1期(本編/完結)
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菜真絵「うおりゃーーっ!」
バンッ
菜真絵「キエーー!」
バンバンッ
猿川「だいぶ成長したな」
猿川「でも、元のパワーが足りねぇんだよな」
菜真絵「トレーニングはしてるんですけど、なかなか筋肉つかないです」
猿川「食事もいおが作ってるし、よっぽど足りないってことないと思うんだけどな」
猿川「…………あれやってみるか」
菜真絵「あれ、とは?」
猿川「俺を嫌いな奴だと思え」
猿川「その怒りを俺にぶつけてこい」
菜真絵「なるほど、精神的な攻撃性を高めるわけですね」
菜真絵「嫌いな人、か……」
猿川「思い浮かんでるか?」
菜真絵「はい、思い浮かべました」
猿川「そいつが憎いか?」
菜真絵「憎いです」
猿川「殴り飛ばしてやりたいか?」
菜真絵「殴り飛ばしてやりたいです」
猿川「よし、こい!」
菜真絵「おりゃ………」
菜真絵「…………………」
猿川「ん?」
猿川「どうした?」
菜真絵「…………………」
菜真絵「ごめんなさい、想像力が足りないみたいです」
菜真絵「殴るほどのパワーが湧きませんでした」
猿川「……………」
菜真絵「……………」
猿川「なんで、そんな苦虫を噛み潰したみてーな顔してんだよ」
菜真絵「…………」
猿川「……………父親か?」
菜真絵「!」
菜真絵「はは、ごめんなさい、」
猿川「まあ、親父に売り飛ばされそうになったって話は聞いてるしな」
猿川「殴れねーんだ」
猿川「ゴミクソ親父なのに」
菜真絵「ゴミクソ親父です」
菜真絵「でも、思い出そうとしたら、普通だったときの父の顔が浮かんできて」
菜真絵「だめでした」
猿川「…………」
猿川「前は普通だったのか」
菜真絵「…………」
猿川「別に、言いたくないならいい」
猿川「今日はこのくらいにしとくか」
菜真絵「…………」
菜真絵「父がおかしくなったのは、母が死んでからです」
菜真絵「それまでは本当に普通の家族でした」
菜真絵「母が死んでから、生活が乱れていって、いつの間にか変なビジネスにハマってて」
菜真絵「変なトコロからお金を借りるようになって」
猿川「よくある話だな」
菜真絵「ですね」
猿川「俺がいた施設にも、そうやって家を追い出されたヤツがたくさんいた」
猿川「詐欺師も、金貸しも、ヤクザのヤローも、みんな片っ端からこの手でぶっ潰してぇけど、まだできてねぇ」
猿川「道のりは長いな」
菜真絵「…………私は、ぶっ潰したいかどうかわからないです」
菜真絵「ただ、最初から、そんな人がいなければいいのにって、それだけです」
猿川「…………」
猿川「お前、やっぱ喧嘩向いてねぇわ」
菜真絵「………」
菜真絵「でも、強くなりたいです」
猿川「ああ、稽古は付き合ってやるよ」
猿川「まずは護身術を完璧にするところからだな」
猿川「どんなに願っても、悪い奴は居なくなんねーんだ」
猿川「テメーの身はテメーで守らないと、な」
菜真絵「…………はい」
菜真絵「お願いします」
猿川「へっ、顔つき変わったじゃねぇか」
菜真絵「ふふ、今日はもう少し、お付き合いいただけませんか?」
猿川「ぜってー嫌」
菜真絵「あっ」
菜真絵「しまった!お願いしちゃった!」
菜真絵「いい話っぽくなってたのに!!!」
猿川「よし、帰るぞ」
菜真絵「……………」
菜真絵「まだまだ修行が足りないな」
バンッ
菜真絵「キエーー!」
バンバンッ
猿川「だいぶ成長したな」
猿川「でも、元のパワーが足りねぇんだよな」
菜真絵「トレーニングはしてるんですけど、なかなか筋肉つかないです」
猿川「食事もいおが作ってるし、よっぽど足りないってことないと思うんだけどな」
猿川「…………あれやってみるか」
菜真絵「あれ、とは?」
猿川「俺を嫌いな奴だと思え」
猿川「その怒りを俺にぶつけてこい」
菜真絵「なるほど、精神的な攻撃性を高めるわけですね」
菜真絵「嫌いな人、か……」
猿川「思い浮かんでるか?」
菜真絵「はい、思い浮かべました」
猿川「そいつが憎いか?」
菜真絵「憎いです」
猿川「殴り飛ばしてやりたいか?」
菜真絵「殴り飛ばしてやりたいです」
猿川「よし、こい!」
菜真絵「おりゃ………」
菜真絵「…………………」
猿川「ん?」
猿川「どうした?」
菜真絵「…………………」
菜真絵「ごめんなさい、想像力が足りないみたいです」
菜真絵「殴るほどのパワーが湧きませんでした」
猿川「……………」
菜真絵「……………」
猿川「なんで、そんな苦虫を噛み潰したみてーな顔してんだよ」
菜真絵「…………」
猿川「……………父親か?」
菜真絵「!」
菜真絵「はは、ごめんなさい、」
猿川「まあ、親父に売り飛ばされそうになったって話は聞いてるしな」
猿川「殴れねーんだ」
猿川「ゴミクソ親父なのに」
菜真絵「ゴミクソ親父です」
菜真絵「でも、思い出そうとしたら、普通だったときの父の顔が浮かんできて」
菜真絵「だめでした」
猿川「…………」
猿川「前は普通だったのか」
菜真絵「…………」
猿川「別に、言いたくないならいい」
猿川「今日はこのくらいにしとくか」
菜真絵「…………」
菜真絵「父がおかしくなったのは、母が死んでからです」
菜真絵「それまでは本当に普通の家族でした」
菜真絵「母が死んでから、生活が乱れていって、いつの間にか変なビジネスにハマってて」
菜真絵「変なトコロからお金を借りるようになって」
猿川「よくある話だな」
菜真絵「ですね」
猿川「俺がいた施設にも、そうやって家を追い出されたヤツがたくさんいた」
猿川「詐欺師も、金貸しも、ヤクザのヤローも、みんな片っ端からこの手でぶっ潰してぇけど、まだできてねぇ」
猿川「道のりは長いな」
菜真絵「…………私は、ぶっ潰したいかどうかわからないです」
菜真絵「ただ、最初から、そんな人がいなければいいのにって、それだけです」
猿川「…………」
猿川「お前、やっぱ喧嘩向いてねぇわ」
菜真絵「………」
菜真絵「でも、強くなりたいです」
猿川「ああ、稽古は付き合ってやるよ」
猿川「まずは護身術を完璧にするところからだな」
猿川「どんなに願っても、悪い奴は居なくなんねーんだ」
猿川「テメーの身はテメーで守らないと、な」
菜真絵「…………はい」
菜真絵「お願いします」
猿川「へっ、顔つき変わったじゃねぇか」
菜真絵「ふふ、今日はもう少し、お付き合いいただけませんか?」
猿川「ぜってー嫌」
菜真絵「あっ」
菜真絵「しまった!お願いしちゃった!」
菜真絵「いい話っぽくなってたのに!!!」
猿川「よし、帰るぞ」
菜真絵「……………」
菜真絵「まだまだ修行が足りないな」