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あなたの名前
えっと…
今はまだ授業中だよね? -
流川
おー
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あなたの名前
なんで私の部屋にいるのかな?
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今日私は風邪で熱を出し、学校を休んだ。
目の前には彼氏である楓の姿。
なぜ??? -
流川
おめーが休むからだろ
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楓は軽く睨みをきかせ、布団の中にいる私を見てくる。
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あなたの名前
……それは
心配して
来てくれたってことでいいのかな? -
流川
たりめーだろ
どあほう -
あなたの名前
でも
部活前には戻るんでしょ? -
流川
モチロン
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あなたの名前
ふふっ
安心した -
すると楓は私にキスをしてきて、手を握った。
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あなたの名前
ちょっと!
うつっちゃうじゃん!! -
流川
いーから
早く治せ -
そう言って楓は私の布団の上に頭を乗せ、スウスウと寝息をたてはじめた。
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あなたの名前
…うそでしょ
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楓の寝息を聞きながら、私もゆっくりと目を閉じるのだった。
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