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リョータ
ふぁーあ
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大きな欠伸をしながら、教室に入ってきたのは私の彼氏、宮城リョータ。
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あなたの名前
あ、リョータおはよ!
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リョータ
あなたの名前ちゃん!
おはよう!!! -
先程の気だるそうな欠伸顔から一転して、満面の笑みで挨拶をしてくれる。
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リョータ
ん?!
髪切った?! -
あなたの名前
あ…うん
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髪を切った後に彼氏に会うのはホントにドキドキする。
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リョータ
可愛いっ!!!
超似合ってる!!! -
あなたの名前
絶対言うと思った
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予想通りの言葉に私は嬉しかったが、半分呆れた。
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リョータ
あ、なに
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私に近づき、顔を覗き込んでくるリョータ。
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あなたの名前
な、なに?!
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リョータ
俺に可愛いって言われたくて切ったの?
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ニヤリと笑うリョータに私の心臓が跳ね上がったのは言うまでもない。
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