現る!偽物の風紀委員
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
_
雲「風紀委員のコスプレ?
あぁ、報告で来たから知ってるよ。
特に今のところ実害はないし、泳がせておいても良いかなって」
友人の話を聞いた後、心配して雲雀の所に行ったが、そう返されて軽くあしらわれてしまった。
_「(実害、出てるってば。もう、恭弥ったら…)」
ふと目を覚ますと、何処かの部屋だろうか。
造りを見る限りマンションの一室のようだ。
あの男の部屋で間違いないらしい。
壁際の棚には、収集したのであろう風紀委員会のグッズや腕章の予備が飾られている。
学内販売のグッズもあるため、並中に友達が居るのだろう。
もしかしたら本人が通っているのかもしれない。
他校の人間は校内には入れない。
雲雀の動作まで真似できるとなると、本人を間近で見ることの出来る人物である可能性が高い。
『あぁ、目が覚めたかい』
_「ど、して…」
まだスタンガンのショックが残っているのか、まともに声が出ない。
『雲雀恭弥の側には、いつも君がいた。僕が完璧な《彼》になるために君の存在が必要だったんだ。それだけだよ』
少し素が透けて見える彼の言葉に、つい強気で返してしまった。
_「恭弥は、こんな卑怯なことはしない。アナタは恭弥には成れないわ」
『黙れ!』
突然の憤慨に、恐怖で体が硬直する。
『僕は雲雀恭弥だ、いや彼を超えることだって出来るんだ。そうだ、僕は彼を超えるんだ』
この人は、オカシイ。
最初から分かっていた筈なのに自分の浅はかさが嫌になる。
『ねぇ』
急に甘さを含んだ声色に変わって、背筋が凍った。
『雲雀恭弥は、どういう風に君に触れるの?』
彼の手が頬を撫でる。
_「い、嫌!!」
思わず頭を振って、払ってしまった。
どうやら彼は、すぐにカッとなる性格をしているらしい。
頭を押さえつけられ、クッションに顔が埋もれて息が苦しい。
『おっと、ごめんね、つい』
謝ってはいるが声に笑みが含まれている。
下手すると本当にコロされかねない。
でも何故か嫌悪感が強いのだ。
雲雀の様でいて雲雀ではない、脳が錯覚を起こして混乱しているのかもしれない。
すると、男は覆い被さって来て、耳元で喋る。
『ねぇ、雲雀恭弥は、どんなキスをするの?』
「へ…え?」
顔が真っ赤になってしまい答えることが出来ずにいると、ガッと両手で首を掴まれる。
『答え、雲雀恭弥は《そんなことはしない》だ。穢らわしい女め、お前が雲雀恭弥をダメにする』
_「ぐ…ぅッ」
加減を知らぬ力の入れ具合に、シを覚悟する。
→
雲「風紀委員のコスプレ?
あぁ、報告で来たから知ってるよ。
特に今のところ実害はないし、泳がせておいても良いかなって」
友人の話を聞いた後、心配して雲雀の所に行ったが、そう返されて軽くあしらわれてしまった。
_「(実害、出てるってば。もう、恭弥ったら…)」
ふと目を覚ますと、何処かの部屋だろうか。
造りを見る限りマンションの一室のようだ。
あの男の部屋で間違いないらしい。
壁際の棚には、収集したのであろう風紀委員会のグッズや腕章の予備が飾られている。
学内販売のグッズもあるため、並中に友達が居るのだろう。
もしかしたら本人が通っているのかもしれない。
他校の人間は校内には入れない。
雲雀の動作まで真似できるとなると、本人を間近で見ることの出来る人物である可能性が高い。
『あぁ、目が覚めたかい』
_「ど、して…」
まだスタンガンのショックが残っているのか、まともに声が出ない。
『雲雀恭弥の側には、いつも君がいた。僕が完璧な《彼》になるために君の存在が必要だったんだ。それだけだよ』
少し素が透けて見える彼の言葉に、つい強気で返してしまった。
_「恭弥は、こんな卑怯なことはしない。アナタは恭弥には成れないわ」
『黙れ!』
突然の憤慨に、恐怖で体が硬直する。
『僕は雲雀恭弥だ、いや彼を超えることだって出来るんだ。そうだ、僕は彼を超えるんだ』
この人は、オカシイ。
最初から分かっていた筈なのに自分の浅はかさが嫌になる。
『ねぇ』
急に甘さを含んだ声色に変わって、背筋が凍った。
『雲雀恭弥は、どういう風に君に触れるの?』
彼の手が頬を撫でる。
_「い、嫌!!」
思わず頭を振って、払ってしまった。
どうやら彼は、すぐにカッとなる性格をしているらしい。
頭を押さえつけられ、クッションに顔が埋もれて息が苦しい。
『おっと、ごめんね、つい』
謝ってはいるが声に笑みが含まれている。
下手すると本当にコロされかねない。
でも何故か嫌悪感が強いのだ。
雲雀の様でいて雲雀ではない、脳が錯覚を起こして混乱しているのかもしれない。
すると、男は覆い被さって来て、耳元で喋る。
『ねぇ、雲雀恭弥は、どんなキスをするの?』
「へ…え?」
顔が真っ赤になってしまい答えることが出来ずにいると、ガッと両手で首を掴まれる。
『答え、雲雀恭弥は《そんなことはしない》だ。穢らわしい女め、お前が雲雀恭弥をダメにする』
_「ぐ…ぅッ」
加減を知らぬ力の入れ具合に、シを覚悟する。
→