異界学校編
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_31.
誰かに強く抱きしめられていて身動きが取れないが、ほんの少し香る白檀と、さらりとした黒の艶やかな髪の感触。
そして肩に掛けられた学ランの上着と、袖に着された腕章。
_「むぐ..雲雀さん?」
雲「...良かった、無事で」
心底、安心したように雲雀は***を抱きしめる。
そして、***を抱き上げては、応接室のソファに座った。
雲「僕は比較的、真っすぐ此処まで来れたけど、途中にある罠があまりにも残虐性が高いモノばかりで、凄く興味が惹かれ...じゃなかった、キミが心配になったから」
「(あれあれ?なにやら雲雀さんの本音が聞こえたような...)」
雲「今日、用事があって残るって言ってたでしょ」
放課後にしては、すでに生徒は帰宅している時間だっただけに、あの空間に取り込まれたのは、ごく僅かだけだったようだ。
もし、もっと早い時間で、これらの異空間が発生していたら、阿鼻叫喚というか混乱と大騒ぎで学校崩壊が起きていたのでは、と考えてしまう。
あの空間は、たかが人間に、どうこう出来るものじゃない。
例え最強の男である、雲雀さんだって...と、目が合った。
雲「なに考えてるの?」
_「え...っ」
上を向けば、落とされるキス。
雲「あそこの事は終わったんだ、考えるだけ無駄だよ」
_「そうなんだけど...やっぱり気になっちゃって」
雲「それなら僕の事、考えて」
_「ふぇ!?」
雲雀は、自身の足に座らせている***の身体を引き寄せて、服の上から撫でながら、
雲「本当に無事なのか確認させて」
_「わ、ちょっと、雲雀さんっ」
***の耳元に彼の息が掛かる。
雲「***、名前」
_「あ、う、きょ...恭弥さん」
「うん」と満足そうに頷いて、雲雀は確認に戻る。
そういえば、と、***が雲雀に尋ねた。
_「恭弥さん、途中ですれ違ったよね」
雲「ん、」
_「途中の部屋でスライム人間を薙ぎ倒してたじゃないですか」
雲「それ、僕じゃないね」
_「え、」
雲「さっき言っただろ、僕は真っすぐ此処に来ているんだ。道中で誰とも会ってないんだよ」
_「それじゃ、あの恭弥さんは」
雲「罠とか偽物だろうね」
_「...後を着けなくて良かったんだ」
急にドッと緊張が来て、身体を縮こませるように背中を丸める***の手を取って、指先に口づける。
雲「...どうやら、どこも怪しい所は無いみたいだね」
雲雀は窓の外を振り返る。
雲「暗くなってきた、送るよ」
校内から連絡通路を通って、駐輪場へ。
教員用の駐車場の手前に、雲雀のバイクはあった。
当たり前にヘルメットを***に渡す。
雲「着け方は覚えた?」
_「はい、バッチリです」
そう言ってはヘルメットを被る***。
そして、雲雀の後ろに跨いで座る。
短スパッツでチラリも余裕です。
雲「出すよ」
二人の様子を、校舎の3階から見下ろしている影。
骸「持っていかれて仕舞いましたね...まぁ今日は良しとしましょう。帰りますよ、千種」
柿「はい、骸様」
..
学校から徒歩圏内だと、バイクでは一瞬だ。
***は、ヘルメットを脱いだ。
雲「明日の朝、迎えに来るから」
_「はい、6時半ですよね」
雲「そう...」
雲雀はバイクに跨ったまま、***を抱き寄せてキスをした。
雲「じゃあ、また明日ね」
そう言いながら、華麗にUターンしてバイクと一緒に出て行った。
周りが暗くて良かった。
きっと、***の顔は真っ赤だったろうから。
生ぬるい空気の風が通りこした。
本当に日常に帰ってきたのかと疑いそうで。
まだ、夢でも見てる心地だ。
夜を過ぎてしまえば、今日の事は過去になって、いずれ流れていく。
_「なかなか忘れられる出来事じゃないけど...」
***は、そう呟いてヘルメットを抱えたまま、自宅へと入っていった。
H.ED
誰かに強く抱きしめられていて身動きが取れないが、ほんの少し香る白檀と、さらりとした黒の艶やかな髪の感触。
そして肩に掛けられた学ランの上着と、袖に着された腕章。
_「むぐ..雲雀さん?」
雲「...良かった、無事で」
心底、安心したように雲雀は***を抱きしめる。
そして、***を抱き上げては、応接室のソファに座った。
雲「僕は比較的、真っすぐ此処まで来れたけど、途中にある罠があまりにも残虐性が高いモノばかりで、凄く興味が惹かれ...じゃなかった、キミが心配になったから」
「(あれあれ?なにやら雲雀さんの本音が聞こえたような...)」
雲「今日、用事があって残るって言ってたでしょ」
放課後にしては、すでに生徒は帰宅している時間だっただけに、あの空間に取り込まれたのは、ごく僅かだけだったようだ。
もし、もっと早い時間で、これらの異空間が発生していたら、阿鼻叫喚というか混乱と大騒ぎで学校崩壊が起きていたのでは、と考えてしまう。
あの空間は、たかが人間に、どうこう出来るものじゃない。
例え最強の男である、雲雀さんだって...と、目が合った。
雲「なに考えてるの?」
_「え...っ」
上を向けば、落とされるキス。
雲「あそこの事は終わったんだ、考えるだけ無駄だよ」
_「そうなんだけど...やっぱり気になっちゃって」
雲「それなら僕の事、考えて」
_「ふぇ!?」
雲雀は、自身の足に座らせている***の身体を引き寄せて、服の上から撫でながら、
雲「本当に無事なのか確認させて」
_「わ、ちょっと、雲雀さんっ」
***の耳元に彼の息が掛かる。
雲「***、名前」
_「あ、う、きょ...恭弥さん」
「うん」と満足そうに頷いて、雲雀は確認に戻る。
そういえば、と、***が雲雀に尋ねた。
_「恭弥さん、途中ですれ違ったよね」
雲「ん、」
_「途中の部屋でスライム人間を薙ぎ倒してたじゃないですか」
雲「それ、僕じゃないね」
_「え、」
雲「さっき言っただろ、僕は真っすぐ此処に来ているんだ。道中で誰とも会ってないんだよ」
_「それじゃ、あの恭弥さんは」
雲「罠とか偽物だろうね」
_「...後を着けなくて良かったんだ」
急にドッと緊張が来て、身体を縮こませるように背中を丸める***の手を取って、指先に口づける。
雲「...どうやら、どこも怪しい所は無いみたいだね」
雲雀は窓の外を振り返る。
雲「暗くなってきた、送るよ」
校内から連絡通路を通って、駐輪場へ。
教員用の駐車場の手前に、雲雀のバイクはあった。
当たり前にヘルメットを***に渡す。
雲「着け方は覚えた?」
_「はい、バッチリです」
そう言ってはヘルメットを被る***。
そして、雲雀の後ろに跨いで座る。
短スパッツでチラリも余裕です。
雲「出すよ」
二人の様子を、校舎の3階から見下ろしている影。
骸「持っていかれて仕舞いましたね...まぁ今日は良しとしましょう。帰りますよ、千種」
柿「はい、骸様」
..
学校から徒歩圏内だと、バイクでは一瞬だ。
***は、ヘルメットを脱いだ。
雲「明日の朝、迎えに来るから」
_「はい、6時半ですよね」
雲「そう...」
雲雀はバイクに跨ったまま、***を抱き寄せてキスをした。
雲「じゃあ、また明日ね」
そう言いながら、華麗にUターンしてバイクと一緒に出て行った。
周りが暗くて良かった。
きっと、***の顔は真っ赤だったろうから。
生ぬるい空気の風が通りこした。
本当に日常に帰ってきたのかと疑いそうで。
まだ、夢でも見てる心地だ。
夜を過ぎてしまえば、今日の事は過去になって、いずれ流れていく。
_「なかなか忘れられる出来事じゃないけど...」
***は、そう呟いてヘルメットを抱えたまま、自宅へと入っていった。
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