異界学校編
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_9.
***達がドアを潜って次の箱に向かうが、そこにも大量のコウモリが待ち受けていた。
獄「チッ、屈んでろ!」
獄寺は両手で持てるだけのダイナマイトを持って、点火しては天井に向かって投げつける。
頭を押さえて屈んでいた***の目の前に、大きなヒビが入っている場所を見つけた。
_「獄寺くん、ここ!」
と言われて、獄寺はダイナマイトを放り投げた。
穴は開かなかったが、ヒビが大きくなって素手で撤去できそうだ。
獄「コイツら、分裂しやがる!」
獄寺がコウモリの相手をしている間に、瓦礫を退かし終えて獄寺を振り返った。
獄「仕方ねぇ、テメーに『10代目を探す』っつー役目を、俺の代わりに預けるわ」
_「獄寺くん、ここから出られる!!」
獄寺の姿は、増えすぎたコウモリのせいで、その姿を目視できない。
_「(そういえば、この箱にはドアがあったような...!」
正面のドアは板張りで、その中央にダイナマイトが埋め込まれていた。
もしかしたら獄寺もシんでいて、今、目の前にいる彼は何週目かの彼かもしれない。
獄「そっちのドアは何もなかったぜ。だから、その穴しか移動できねぇってことだ」
穴の前で、しゃがんで待っている***に叫ぶ。
獄「だから早くいけ!この後、罠が発動しちまうッ」
_「罠?」
カタン、という音が天井から聞こえて、カラカラと何かが回転する音に加えて、ズッ...という何かが擦れる音と地響きのような振動が部屋を覆う。
動こうとしない***に、獄寺がダイナマイトを放った。
さすがに爆発に巻き込まれたくないと、体が反射的に瓦礫の穴に飛び込んでしまった。
彼の言った罠とは、天井が少しずつ降りてくるという残酷なものだった。
すっかりコウモリに隠れてしまいながらも、まだ獄寺はコウモリ相手にダイナマイトを投げている。
獄「あぁ、そうだ」
獄寺がポケットのから取り出したものを***に放ってきたので慌ててキャッチする。
それは『V』のプレートだった。
獄「多分、お前に必要なものだろ」
瓦礫の穴が、分かっていたかのように魔法のように小さくなっていく。
獄「後は頼んだぜ」
小さくなっていく瓦礫の隙間から、少し苦笑いをしている獄寺の顔が見えて、***は泣いてしまった。
天井が降りきる前に瓦礫が塞がってしまった為に、獄寺がどうなってしまったのか分からない。
いや本当は、分かっている。
一頻り泣いた。
グズグズになりながら立ち上がる。
→17へ進んでください。
***達がドアを潜って次の箱に向かうが、そこにも大量のコウモリが待ち受けていた。
獄「チッ、屈んでろ!」
獄寺は両手で持てるだけのダイナマイトを持って、点火しては天井に向かって投げつける。
頭を押さえて屈んでいた***の目の前に、大きなヒビが入っている場所を見つけた。
_「獄寺くん、ここ!」
と言われて、獄寺はダイナマイトを放り投げた。
穴は開かなかったが、ヒビが大きくなって素手で撤去できそうだ。
獄「コイツら、分裂しやがる!」
獄寺がコウモリの相手をしている間に、瓦礫を退かし終えて獄寺を振り返った。
獄「仕方ねぇ、テメーに『10代目を探す』っつー役目を、俺の代わりに預けるわ」
_「獄寺くん、ここから出られる!!」
獄寺の姿は、増えすぎたコウモリのせいで、その姿を目視できない。
_「(そういえば、この箱にはドアがあったような...!」
正面のドアは板張りで、その中央にダイナマイトが埋め込まれていた。
もしかしたら獄寺もシんでいて、今、目の前にいる彼は何週目かの彼かもしれない。
獄「そっちのドアは何もなかったぜ。だから、その穴しか移動できねぇってことだ」
穴の前で、しゃがんで待っている***に叫ぶ。
獄「だから早くいけ!この後、罠が発動しちまうッ」
_「罠?」
カタン、という音が天井から聞こえて、カラカラと何かが回転する音に加えて、ズッ...という何かが擦れる音と地響きのような振動が部屋を覆う。
動こうとしない***に、獄寺がダイナマイトを放った。
さすがに爆発に巻き込まれたくないと、体が反射的に瓦礫の穴に飛び込んでしまった。
彼の言った罠とは、天井が少しずつ降りてくるという残酷なものだった。
すっかりコウモリに隠れてしまいながらも、まだ獄寺はコウモリ相手にダイナマイトを投げている。
獄「あぁ、そうだ」
獄寺がポケットのから取り出したものを***に放ってきたので慌ててキャッチする。
それは『V』のプレートだった。
獄「多分、お前に必要なものだろ」
瓦礫の穴が、分かっていたかのように魔法のように小さくなっていく。
獄「後は頼んだぜ」
小さくなっていく瓦礫の隙間から、少し苦笑いをしている獄寺の顔が見えて、***は泣いてしまった。
天井が降りきる前に瓦礫が塞がってしまった為に、獄寺がどうなってしまったのか分からない。
いや本当は、分かっている。
一頻り泣いた。
グズグズになりながら立ち上がる。
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