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花道
あーーー!
キツネがまたあなたの名前さんを泣かしている!! -
流川
うるせぇ
どあほう -
今日は卒業式。
校門の前でみんなとの別れが寂しくて私は彼氏である
流川くんとバスケ部のみんなの前で泣いていた。 -
あなたの名前
ち、違う違う
流川くんに泣かされてる
わけじゃ… -
流川
見んな
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流川くんは私を抱き寄せ、顔を胸につけ、みんなに見られないようにした。
すると周りにいたみんなは呆れながら笑って歩いて行った。 -
流川
いい加減泣きやめ
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あなたの名前
うぅ…ごめん
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流川くんは自分の袖でゴシゴシと私の涙をふく。
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流川
手、出せ
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私は言われるがまま手のひらを空に向ける。
するとポトリ…と何かが手のひらに落ちた。
ーーー制服のボタンだ。 -
あなたの名前
これって…
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流川
いらねーのか?
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あなたの名前
いる!!
いります!!! -
流川
大事にしろ
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流川くんはそっと微笑み、歩き出した。
それを私はあわてて追いかける。 -
卒業おめでとう🌸
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