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私の彼氏は2つ年上で、バスケ部に所属している三井寿という男です。
彼は見た目はイケメンで、バスケも上手なのでそこそこモテます。 -
女1
湘北の三井さんですよね?
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三井
おう
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女1
以前バスケの試合を見て
私ファンになったんです -
三井
おぉ、見る目あんな
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……今日は私とデートをする為の待ち合わせ場所で
逆ナンをされている三井さん。 -
三井
わりぃな
オレの彼女怒らせると面倒なんだよ -
そして女の子は三井さんと握手をして、その場を去って行った。
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あなたの名前
今日もモテモテですね
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三井
うわっ!!!
……なんだよ
お前見てたのか -
女の子がいなくなったのを見計らって、私は三井さんの元へと歩いて来た。
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あなたの名前
誰が怒ると面倒ですって?
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私は軽く三井さんを睨む。
一瞬三井さんは「やべぇ」というような顔をしたが -
三井
お前だよ
おーまーえー -
そう言って私の頭を雑に撫でた。
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あなたの名前
まぁ、いいや
ちゃんと断ってくれて
嬉しかったし -
三井
やけに素直だな
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あなたの名前
私は誰かさんと違って素直なんですー
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三井
えっらそうに
おらっ、行くぞ -
三井さんはそう言って私の手を握り、歩き出す。
この手を離す気なんて私にはサラサラないから、覚悟してね、三井さん。
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