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牧さん!すみません!!遅れちゃって!!
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いや、今来たところだ。
そんなに慌てるな。 -
ありがとう…ございます。
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牧さんの言葉一つ一つが私の心臓の音を大きくする。
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浴衣、似合うじゃないか。
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ありがとうございます。牧さんも!!すごく…
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すごく?
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…素敵です
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そろそろ敬語はやめにしないか?
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えっ?
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もう先輩後輩、じゃないだろ?
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はっ…う、うん!
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牧さんは私の頭をポンと、軽くたたき
フッと笑う。 -
あまり俺を動揺させないでくれ。
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えぇっ?!動揺?!
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あまりかわいいことするな。
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?!?!?!
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これからもそんな顔を見せるのは私だけにしてね??牧さん。
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