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あなたの名前
ねえ
寒くない? -
彼氏である彰の部屋で私はぷるぷると震えながら、聞いた。
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仙道
え、そぉ?
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あなたの名前
寒いよー!!
暖房つけ… -
気付くとベッドの上。
目の前には天井を背負い、ニコッと笑う彰の顔。 -
あなたの名前
え?
なに…え?
んっ… -
動揺する私に彰は深い口付けを落とす。
深い、深い口付けを。 -
あなたの名前
っ、はぁっ…
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ようやく解放された私は酸素を取り込む。
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仙道
あったかくなりたいん
でしょ? -
あなたの名前
いや!
なりたいけど
そういう意味じゃ… -
私の言葉は再び彰の口付けによって遮られる。
ーーーもう逃げることはできない。 -
仙道
2人であつくなろーぜ?
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