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女1
ねぇ藤真ー!
クリスマスみんなで遊ぼーよ!! -
藤真
あー、わりぃ
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女1
え?!
藤真彼女できたの?! -
藤真
できてねぇよ!
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女2
あ、もしかして
勝負かける感じ? -
藤真
まぁ
そんなこったな -
……そんなクラスメイトと藤真の会話を聞いている私は、日直の仕事である日誌を書く手が止まってしまっていた。
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藤真
よし
さっさと日誌書いちまおうぜ -
クラスメイトが全員帰った教室は、日直である私と藤真の二人きりになった。
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あなたの名前
……勝負かけるんだ?
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藤真
は?
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あなたの名前
クリスマス
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藤真
あぁ、聞いてたのか
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あなたの名前
てか、藤真にも好きな女子とかいたんだね
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藤真
オレも健全な男子高生だからな
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あなたの名前
……頑張ってね
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私は日誌から目を離さずずっと下を向いたまま話した。
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藤真
…っく
あはははは! -
と、藤真は突然大笑いをした。
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藤真
お前さ
そんなにショックなの?
オレに好きなやつがいて -
あなたの名前
?!
自惚れないでよ! -
藤真
オレはお前と過ごしたいんだけど
クリスマス -
顔を上げると、今までに見たことの無いような真剣な顔の藤真。
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あなたの名前
それって……
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藤真
過ごそうぜ?
2人で -
何も言えないでいると、ズイっと藤真の顔が私の顔に近づいてきた。
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藤真
嫌か?
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あなたの名前
……っ
い、嫌じゃない -
藤真
よっしゃ
決まりな! -
メリークリスマス🎄❤
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