優れた使い手にも色々いる。
　膨大な魔力を持つひと、容赦なく攻撃魔法を振るえるひと、優れた魔法属性に恵まれたひと、敵の不意をつくことに長けたひと。
　バネッサさんとフィンラルさんは誰かを活かすことに長けたひと達だったのだと、わたしはその日初めて目の当たりにした。

　こちらは反（アンチ）魔法を当てる近接戦しかない。
　相手は遠距離魔法は跳ね返されるから近接戦しかない。
　なので無傷の野人と手負いのアスタくんの乱打戦しかない、絶望的な局面。
　そのはずだった。

「アスタくんの動きが、全く見えない……」

　糸魔法と空間移動魔法。どちらも攻撃に直接貢献することは難しい魔法。それなのに、アスタくんを縦横無尽に動かしサポートするふたりは、理不尽と言ってもいい戦いの達人に見えた。
　そうして遂には初めてまともに野人に攻撃を当ててしまった。

「この武器でお前を倒す！！　どうだこの野郎ぉぉ！！」
「やってくれたな人間……！」

　剣で顔を切られた野人は仰け反り、しかしダメージなどなかったように無防備なアスタくんへ拳を握りカウンターを仕掛ける。
　すぐさま糸に引かれ、引かれた先に開いた空間魔法の向こう側に逃れたアスタくんは無傷のままバネッサさんとフィンラルさんの近くに降り立つ。

「あざぁぁぁす！！」
「こ……こえぇぇ」
「いいわよ坊や！　その調子！」
「いやいやオレなにもしてないっす！　おふたりのお陰っす！」

　謙遜するアスタくんも猛獣のような敵を相手に骨折してるのに剣を振るい当てているという大変なことをしているはずだけど、サポートのふたりが凄まじすぎる。
　とはいえ糸魔法と空間移動魔法はあくまでサポートしかない。
　見れば腕を再生できるはずの野人は顔についた傷に苛立つばかりで、治す様子は見られない。いや、きっと治せないんだろう。アスタくんの剣は反（アンチ）魔法の力が宿っているから。
　野人を倒せる可能性があるのは、この場でアスタくんだけ。

「……ふふ、ははははは！　面白い！　一人一人だとゴミ同然の人間が、３人集まると我と戦えるとはな……虫唾が走る」

　野人が、動いた。アスタくんを刈り取るため突進してくる。

「貴様ら人間が共闘などして希望を抱くな！！」
「来たぁあああ！」
「行くわよ！」
「うすっ！」

　アスタくんも負けじと正面に駆け出し、ぶつかる前に空間魔法に消える。あさっての方向から飛び出し狙ったはずのアスタくんに野人は完璧なカウンターを決めようとしたのを糸魔法が無理やり軌道を変えて逃がした。
　刹那に行なわれた紙一重の駆け引きにゾッと背筋が凍る。今、フィンラルさんとバネッサさんとで作ったタイミングとその外しを、野人はもう捕らえかけた。

「限界超えてスピード上げてくわよーー！！」
「はいいいいい！！」

　玉のような汗を流すバネッサさんが素早く糸を手繰り手放しアスタくんを繰り、そして導いている。

「私が引っ張るわ！　安心していきなさい！！」
「よろしくお願いしまぁぁぁぁす！！」

　幾らでも何度でも仕掛けて避けて不意をついてそれでも野人の３つ目が追いかけてくる。逃げ切れない。
　それでもいつかはどこかで隙ができるはず。それを我慢強く待って粘ってそうして―――それまで糸を切らさないように、針の穴に糸を通すような空間魔法を行使するフィンラルさんも叫ぶ。

「アスタくん……オレを信じろ！　信じて飛び込めーー！！」
「すみませんがもう信じ切ってますっ！！」

　即答したアスタくんは全身をふたりの魔法に委ねきったまま。

　暴れ回る野人への攻撃回避防御すべてが目と鼻の先で、かつ高速で行われる。凄まじい光景。
　ただ野人には余裕がある。こちらにはない。

「ふは……ふはははは！　素晴らしい集中力だ！　だが限界も近かろう！　ほんの少し、誰かひとりでもミスをすれば即座に死ぬ！　魔力もそのうち底をつく！　その極限状態、いつまで保つかな？！」
「（でも他に手はない）」

　だから３人共に決して諦めない。
　高速移動するアスタくんから風きり音まで聞こえる最中。
　痺れを切らした野人の低い声が混じった。

「とっとと……絶望せぬかぁぁぁ！！」

　鋭く繰り出された獣の拳―――それと擦れ違うように突っ込んだ剣の切っ先。

「絶望？！　そんなもん……してる暇ねぇえええええ！！」

　その刃先が野人の左脇腹に深々と突き刺さった。
　魔力の膜は剥がれ、獣の断末魔が如き野太い声を上げた野人に全員が気を抜いた。
　野人の魔力がアスタくんの両手を握る瞬間まで。
　勝った、と。

「と、思ったか？」
「あ、」

　静かな空間に骨をへし折る音だけが幾重にも響く。
　わたしを殴り飛ばした力がアスタくんの腕を粉々に砕くのを、ちぎれんばかりの絶叫を、高笑いする野人を、自失したまま見ていた。

「貴様らのチンケな力が我に通用すると思ったのか？！　なぁ思ったのか？！　ワザと受けてやったんだよ！！　お前の武器を受けてやる為に、致命傷ではない場所で！　希望が失われる時が最も色濃い絶望となるのだからなぁぁ！！　さぁたっぷりと絶望しろ！！」
「アス……タ……」

　もはや人とも思えない形相でアスタくんの顔を覗き込む悪意の権化のような獣は、嬉々として呪いを振り撒く。

「絶望しろ、絶望しろ、絶望しろ、絶望しろ、絶望しろ」

　心折れた人間をと望む魔獣に―――諦めなかったのは、たったひとりだけ。

「まだだ！！」
「……な、」

　バネッサさんが息を飲み、ひゅるりと糸を引く音が聞こえた。
　誰もが絶句する中でアスタくんは、アスタくんだけは、魔力のないその体の隅々に気力を漲らせて野人を睨んでいた。
　操り人形さながらに全身を糸魔法で吊り上げられなければ動けない体にも関わらず。

「ありがとうございますバネッサ姐さん……これでオレはまだ、戦える！！」
「どうして……」

　どうしてそこまで折れずにいられるのか。
　アスタくんは先輩後輩として大好きだ。尊敬もしている。それでも理解に苦しむ。
　どうしてそんなに頑張れるのか。何が彼をそこまで駆り立てるのか。

「もう一度いくわよ！！」
「はいっ！　何度でもっ！」

　空間魔法を通り、最初に挑んだ時に取り落としていた反（アンチ）魔法の大剣を拾って―――両手を折られている腕で重い剣を掴み持ち上げるなんて地獄だろうに、顔にも出ているのに、歯を食いしばって―――糸に吊られたアスタくんは空を飛ぶように一直線に野人に向かう。
　わたしと同じく、いやそれ以上にアスタくんの不屈に衝撃を受けた野人が呆然と呟く。

「なぜだ……？！　なぜ絶望しない……？！」
「言っただろぉが、そんな暇ねーって……オレには……負けらんねー奴がいるんだ……」

　アスタくんが大剣を構え、その切っ先を真っ直ぐに野人へ向ける。

「オレ達の誓いに、絶望（お前）は邪魔だああああ！！」
「ふざけるな！　はたけば死ぬ虫けら共が……！　貴様らの動きなどもう見切って、」

　野人が狼狽えたような動きをする。よく見れば魔力の膜は戻っていないし、目線はアスタくんを追えてすらいない。慌てて腹に刺さったままの反（アンチ）魔法の剣を抜き払って。
　それでもなお魔力も魔（マナ）も戻っていない。間に合わない。

「バカな……我が負けるはずなどない！　貴様ら人間如きに―――」
「お前はオレにも勝っちゃいねー……！　誰かひとりでもお前を前に、諦めてたか……？！」

　言葉に詰まった野人が、苦し紛れに何かを叫びかけて、それさえも喉の奥に押し込むように消えて。
　上段に構えられたアスタくんの大剣が野人の肩口目掛け振り下ろされる。

「絶望……お前の負けだあああ！！」

　深々と胴まで切られた野人がその衝撃に耐えきれず倒れていく。頭上を飛び越え軟着陸したアスタくんに、更に野人が起き上がりはしないか、魔力が集まらないかと緊迫が走る。
　戻らない。禍々しい魔（マナ）は霧散したまま、耳に痛いほどの静けさだけが空間を満たす。

「今度こそ……」
「勝った……！」
「へ、へへへ……どうだこのや、ろっ」

　倒れ込むアスタくんを抱きしめるバネッサさんとフィンラルさんを見て、ノエルちゃんと顔を見合せ破顔する。竜のままだからめちゃくちゃ怖い顔のはずなのにいつも通りの―――いや、いつもに増して柔らかな表情で。

「「やった……っ！！」」

　思い切り抱き合う。よかった。いや、被害は酷いし良いこと何もなかったけど、誰も死ななかった。よかった。本当に、よかった。
　骨バキバキのまま抱きしめられたアスタくんがフラフラと座り込む。支えていたフィンラルさんが半ば呆れたように笑った。

「こんなボロボロんなって、オレ達なんか信じて……ほんとどーかしてるよアスタくん……」
「へへ、何言ってんすか……ヤミ団長が入団させた先輩達っすよ。信じますとも！」
「ちょっと、ソフィアと私もいるんだけど……！」

　腕の中からぴょんと飛び降りたノエルちゃんがそちらに行ってしまう。もう必要ないだろうと人の姿に戻って、わたしも後ろから着いて行けばバネッサさんが優しい眼差しをくれた。

「あっ、ノエル、ソフィア！　あなた達も凄かったみたいね！　ノエルはとんでもない魔法覚えたわね〜」
「そっ……そうよ、もっと褒めなさい！」
「いよっ、それに可愛い！」
「そっ……そうよもっと褒めなさい！」

　雨あられと照れくさそうに褒められてる姿が微笑ましくて思わず吹き出せば、じっと見つめられ。気持ちを全部込めて口にする。

「本当に凄かったよ、頑張ったね」
「……ん」
「いよぉぉ〜〜し！　それじゃ勝利の美酒を呑みましょ〜〜！」
「いや呑んでる場合ですか！　あのおっさんどーにか拘束してしょっ引かないと！　額から目が出て来たり色々聞きたいこと山積みですよ！」
「下手な拘束魔法じゃすぐ解かれそうなので、まずヤミさん連れて来た方が……」

　いつものわちゃわちゃした会話が戻ってきて、誰もが肩の荷を降ろして―――鼓動が弾けた。
　全員が振り向いた先には白目を剥き倒れたままの野人。意識はないはずなのに全身からどす黒い陽炎のように魔力が立ち上っている。

「この魔力は……！」
「嘘だろ？！　あの時と同じ……！　団長の攻撃も通じなかったあいつと同じ……いやそれ以上の魔力！」

　わたしとアスタくん、フィンラルさんはこれを雪山で見たことがある。丸く膨らんだ高密度の魔力。みるみる膨張していくそれに震えが止まらない。

「あいつ自爆する気？！　まだ、どんどん大きく……！　なんて魔力……糸も掻き消されてる……！　全然近づけないわ！」
「やる事は変わりませんよ！　もっかいぶっ飛ばす！」
「アスタくん……！」

　全員が戦慄する中でやっぱりアスタくんだけは何も変わらなかった。折れた腕で剣を握って野人へと向き直る。

「いやいやいや無理……って何言ってんだオレはぁぁぁ！！　またヘタレるとこだった……何か出来ることがあるはずだ！　ここまでやったんだ、最後まで諦めない……！」
「よく言ったわフィンラル！　どうにか出来たらおっぱい触らせてあげる！」
「マジですかうおおおおお！！」

　一気にやる気出したフィンラルさんにわたしとノエルちゃんの冷たい視線が向かう。
　いやそんな事をしている場合ではないと竜の姿に成り、みんなの前に出る。万が一の時はわたしが一番頑丈なはずだから。

「よっしゃぁぁぁどんと来やがれーー！！」
「はい来ました」
「え」

　意気込み、腰を落としたわたしの上に降ってきた声はどこまでもいつも通りだった。まるで明日の天気を話すみたいに。

「おうバカ野郎共、元気？」
「「「ヤミ団長？！」」」
「ヤミさん？！」
「ヤミさああああん」

　全員の叫びを受けたヤミさんは刀を片手にわたしの背中でタバコを吹かした。本当にいつも通りだ。

「閉じ込められてたんじゃ……？！」
「見ての通り出て来たんだよ。ちょっと無理やりな」
「ええ……？」

　あっけらかんと言われ、状況も忘れて呆れる。そんな簡単に。
　でもヤミさんがただここに居てくれるだけでみんな心底ほっとした。わたしはもちろん、アスタくんも。

「よっしゃあああ！！　ヤミ団長がいれば百万人力〜！　一緒にあいつぶっ飛ばしましょおおお！！」
「あ？　何舐めた口きいてんの？　敵倒したからって調子乗ってんのかな？」
「あだだだだだだ何が？！」

　が、何が気に触ったのか全てが気に触ったのか背中から降りたヤミさんはアスタくんの頭を鷲掴みにした。恐ろしいことにギチギチと万力で締め付けるような音が聞こえる……。

「あんなもん、オレひとりで充分だっつの」
「え……」
「お前らが死ぬ思いで戦ったんだ」

　ぽんとアスタくんの頭を叩くように撫でた後。

「団長のオレが気張らねーわけにゃいかねーな」

　ぽんぽんと、バネッサさん、フィンラルさんの頭を撫でて。

「ま、お前らよくやったよ」

　最後にノエルちゃんとわたしの頭を撫で、その拍子にかわたしの魔法があっさり解けて、それにちょっとだけ笑って。
　気負いひとつなく、野人に歩いていく。

「特別に後片付けはオレがしてやらぁ。つーか美味しいとこ頂きます！」

　美味しいとこも何も、もはや誰も手がつけられなくなっている魔力の塊。逃げようにも海底神殿という逃げ場のないここで臨海寸前まで膨れ上がった吐き気を催す力を前に。
　ヤミさんの刀から闇の魔（マナ）が噴出した。

「閉じ込められて追い詰められまくってみるもんだ……ここに来て新しい魔法覚えるとは。いくつになってもまだまだ強くなれんだな〜。ちょっと、とある縦長変人と似てるから、何か嫌なんですが」

　新しい魔法。察するにほんの数分前に魔導書（グリモワール）に浮かび上がったばかりのはずなのに、ヤミさんはボヤきながらも慣れたように刀を両手で握り直す。

「絶望……絶望をををを」
「絶望絶望うるせーんだよこの三つ目野郎。てめーの魔力がどんだけ強くても関係ねー。この魔法は……」

　もはや自我を失っている野人に対し、大上段に構えたヤミさんは。

「次元ごと、叩っ斬る」

　刀を振り落とし。

　―――闇魔法、“闇纏・次元斬り”。

　壁も地面も魔獣の魔力も野人も、纏めて真っ二つにした。

「うちの団員が世話んなったな……あばよ、絶望くん」

　誰が攻撃しても噛み付いても斬っても傷ひとつ付かなかった野人を、紙を斬るように両断してみせたヤミさんに愕然とし。
　その広い背中にジワジワと実感が湧く。
　ああこれで本当に大丈夫だと。

「てめーが望んでた通り最後はオレが相手してやったんだ、成仏しろよ……まぁ悪いがオレも、何の絶望もしてなかったがな」
「ヤミ団長おおおおおお」

　その背中にアスタくんが頭だけで突っ込んで行く。
　続いてみんなが駆け寄ってヤミさんを囲んだ。わたしも含め。
　爆発したテンションに身を任せて遠慮も何もなく好き勝手話しかける。ヤミさんだから。

「オレ……ほんともう……死ぬと……！　オレ……走馬灯……！」
「もう団長〜、またまた惚れ直しましたよ〜！　無敵じゃないですかぁ〜！」
「た……助けてなんて言ってないんだからね！」
「ヤミさん大好き〜！　よかった……怖かったー……！」
「ヤミ団長すげぇぇぇぇっす！　一撃って……あなたって人はぁぁぁぁぁぁ！！」
「ええい鬱陶しい」

　返事は雑かつ適当に振るわれた刀だったけど。
　蜘蛛の子を散らすように、ふざけ半分に散らばるわたし達の中から的確にアスタくんの額を目掛けて飛来するものがいた。アンチドリだ。

「あだだだだだだ！！　ネロ！　それは……」
「魔石？！」
「お前いないと思ったら探してくれてたのかーー？！　偉いぞぉぉぉぉ！！」

　額を連打したアンチドリ、ネロの足が抱えてくれていた宝石のような石。独特の魔力を放つそれは何故かアスタくんではなくヤミさんの手元に落とされる。大きな手に摘まれたそれは小さく見えた。

「これで任務達成、ですかね……？」
「もうちょっと」

　ヤミさんが顔向けた方、壁に大きく開いた穴から大司祭が飛び込んできた。涙声で呼んでいたのは神殿魔道士の兄妹の名前。
　ボロボロになったふたりを抱きしめ一頻り泣いた後、大司祭はヤミさんに、いやわたし達に深々と頭を下げた。

「黒の暴牛諸君……！　白夜の魔眼チーム撃破によるゲームクリアお見事！　そしてこの海底神殿を救ってくれて本当に感謝する！　大司祭としてそなた達の望み、叶えさせてくれぇぇぇぇ！！」
「おう。そいじゃ最初の約束通り、この魔石貰ってくぜ」

　そういえばそういう話だったと思い出しながら沈黙した大司祭の様子を伺う。

「ほぉ……それが魔石かえ。そんなもんでいいのか？　持ってけ持ってけ！」
「え。じーさん魔石のこと知ってたんじゃ……？」
「いんや？　ワシはお主らの考えを多少“見て”魔石と言うものを探しとると知っただけじゃ。その石、何なんじゃ？」
「……」

　ヤミさんが一気に脱力するのが分かった。海底神殿にすぐ来て目的を言い当てられた時の緊張感との落差が酷い。
　思わずあくびしたわたしに続いて、ノエルちゃんもあくびした。物凄く疲れたからどこかでゆっくり休みたい。

「敵の親玉はここかぁぁーー？！」
「あ、チャーミーさんの声……」

　見れば洞窟の奥からもくもくした空飛ぶ綿に乗って飛んでくるチャーミーさんと後ろに同乗してるゴーシュさん、そして知らない女の子。……誰？

「このチャーミーが成敗してくれる！　かかってこぉぉぉぉい！！　ん？！　どこだぁぁ〜〜？！　怖気づいたか〜〜？！」
「……。元気っていいよね」
「チャーミーさんらしいですよね……」

　もう何もかも終わった空間に元気なチャーミーさんの声だけが反響して消えていった。