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仙道
あなたの名前さん
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あなたの名前
お、仙道
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今日は卒業式。
オレより1個年上で元バスケ部マネージャーのあなたの名前さんに挨拶をする。 -
あなたの名前
魚住あっちにいたよ!
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仙道
あー
魚住さんには後で挨拶行きます -
あなたの名前
まじ?!
あはは、魚住後回しとか
かわいそー! -
あなたの名前さんは大きな声で笑った。
その笑顔はとても眩しくて、なんだかなんとも言えない気持ちになった。 -
仙道
あなたの名前さん結局最後までオレの事相手に
しなかったですね -
オレはずっとあなたの名前さんが好きだった。
それをずっとずっと本人にも伝えてきたつもりだ。
けれど、ちゃんと相手にされる事は1度もなかった。 -
あなたの名前
……仙道さぁ
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仙道
はい
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あなたの名前
そんなに私の事好きなの?
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仙道
……何を今更。
好きですよ、第二ボタン
あげたいぐらい -
オレは笑って自分の第二ボタンを触りながら話した。
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あなたの名前
じゃあ…ちょーだいよ
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仙道
え?!もらってくれるん
ですか?! -
あなたの名前
うん、もらう
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あなたの名前さんはそう言ってつかつかと近づき、
襟首をつかみながらオレにキスをした。
突然の出来事で目をつぶることすらできなかった。 -
あなたの名前
仙道ごともらう
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卒業おめでとう🌸
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