-
今日はホワイトデー。
私は今、バレンタインに告白した洋平くんと、2人で学校からの帰り道を歩いている。 -
洋平
はい、これお返し。
-
あなたの名前
あ、ありがとう…
-
洋平
でさ……
-
私は洋平くんの言葉の続きが怖くてぎゅっと目をつぶる。
-
洋平
クックック
-
その時笑い声が聞こえてきて、そっと目をあける。
すると、洋平くんは肩を震わせて笑っている。 -
あなたの名前
な、なんで笑ってんの?!
-
洋平
あ、悪い。
だって可愛すぎだろ。 -
あなたの名前
は?!
-
洋平
俺も好きだぜ
-
あなたの名前
えっ?!
-
洋平
バレンタインの時にすぐ返事したかったのにさ
-
あなたの名前
えっ…
-
洋平
『返事は来月のホワイトデーに!!』なんて言い逃げすんだもんなぁ
-
あなたの名前
だってあの時は怖く……
-
私の言葉は洋平くんの小さなキスによって遮られた。
-
洋平
俺1ヶ月我慢したんだから、覚悟してね?
タップで続きを読む