
きっと私が髪を切ったって気付かないって。
でもホントに予想通りで私はガックリとして、ベッドからおりる。 -
あなたの名前
だよねぇ、そうだよね
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するとぎゅっとベッドの上から伸びてきた、楓の腕の中に包まれる。
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流川
気付かないわけねー
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あなたの名前
ふふふ
感想は? -
流川
るせー
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私はクスクスして、後ろから抱き締められている楓の腕をぎゅっとつかむのだった。
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