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洋平
ようあなたの名前ちゃん
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あなたの名前
洋平くん
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洋平
昨日はごちそーさん
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お昼休み、廊下で向こうから歩いてくる洋平くんに偶然出会った。
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あなたの名前
いいえ
大丈夫?
お腹こわさなかった? -
洋平
ははっ
そんなこえーもん
渡されたのか -
昨日はバレンタインデー。
私はバスケ部のマネージャーをしていて昨日は部員
みんなに手作りチョコを配った。
そして、いつも部活を見に来ている洋平くん達にも渡したのだ。 -
洋平
超うまかったぜ?
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あなたの名前
ホントかなぁ?
洋平くん意外と優しいから -
洋平
意外とってのは
ヨケーなんじゃねぇかな? -
洋平くんはそう言って笑いながら私の頭を優しくクシャクシャと撫でる。
言わずとも私の心臓の音は大きく跳ね上がる。 -
洋平
でもマジでうまかったよ
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あなたの名前
よかったぁ
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洋平
あ、でも
1個だけいい? -
あなたの名前
え?!
な、なに?! -
洋平
来年はオレだけ
特別なもんくれませんか? -
ハッピーバレンタイン🍫💝
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