一目惚れ注意報!
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バタバタバタ、
騒がしい足音が近付いてくると、千種は視線を雑誌からフロアの入り口へと移した。
せわしない音に相棒の片割れかと思っていたが予想は外れ、結果としてはその予想を大きく覆すもので、千種はやや驚きを隠せなかった。
千「おかえりなさい、骸様…どうしたんですか?」
とりあえずいつも通りに迎えの挨拶をし、息を切らせて肩で呼吸をする主人に理由を尋ねる。
骸「どうしましょう、千種。僕…
男に惚れてしまいました!!!!」
ブ――――ッ!
ひとまず雑誌を脇に置いてペットボトルのお茶を口に含んだ所で叫ばれた言葉に、思わず豪快に茶を吹き出す千種。
千「………はい?」
ちゃんと耳に届きはしたが理解出来ず。
骸「登校中に生徒にぶつかってその生徒を見た瞬間にこう…なんというか花が咲いたんです、分かりますか!?」
千「…まぁ、なんとなく」
下にズレた眼鏡を指で上げ視界を定めてから、嬉しそうに話を続ける骸を見た。
骸「ですが、制服を見て絶望に打ちひしがれました。何しろ相手は[男]…はぁ」
そこまで言うと先程までの幸せオーラから一転して意気消沈のどんよりオーラを醸し出し、深く長い溜め息を吐きながらトボトボとソファーまで歩くと力なくドサッと座った。
今までにないその骸の落ち込み様を見かねた千種は立ち上がると、(パクッてきた)保冷庫から買い置きのペットボトルを取り出して骸に差し出した。
千「骸様らしくない…」
骸「…千種、ありがとうございます」
言葉数の少ない千種の言わんとした事を感じ取ったのか、ペットボトルを受け取ると風を開けて大きく一口飲み込んだ。
骸「そうですね、行動にする前に諦めてしまう所でした…感謝しますよ、千種」
千「(……ん?)」
眉を少しばかり寄せた千種、自分の意図した事とは違う解釈をしたらしい骸に不安を覚える。
骸「例え相手が男であろうとも先ずは当たって砕けろッ。さすが千種、目が覚めました!」
千「(えーと…)」
ペットボトルの底をテーブルに叩きつけると勢いよく立ち上がる骸。
骸「そうと決まれば善は急げ!さっそくストーキングしてきますッ」
弁解のチャンス与えず撒くし立てるように喋り、そのままの勢いでフロアを出て行ってしまった骸に追いつくこと出来ず…
千「新しい恋愛がある、と言いたかったんだけど…」
千種はその場でポツリと呟くと、相手の生徒と骸の動向が気になったのか(犯罪に走らないよう)遅ればせながらフロアを後にした。
⇒
バタバタバタ、
騒がしい足音が近付いてくると、千種は視線を雑誌からフロアの入り口へと移した。
せわしない音に相棒の片割れかと思っていたが予想は外れ、結果としてはその予想を大きく覆すもので、千種はやや驚きを隠せなかった。
千「おかえりなさい、骸様…どうしたんですか?」
とりあえずいつも通りに迎えの挨拶をし、息を切らせて肩で呼吸をする主人に理由を尋ねる。
骸「どうしましょう、千種。僕…
男に惚れてしまいました!!!!」
ブ――――ッ!
ひとまず雑誌を脇に置いてペットボトルのお茶を口に含んだ所で叫ばれた言葉に、思わず豪快に茶を吹き出す千種。
千「………はい?」
ちゃんと耳に届きはしたが理解出来ず。
骸「登校中に生徒にぶつかってその生徒を見た瞬間にこう…なんというか花が咲いたんです、分かりますか!?」
千「…まぁ、なんとなく」
下にズレた眼鏡を指で上げ視界を定めてから、嬉しそうに話を続ける骸を見た。
骸「ですが、制服を見て絶望に打ちひしがれました。何しろ相手は[男]…はぁ」
そこまで言うと先程までの幸せオーラから一転して意気消沈のどんよりオーラを醸し出し、深く長い溜め息を吐きながらトボトボとソファーまで歩くと力なくドサッと座った。
今までにないその骸の落ち込み様を見かねた千種は立ち上がると、(パクッてきた)保冷庫から買い置きのペットボトルを取り出して骸に差し出した。
千「骸様らしくない…」
骸「…千種、ありがとうございます」
言葉数の少ない千種の言わんとした事を感じ取ったのか、ペットボトルを受け取ると風を開けて大きく一口飲み込んだ。
骸「そうですね、行動にする前に諦めてしまう所でした…感謝しますよ、千種」
千「(……ん?)」
眉を少しばかり寄せた千種、自分の意図した事とは違う解釈をしたらしい骸に不安を覚える。
骸「例え相手が男であろうとも先ずは当たって砕けろッ。さすが千種、目が覚めました!」
千「(えーと…)」
ペットボトルの底をテーブルに叩きつけると勢いよく立ち上がる骸。
骸「そうと決まれば善は急げ!さっそくストーキングしてきますッ」
弁解のチャンス与えず撒くし立てるように喋り、そのままの勢いでフロアを出て行ってしまった骸に追いつくこと出来ず…
千「新しい恋愛がある、と言いたかったんだけど…」
千種はその場でポツリと呟くと、相手の生徒と骸の動向が気になったのか(犯罪に走らないよう)遅ればせながらフロアを後にした。
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