襲撃
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_
骸「ボクのものになる気はありませんか?」
先ほどと同じ質問をしてくる。
_「ならないっ」
骸「ならば、やはり力ずくで奪うことにしましょう」
_「うッ」
両肩を押さえつけられて、ソファに沈み込む。
骸に覆い被さられている。
絡み合う視線、
骸「どうしてしまいましょうか。キミは無縁そうなので快楽に溺れてみますか?」
ゾクッと背中が震える。
骸の右手が頬を撫でると、***が顔を逸らそうとする。その隙に、骸の口が肩に触れた。
_「っ…、このっ」
思い切り頭を振って、骸に頭突きをかます。
すると骸の右手が思い切り、首を掴んだ。
_「ぅぐ…」
骸「まったく、貴女も凶暴ですね」
首を絞められて、息が苦しい。
骸「このまま、シんでもらいましょうか」
シなど怖くない、覚悟はしていた筈だ。
だが、いざとなると体が震えてくる。
_「っはぁ、げほっ」
手が離されて、咳き込む。
骸「恐怖しましたね、これだから人は面白い」
コイツは人をコ口すことに躊躇いがない奴だ。
本当にコ口されてしまうかもしれない、そしたら雲雀さんは悲しんでくれるだろうか。
暫く考えていた骸が、
骸「やはりボクのものにすることにしましょう」
と言った。
抵抗する気も失せて、力無くソファに沈んでいる***に笑みを浮かべる骸。
骸「おや、もう抵抗しないんですか?」
_「さっさとコ口せよ」
骸「しませんよ、モノにすると申し上げたでしょう」
_「…勘弁してよ」
骸「もしかして処女です?」
至極、嬉しそうな骸の様子に***は眉を顰めた。
骸「良いですね。キミの初めてを奪ったら彼は、どんな反応をするんでしょうか」
_「さぁ、興味ないんじゃない?」
骸「そんなことはないと思いますよ」
何を根拠に言っているのか。
骸「それならば優しく、優しく抱いてあげましょう」
そう言いながら頬に口に、唇を落としてくる。
その度に、嫌そうな顔をする***にも骸は楽しそうに笑っている。
骸「ボクを忘れられないぐらいに、ね」
.
事が終わって、骸は満足げにソファに横になった。
骸「…面白い、やはり欲しい」
思いに耽っていると、そこへ千種がやって来た。
千「命令通り、雲雀恭弥を並盛に返してきました」
骸「まぁ、すぐに戻ってくる思いますけどね」
骸はチラリと奥の部屋への扉を見た。
廃墟だった場所に、骸の部屋として区別するために取り付けた扉だ。
そこには、疲れ果てて眠っている***が居る。
骸「さて、彼はどんな反応を見せてくれるのでしょうね。大切なモノが奪われたと知ったら」
千「……。」
気の毒に、と思いながらも口に出さない。
骸「可愛らしい子ですよ。必死に男の子で有ろうとして、女らしさを出すことを嫌がり…まぁ最後には抗えなかったようですが」
骸の執拗さを知っている千種は黙って聞いている。
骸「ボクの心を奮わせる存在に初めて会いました。あの子は返しません、彼の元には絶対に」
愛し気に語る骸に、千種は嬉しさと複雑さを覚える。面倒くさいことになりそうだ、と。
骸「噂をすれば、もうやってきた様ですね」
下方で衝撃音。
そして彼は、再び骸の前に現れた。
ボロボロの姿のままで。
雲「***は、どこだ」
怒り心頭といった様子に骸の口端が吊り上がる。
骸「隣の部屋です、ボクの…ね」
ガキィッ..トンファーを槍で受け止める骸。
千種は後方へと移動している。
雲「***に何をしたッ」
骸「余裕がありませんね、クフフ…」
槍で弾き返しながら立ち上がる。
骸「大事に、それはもう大事に抱いてあげました。可愛かったですよ、徐々にプライドが剥がれていく様は」
雲「…貴様!!!」
骸「あの子はボクが貰います、キミには返しません」
雲「勝手なことをッ」
攻防が開始される、
ボロボロの雲雀の方に少し疲れが見え、骸が徐々に押していく。
骸「引き返さないのならコ口しましょう、そしたら《あの子》はどうなるのでしょうね。絶望するのなら、ボクが優しく絆してあげましょうか」
雲「ッ…」
トンファーを下げた雲雀が歯を食いしばる。
雲「これ以上、***に触れるなら容赦しない」
骸「それはボクの自由でしょう?」
雲「次は必ず咬み殺すッ」
そう言って雲雀は去っていった。
ヘルシーセンターを見上げては、仕方なくという様に雲雀は並盛へと戻っていく。
骸「去りましたね…」
窓から雲雀の動向を眺めていた骸が突然、自室へと入っていく。
そして、***の腕を払った。
カチャンッ..刃物が床に落ちる。
骸「…危なかった」
_「どうして…」
ーーータヒなせてくれないの、
そう目が訴えかけている。
骸「キミにシなれては困ります、ボクとしても。雲雀恭弥としても…でしょうね」
_「…合わせる顔なんてない」
骸「頼みますから自分を傷つけるのはやめてください、でなければ監禁します」
_「……。」
骸「ボクとしては、それでも良いんですよ。両手足を縛り付けてキミの世話は全てボクが行う、そう全て、ね」
_「やだ…」
骸「ならば自傷はしないことです」
_「…わかった」
しゅんとする***に、口付ける骸。
骸「雲雀恭弥は何度でもやってくるでしょう、キミを取り戻すまで」
_「…そうかな」
捨てられた子犬の様に意気消沈している彼女は、まさにそう思っているのだろう。
雲雀恭弥の関心は離れていっている、
何故そんな風に考えてしまうのかまでは理解できないが。
骸「だからボクのモノになってください。後生、大事にします」
_「…、」
返事はしない。出来ないのだろう。
まだ***は、雲雀に忠誠を誓っている。
_「…考えておく」
そう言って横になってしまった。
その隣に横になった骸は、***を抱きしめる。
泣いている彼女を優しく宥めるように。
明日にも雲雀恭弥は、やってくるだろう。
***の考えとは裏腹に、必死に取り返そうと。
彼女の心が骸に向くのが先か、
雲雀が奪い返すのが先か。
それは運命の女神に委ねられる。
2024.01.17...ED
骸「ボクのものになる気はありませんか?」
先ほどと同じ質問をしてくる。
_「ならないっ」
骸「ならば、やはり力ずくで奪うことにしましょう」
_「うッ」
両肩を押さえつけられて、ソファに沈み込む。
骸に覆い被さられている。
絡み合う視線、
骸「どうしてしまいましょうか。キミは無縁そうなので快楽に溺れてみますか?」
ゾクッと背中が震える。
骸の右手が頬を撫でると、***が顔を逸らそうとする。その隙に、骸の口が肩に触れた。
_「っ…、このっ」
思い切り頭を振って、骸に頭突きをかます。
すると骸の右手が思い切り、首を掴んだ。
_「ぅぐ…」
骸「まったく、貴女も凶暴ですね」
首を絞められて、息が苦しい。
骸「このまま、シんでもらいましょうか」
シなど怖くない、覚悟はしていた筈だ。
だが、いざとなると体が震えてくる。
_「っはぁ、げほっ」
手が離されて、咳き込む。
骸「恐怖しましたね、これだから人は面白い」
コイツは人をコ口すことに躊躇いがない奴だ。
本当にコ口されてしまうかもしれない、そしたら雲雀さんは悲しんでくれるだろうか。
暫く考えていた骸が、
骸「やはりボクのものにすることにしましょう」
と言った。
抵抗する気も失せて、力無くソファに沈んでいる***に笑みを浮かべる骸。
骸「おや、もう抵抗しないんですか?」
_「さっさとコ口せよ」
骸「しませんよ、モノにすると申し上げたでしょう」
_「…勘弁してよ」
骸「もしかして処女です?」
至極、嬉しそうな骸の様子に***は眉を顰めた。
骸「良いですね。キミの初めてを奪ったら彼は、どんな反応をするんでしょうか」
_「さぁ、興味ないんじゃない?」
骸「そんなことはないと思いますよ」
何を根拠に言っているのか。
骸「それならば優しく、優しく抱いてあげましょう」
そう言いながら頬に口に、唇を落としてくる。
その度に、嫌そうな顔をする***にも骸は楽しそうに笑っている。
骸「ボクを忘れられないぐらいに、ね」
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事が終わって、骸は満足げにソファに横になった。
骸「…面白い、やはり欲しい」
思いに耽っていると、そこへ千種がやって来た。
千「命令通り、雲雀恭弥を並盛に返してきました」
骸「まぁ、すぐに戻ってくる思いますけどね」
骸はチラリと奥の部屋への扉を見た。
廃墟だった場所に、骸の部屋として区別するために取り付けた扉だ。
そこには、疲れ果てて眠っている***が居る。
骸「さて、彼はどんな反応を見せてくれるのでしょうね。大切なモノが奪われたと知ったら」
千「……。」
気の毒に、と思いながらも口に出さない。
骸「可愛らしい子ですよ。必死に男の子で有ろうとして、女らしさを出すことを嫌がり…まぁ最後には抗えなかったようですが」
骸の執拗さを知っている千種は黙って聞いている。
骸「ボクの心を奮わせる存在に初めて会いました。あの子は返しません、彼の元には絶対に」
愛し気に語る骸に、千種は嬉しさと複雑さを覚える。面倒くさいことになりそうだ、と。
骸「噂をすれば、もうやってきた様ですね」
下方で衝撃音。
そして彼は、再び骸の前に現れた。
ボロボロの姿のままで。
雲「***は、どこだ」
怒り心頭といった様子に骸の口端が吊り上がる。
骸「隣の部屋です、ボクの…ね」
ガキィッ..トンファーを槍で受け止める骸。
千種は後方へと移動している。
雲「***に何をしたッ」
骸「余裕がありませんね、クフフ…」
槍で弾き返しながら立ち上がる。
骸「大事に、それはもう大事に抱いてあげました。可愛かったですよ、徐々にプライドが剥がれていく様は」
雲「…貴様!!!」
骸「あの子はボクが貰います、キミには返しません」
雲「勝手なことをッ」
攻防が開始される、
ボロボロの雲雀の方に少し疲れが見え、骸が徐々に押していく。
骸「引き返さないのならコ口しましょう、そしたら《あの子》はどうなるのでしょうね。絶望するのなら、ボクが優しく絆してあげましょうか」
雲「ッ…」
トンファーを下げた雲雀が歯を食いしばる。
雲「これ以上、***に触れるなら容赦しない」
骸「それはボクの自由でしょう?」
雲「次は必ず咬み殺すッ」
そう言って雲雀は去っていった。
ヘルシーセンターを見上げては、仕方なくという様に雲雀は並盛へと戻っていく。
骸「去りましたね…」
窓から雲雀の動向を眺めていた骸が突然、自室へと入っていく。
そして、***の腕を払った。
カチャンッ..刃物が床に落ちる。
骸「…危なかった」
_「どうして…」
ーーータヒなせてくれないの、
そう目が訴えかけている。
骸「キミにシなれては困ります、ボクとしても。雲雀恭弥としても…でしょうね」
_「…合わせる顔なんてない」
骸「頼みますから自分を傷つけるのはやめてください、でなければ監禁します」
_「……。」
骸「ボクとしては、それでも良いんですよ。両手足を縛り付けてキミの世話は全てボクが行う、そう全て、ね」
_「やだ…」
骸「ならば自傷はしないことです」
_「…わかった」
しゅんとする***に、口付ける骸。
骸「雲雀恭弥は何度でもやってくるでしょう、キミを取り戻すまで」
_「…そうかな」
捨てられた子犬の様に意気消沈している彼女は、まさにそう思っているのだろう。
雲雀恭弥の関心は離れていっている、
何故そんな風に考えてしまうのかまでは理解できないが。
骸「だからボクのモノになってください。後生、大事にします」
_「…、」
返事はしない。出来ないのだろう。
まだ***は、雲雀に忠誠を誓っている。
_「…考えておく」
そう言って横になってしまった。
その隣に横になった骸は、***を抱きしめる。
泣いている彼女を優しく宥めるように。
明日にも雲雀恭弥は、やってくるだろう。
***の考えとは裏腹に、必死に取り返そうと。
彼女の心が骸に向くのが先か、
雲雀が奪い返すのが先か。
それは運命の女神に委ねられる。
2024.01.17...ED