1期(本編/完結)
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テラ「どうしたの、菜真絵ちゃん、みんなを集めたりなんかして」
猿川「用があるなら早くしろよ」
理解「こら猿、菜真絵さんは大事な話をすると言っているんだ。真面目に聞きなさい」
ふみや「…………」
ふみや「ほんとに、いいの」
菜真絵「はい」
菜真絵「ずっと、騙し続けるわけにはいきませんから」
菜真絵「みなさん……」
菜真絵「ごほん」
みんな「どきどき」
菜真絵「私…………」
みんな「どきどき」
菜真絵「実は、スパイなんです」
みんな「………は?」
テラ「え?」
理解「んん?」
依央利「ん〜?」
依央利「これってもしかして、シリアスなやつ???」
天彦「てっきり、業務連絡を大げさに言おうとしているのかと」
大瀬「………すみません、もう一度お願いします」
猿川「聞いてなかったのかよ」
大瀬「大事な話だと思っていなかったので」
猿川「大瀬…………、そういうとこだぞ」
大瀬「ごめんなさい死にます」
理解「死なないで死なないで!菜真絵さんはご自身がスパイだと仰っています!」
理解「……………」
理解「…………スパイって、何?」
テラ「ほんとだよ、何?」
菜真絵「…………今まで、借金取りに追われていると話していましたが、」
菜真絵「実は、もうとっくに売り飛ばされていたんです」
菜真絵「その先で、この家を調べるように命令されて、潜入しました」
依央利「えぇ………、ねえ、これって、マジのやつ?」
猿川「こんな訳の分かんねー冗談言うタイプじゃないだろ、こいつ」
天彦「ですが、この家にスパイなんて…………、にわかには信じがたい」
大瀬「ただの家なのに」
ふみや「命令しているのがどんな組織なのか、目的は何なのか、何も知らされてないらしい」
テラ「ちょっと待って、ふみやくん知ってたの!?」
菜真絵「知っていた、ではなくて、バレた、が正しいです」
菜真絵「グルとか、そういうことではないです」
テラ「スパイって、僕たちの個人情報を調べて誰かに伝えてたってことだよね」
菜真絵「はい」
テラ「え、怖。絶対悪用されてるじゃん」
理解「菜真絵さんのような真面目な人が、犯罪行為に手を染めるなんて、信じられません」
理解「何かの間違いでは」
菜真絵「いえ、本当のことです」
菜真絵「殺されるかスパイになるかの2択でしたから、それが犯罪かどうかなんて、気にしていませんでした」
依央利「……………」
依央利「でも、そっか、だからなんだ」
依央利「こんな変人たちと、一生懸命仲良くしてたのは」
みんな「……………………」
菜真絵「………………」
菜真絵「はい」
菜真絵「みなさんの個人情報を知るために、仲良くしていました」
菜真絵「申し訳ございませんでした」
理解「………そうですか」
理解「それなら、ここを出ていってもらうしかありませんね」
天彦「理解さん、」
テラ「まあ、そうするしかないよね、スパイなんでしょ?」
菜真絵「はい、今夜中に出ていきます」
菜真絵「今まで、ありがとうございました」
天彦「……菜真絵さん!」
菜真絵「?」
天彦「菜真絵さん、おかしいです、こうなることはわかっていたはずなのに、なぜ僕たちに話したのですか?」
菜真絵「それは、ふみやさんにバレたから仕方なく……」
ふみや「違うよ」
ふみや「俺はもっと前から知ってた」
菜真絵「…………ふみやさん」
菜真絵「菜真絵」
ふみや「なんで出ていく方向でいくの」
ふみや「許しを請えばいいのに」
菜真絵「もし許してもらえたとしても、不安は消えないじゃないですか」
菜真絵「まだ組織と繋がっているんじゃないかって、疑うことになる」
菜真絵「同居人を疑うのって、疲れるんですよ」
ふみや「…………」
菜真絵「(それに、本当のことをバラした以上、組織に何をされるかわからない)」
菜真絵「(目の前で殺されるなんてことになったら、後味が悪すぎる)」
ふみや「………待ってて」
ふみや「見てもらったほうが早いから」
菜真絵「え?」
ふみや「はい」
猿川「なんだ、この紙」
ふみや「菜真絵が"組織"に送ってた手紙のコピー」
菜真絵「えっ!?いつの間に」
テラ「見たほうが早いって、どゆこと?」
テラ「………ん?」
依央利「なんだこれ」
理解「何が書いてあるんですか?」
依央利「○月✕日、今日はみんなでご飯を食べました」
依央利「○月✕日、ふみやさんとカフェに行きました」
理解「はい??」
テラ「小学生の日記?」
依央利「○月✕日、今日は理解さんと稽古をしました」
依央利「○月✕日、今日は猿川さんと稽古をしました」
猿川「なんのだよ」
大瀬「ふわっとしてる」
ふみや「な」
猿川「な、じゃねえよ、なんだよこれ」
大瀬「これがスパイの仕事?」
天彦「本当に、これで全部なんですか?」
ふみや「ん」
理解「!!」
理解「そうか……!」
理解「理解は理解しました」
理解「菜真絵さんは、その"組織"とやらに従う"フリ"をしているんですね?」
ふみや「そ」
ふみや「理解は賢いな」
理解「えへん」
テラ「菜真絵ちゃんがどアホなんじゃなくて?」
ふみや「あー……」
ふみや「その可能性は捨てきれない」
菜真絵「おい」
ふみや「菜真絵はどアホのふりをして時間を稼ぎながら、"組織"のことを調べてたんだ」
ふみや「俺たちに危害が加えられないように」
ふみや「だから、俺も協力することにした」
猿川「………なんで言ってくれなかったんだよ、俺がそいつら探してボコしてやったのに」
ふみや「おおごとにして相手を刺激したくなかった」
ふみや「黙っててごめん」
依央利「それなら最初からそう言ってくれればよかったのに。スパイだなんて言わずにさ」
テラ「そうだよ、僕たちをストーカーから守ろうとしてくれてたんでしょ?」
菜真絵「でも、私がスパイとして送り込まれたことは事実です」
菜真絵「ずっと皆さんを騙していたことも」
みんな「………………」
猿川「それで、調べた結果はどうだったんだよ」
ふみや「理解、前に頼んだやつ、見せられるか?」
理解「!!!」
理解「急に人を調べて欲しいって、どんな悪事を働くつもりかと思っていましたが」
理解「彼が、菜真絵さんに命令している組織の一員なんですね?」
菜真絵「(え、なんも知らん)」
菜真絵「(ふみやさん、本当に調べてくれてたんだ……)」
理解「これが私が集めた資料です」
理解「中神総右衛門、外務省と国防省をまたぐ特殊機関に属する、国家の重要人物です」
テラ「ええっ!?何、僕たち、国に監視されてんの!?」
大瀬「どうして」
天彦「ふみやさん、何かとんでもない相手と取引していませんか?」
ふみや「してない」
依央利「じゃあ、誰が狙われてるんですか?」
???「それは私から説明しよう」
みんな「!!??」
つづく
猿川「用があるなら早くしろよ」
理解「こら猿、菜真絵さんは大事な話をすると言っているんだ。真面目に聞きなさい」
ふみや「…………」
ふみや「ほんとに、いいの」
菜真絵「はい」
菜真絵「ずっと、騙し続けるわけにはいきませんから」
菜真絵「みなさん……」
菜真絵「ごほん」
みんな「どきどき」
菜真絵「私…………」
みんな「どきどき」
菜真絵「実は、スパイなんです」
みんな「………は?」
テラ「え?」
理解「んん?」
依央利「ん〜?」
依央利「これってもしかして、シリアスなやつ???」
天彦「てっきり、業務連絡を大げさに言おうとしているのかと」
大瀬「………すみません、もう一度お願いします」
猿川「聞いてなかったのかよ」
大瀬「大事な話だと思っていなかったので」
猿川「大瀬…………、そういうとこだぞ」
大瀬「ごめんなさい死にます」
理解「死なないで死なないで!菜真絵さんはご自身がスパイだと仰っています!」
理解「……………」
理解「…………スパイって、何?」
テラ「ほんとだよ、何?」
菜真絵「…………今まで、借金取りに追われていると話していましたが、」
菜真絵「実は、もうとっくに売り飛ばされていたんです」
菜真絵「その先で、この家を調べるように命令されて、潜入しました」
依央利「えぇ………、ねえ、これって、マジのやつ?」
猿川「こんな訳の分かんねー冗談言うタイプじゃないだろ、こいつ」
天彦「ですが、この家にスパイなんて…………、にわかには信じがたい」
大瀬「ただの家なのに」
ふみや「命令しているのがどんな組織なのか、目的は何なのか、何も知らされてないらしい」
テラ「ちょっと待って、ふみやくん知ってたの!?」
菜真絵「知っていた、ではなくて、バレた、が正しいです」
菜真絵「グルとか、そういうことではないです」
テラ「スパイって、僕たちの個人情報を調べて誰かに伝えてたってことだよね」
菜真絵「はい」
テラ「え、怖。絶対悪用されてるじゃん」
理解「菜真絵さんのような真面目な人が、犯罪行為に手を染めるなんて、信じられません」
理解「何かの間違いでは」
菜真絵「いえ、本当のことです」
菜真絵「殺されるかスパイになるかの2択でしたから、それが犯罪かどうかなんて、気にしていませんでした」
依央利「……………」
依央利「でも、そっか、だからなんだ」
依央利「こんな変人たちと、一生懸命仲良くしてたのは」
みんな「……………………」
菜真絵「………………」
菜真絵「はい」
菜真絵「みなさんの個人情報を知るために、仲良くしていました」
菜真絵「申し訳ございませんでした」
理解「………そうですか」
理解「それなら、ここを出ていってもらうしかありませんね」
天彦「理解さん、」
テラ「まあ、そうするしかないよね、スパイなんでしょ?」
菜真絵「はい、今夜中に出ていきます」
菜真絵「今まで、ありがとうございました」
天彦「……菜真絵さん!」
菜真絵「?」
天彦「菜真絵さん、おかしいです、こうなることはわかっていたはずなのに、なぜ僕たちに話したのですか?」
菜真絵「それは、ふみやさんにバレたから仕方なく……」
ふみや「違うよ」
ふみや「俺はもっと前から知ってた」
菜真絵「…………ふみやさん」
菜真絵「菜真絵」
ふみや「なんで出ていく方向でいくの」
ふみや「許しを請えばいいのに」
菜真絵「もし許してもらえたとしても、不安は消えないじゃないですか」
菜真絵「まだ組織と繋がっているんじゃないかって、疑うことになる」
菜真絵「同居人を疑うのって、疲れるんですよ」
ふみや「…………」
菜真絵「(それに、本当のことをバラした以上、組織に何をされるかわからない)」
菜真絵「(目の前で殺されるなんてことになったら、後味が悪すぎる)」
ふみや「………待ってて」
ふみや「見てもらったほうが早いから」
菜真絵「え?」
ふみや「はい」
猿川「なんだ、この紙」
ふみや「菜真絵が"組織"に送ってた手紙のコピー」
菜真絵「えっ!?いつの間に」
テラ「見たほうが早いって、どゆこと?」
テラ「………ん?」
依央利「なんだこれ」
理解「何が書いてあるんですか?」
依央利「○月✕日、今日はみんなでご飯を食べました」
依央利「○月✕日、ふみやさんとカフェに行きました」
理解「はい??」
テラ「小学生の日記?」
依央利「○月✕日、今日は理解さんと稽古をしました」
依央利「○月✕日、今日は猿川さんと稽古をしました」
猿川「なんのだよ」
大瀬「ふわっとしてる」
ふみや「な」
猿川「な、じゃねえよ、なんだよこれ」
大瀬「これがスパイの仕事?」
天彦「本当に、これで全部なんですか?」
ふみや「ん」
理解「!!」
理解「そうか……!」
理解「理解は理解しました」
理解「菜真絵さんは、その"組織"とやらに従う"フリ"をしているんですね?」
ふみや「そ」
ふみや「理解は賢いな」
理解「えへん」
テラ「菜真絵ちゃんがどアホなんじゃなくて?」
ふみや「あー……」
ふみや「その可能性は捨てきれない」
菜真絵「おい」
ふみや「菜真絵はどアホのふりをして時間を稼ぎながら、"組織"のことを調べてたんだ」
ふみや「俺たちに危害が加えられないように」
ふみや「だから、俺も協力することにした」
猿川「………なんで言ってくれなかったんだよ、俺がそいつら探してボコしてやったのに」
ふみや「おおごとにして相手を刺激したくなかった」
ふみや「黙っててごめん」
依央利「それなら最初からそう言ってくれればよかったのに。スパイだなんて言わずにさ」
テラ「そうだよ、僕たちをストーカーから守ろうとしてくれてたんでしょ?」
菜真絵「でも、私がスパイとして送り込まれたことは事実です」
菜真絵「ずっと皆さんを騙していたことも」
みんな「………………」
猿川「それで、調べた結果はどうだったんだよ」
ふみや「理解、前に頼んだやつ、見せられるか?」
理解「!!!」
理解「急に人を調べて欲しいって、どんな悪事を働くつもりかと思っていましたが」
理解「彼が、菜真絵さんに命令している組織の一員なんですね?」
菜真絵「(え、なんも知らん)」
菜真絵「(ふみやさん、本当に調べてくれてたんだ……)」
理解「これが私が集めた資料です」
理解「中神総右衛門、外務省と国防省をまたぐ特殊機関に属する、国家の重要人物です」
テラ「ええっ!?何、僕たち、国に監視されてんの!?」
大瀬「どうして」
天彦「ふみやさん、何かとんでもない相手と取引していませんか?」
ふみや「してない」
依央利「じゃあ、誰が狙われてるんですか?」
???「それは私から説明しよう」
みんな「!!??」
つづく