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三井
あ?!
なんでお前部活来てんだよ?! -
あなたの名前
え……
マネージャーだから
ですけど? -
部活が始まる前の体育館で三井さんが、私に怒ったように話しかけてくる。
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三井
ちげぇよ!
そうじゃねえっつの! -
あなたの名前
じゃあ、なんですか?
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三井
お前昨日風邪で休んでたろ!
-
あなたの名前
もう治ったんで
来たんですけ…ゴホッ -
三井
ほら!!
まだ咳してんじゃねぇか! -
あなたの名前
いや
もう熱もないですし
大丈夫ですって -
三井
~~っ!
ちょっと待ってろ!! -
三井さんはそう言って私の前から走り去っていった。
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そして数分後何やら両手に荷物をかかえ、三井さんは
戻ってきた。 -
あなたの名前
なんですか?それ…
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三井
これ着てろ!
-
三井さんは私にジャージやらジャンパーやらを身体に
着せてきた、、、
というより巻いてきた? -
あなたの名前
……三井さん?
これじゃ私、マネージャーの仕事なんにもできないんですけど? -
グルグルと三井さんの衣類に包まれた私はまるで
雪だるまのようだった。 -
三井
いーから!
そのまま黙ってろ!!! -
そして三井さんはスタスタと歩いて行った。
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リョータ
……帰らせりゃいーのに
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木暮
ははは
それは嫌なんだろうな
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