術師、使い魔、幽霊と
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
_
とある階層に着いて、2組は吹き抜けのフロアへと入る。
骸「コレは…なかなかな光景ですね」
ガランとして何も無いフロアの奥に、禍々しい気を放つ祭壇が鎮座していた。
雲「祝詞はそっちで唱えてよ」
骸「はいはい、クローム。お願いします」
ク「はい、骸様」
クロームと呼ばれた少女は経典を開いて、読み上げ始める。
雲「***は下がってて」
_「うん」
手に数珠を持ち、草壁と共に壁際に下がる。
骸「おや、彼女は戦力外ですか」
雲「あの二人は除霊向きじゃ無い」
骸「…なるほど」
雲雀はトンファーを構えると雲の炎を宿らせる。
同じ骸も槍に灯す。
その気配を察して、祭壇の鏡から大きな狐が現れた。
周囲を取り巻く様に動いては、突進してくる。
動きとしては低級霊の様だ。
暫くの攻防の末、気づいたクロームの助言で、祭壇の鏡を割って甲高い声を上げながら狐は消えた。
骸「随分と呆気なかったですね」
雲雀はトンファーを仕舞った。
雲「***、哲、帰ろう」
3人でエレベーターに向かう背中に、
骸「ボクらは黒曜ファミリー。また会うでしょう」
一瞬、足を止めた雲雀だったが、特に何もかえさずにその場から去っていった。
骸「クフフ、アレが例の…」
..
..
_「…」
せっかく仕事が上手く収まって終わったというのに、***が静かだ。
哲が茶を出しながら、
哲「何だか元気ないみたいですね、***さん」
_「んー…」
雲「どうかしたの?」
_「骸って人に触れてから、よく分からないけど変な感じがする」
雲「…六道骸」
哲「もしやディーノさんの話に出てきた人物では」
雲「詳しいことは調査中らしいけど、***が反応したんなら、そうなんだろうね」
_「ディーノさん…」
雲「結果が分かるまでは深く考えなくていい。今日は、もう休んで」
_「うん」
ボウっと淡く光ると、***の体が透けて雲雀の持つ赤い印のついた管の中に消えた。
雲雀は管を仏壇に置く。
哲「もしディーノさんが言っていたことが本当なら」
雲「***はアイツには極力近づけない方がいいだろうね。記憶が戻っても困る」
哲「そうですね、あれは忘れていた方が良いでしょう」
雲雀は、月が覗く天窓を見上げた。
→
とある階層に着いて、2組は吹き抜けのフロアへと入る。
骸「コレは…なかなかな光景ですね」
ガランとして何も無いフロアの奥に、禍々しい気を放つ祭壇が鎮座していた。
雲「祝詞はそっちで唱えてよ」
骸「はいはい、クローム。お願いします」
ク「はい、骸様」
クロームと呼ばれた少女は経典を開いて、読み上げ始める。
雲「***は下がってて」
_「うん」
手に数珠を持ち、草壁と共に壁際に下がる。
骸「おや、彼女は戦力外ですか」
雲「あの二人は除霊向きじゃ無い」
骸「…なるほど」
雲雀はトンファーを構えると雲の炎を宿らせる。
同じ骸も槍に灯す。
その気配を察して、祭壇の鏡から大きな狐が現れた。
周囲を取り巻く様に動いては、突進してくる。
動きとしては低級霊の様だ。
暫くの攻防の末、気づいたクロームの助言で、祭壇の鏡を割って甲高い声を上げながら狐は消えた。
骸「随分と呆気なかったですね」
雲雀はトンファーを仕舞った。
雲「***、哲、帰ろう」
3人でエレベーターに向かう背中に、
骸「ボクらは黒曜ファミリー。また会うでしょう」
一瞬、足を止めた雲雀だったが、特に何もかえさずにその場から去っていった。
骸「クフフ、アレが例の…」
..
..
_「…」
せっかく仕事が上手く収まって終わったというのに、***が静かだ。
哲が茶を出しながら、
哲「何だか元気ないみたいですね、***さん」
_「んー…」
雲「どうかしたの?」
_「骸って人に触れてから、よく分からないけど変な感じがする」
雲「…六道骸」
哲「もしやディーノさんの話に出てきた人物では」
雲「詳しいことは調査中らしいけど、***が反応したんなら、そうなんだろうね」
_「ディーノさん…」
雲「結果が分かるまでは深く考えなくていい。今日は、もう休んで」
_「うん」
ボウっと淡く光ると、***の体が透けて雲雀の持つ赤い印のついた管の中に消えた。
雲雀は管を仏壇に置く。
哲「もしディーノさんが言っていたことが本当なら」
雲「***はアイツには極力近づけない方がいいだろうね。記憶が戻っても困る」
哲「そうですね、あれは忘れていた方が良いでしょう」
雲雀は、月が覗く天窓を見上げた。
→