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彼氏である牧くんの部屋でベッドによしかかり、私は
ピタッと牧くんへ肩をくっつける。 -
牧
ん?
どうした? -
あなたの名前
今日寒いからさ
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ーなんてのはもちろん嘘。
牧くんにくっつきたいから。 -
牧
そうか
なら何か暖かい飲み物
持ってくるか -
……牧くん、違う。
私はガックリと肩を落とす。 -
すると隣から「フッ」と笑い声が聞こえてきたかと思うと、私は牧くんの大きな身体の中に包み込まれた。
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あなたの名前
ま、牧くん?!
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牧
これで満足か?
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私は何も言わずに抱きしめ返した。
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