-
あなたの名前
リョー……
-
ある日の休日。
彼氏のリョータとデートを約束していた私は、リョータの姿を見つけ声をかけようとしてそれをやめて慌てて物陰に隠れた。 -
女1
へぇ~
湘北なんだー -
女2
めちゃくちゃオシャレだよね
-
リョータ
あんがとー
-
そうです。
私が隠れたのはこーゆーこと。
彼氏のリョータは見知らぬ女の子たちと楽しそうに話をしてたのだ。 -
女1
これもなんかのエンだし
どっか遊び行かない? -
……逆ナン!?!?!
まさかの逆ナンだー!!! -
リョータ
ごめんね
オレ大好きな彼女と
待ち合わせしてるから -
女1
超ラブラブじゃん
-
女2
楽しんでねー
-
女の子たちはリョータに手を振りながら、
その場を去って行った。 -
あなたの名前
大好きな彼女の登場です
-
リョータ
あなたの名前ちゃん!
-
私は女の子たちがいなくなったのを見計らって、リョータへと駆け寄った。
-
リョータ
てか……
もしかして
聞いてた?! -
あなたの名前
さぁね~?
リョータが大好きな彼女にはなんでもお見通し
なんだよー -
リョータ
ねえ、オレは?!
オレの事は?! -
あなたの名前
……大好きに決まってん
じゃん! -
ずっとずっと大好き。
ずーーーっとね。
タップで続きを読む