怪異-異世界-
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雲「雷雨に見舞われるとはね」
草「少し時間が掛かってしまいましたね、***さんは大丈夫でしょうか」
雲「僕なりに八尺について調べてみたけど然程、危険な存在には思えなかったけど」
草「子供を攫うとか」
雲「たしかに子供だけど」
車がガレージに入って荷物を運び出すと、一人の侍女が血相を変えて駆け寄って来た。
侍「恭弥様、あの、お連れ様が!」
反射的に、***の部屋へと駆け出していた。
バンッと部屋へ飛び込むと、開いて雨が吹き込む窓と何かを引きずった絨毯の跡が外へと続いていた。
雲「まったく、これだから…」
草「委員長、レインコートです!」
レインコート装備しつつ、まずは御神体のある場所に向かう。
が、何もいない。
雲「ここかと思ったんだけど」
草「い、委員長…この御神体を見てください」
雲「な、に…これ」
草壁が示した御神体の中に、***が写っている。
首や全身を、黒くて長い髪の毛で拘束されているようだ。
ポポポ..
頭上から聞こえた音にトンファーを振り上げる。
バキッ..
どこかに当たったらしく、呻き声を上げて八尺は御神体の中に吸い込まれていった。
雲「どうしたら、中に…」
御神体を掴んだ雲雀の視界が歪む。
草「委員長!」
ぐにゃりと歪んだ視界が戻った時には、雲雀は白い空間に居た。
雲「ここは、もしかして御神体の中か?」
全方位、真っ白な空間を勘だけで進んでいく。
すると髪の毛で形作られた、四角い部屋のような空間が浮かび上がる。
_「ちょ、ちょっと…これは、なんで」
四肢を髪で操られ、足を開かされたような霰もない格好で宙吊りにされている***。
_「ひ、雲雀さん、あの、見ないでくださーい!」
雲「そこは助けてください、でしょ」
陰から飛び出して来た八尺の爪をトンファーで受け止める雲雀。
ポ…ボボウ!
また雲雀はトンファーに細工をしていた。
御神体を祀っている泉の御神水を、トンファーに振りかけながら戦っていた。
それに触れた怪異である八尺はダメージを受け、吠えた。
そして***を手繰り寄せて、盾にするように抱きしめた。
雲「僕のものを盾にしようだなんて良い度胸だね。万死に値するよ」
そう言いながら雲雀は、小瓶を幾つか放り投げてトンファーで振り割った。
割れた瓶から液体が溢れて八尺は頭から御神水を被り、***を離して、のたうちまわる。
もちろん***には何のダメージはない。
雲「僕の勝ちだ」
パリッ..
御神体にヒビが入ると、二人が鏡から取り出して来た。
草「どわっ」
草壁にぶち当たって倒れ込む。
_「わ、わ、ごめんなさい!」
草「いえ、ご無事で何よりです」
雲「…雨も止んだね」
3人で別荘に戻っては、ゆっくり入浴した。
_「助けてくれて、ありがとうございました。雲雀さん」
雲「今回もね」
_「あはは…」
草「でも最近は委員長も楽しそうですよ」
雲「調子に乗るから変なこと言うな」
草「はい、すいません」
_「今回は、そんなに危なくは無かったですね」
雲「まぁでも中学にもなってクマのパンツは、どうかと思うけど」
_「ひゃー、雲雀さんのえっち!どこ見てるんですか!」
雲「髪の毛で出来た部屋に入ったら目の前に見えたから仕方ないだろ」
_「言わなくていいじゃないですか!」
雲「言わなきゃ変わらないでしょ」
_「む、むう…」
草壁の苦笑いを横目に、くだらない言い合いで今回は無事?に終えていったのだった。
2024.08.25...
雲「雷雨に見舞われるとはね」
草「少し時間が掛かってしまいましたね、***さんは大丈夫でしょうか」
雲「僕なりに八尺について調べてみたけど然程、危険な存在には思えなかったけど」
草「子供を攫うとか」
雲「たしかに子供だけど」
車がガレージに入って荷物を運び出すと、一人の侍女が血相を変えて駆け寄って来た。
侍「恭弥様、あの、お連れ様が!」
反射的に、***の部屋へと駆け出していた。
バンッと部屋へ飛び込むと、開いて雨が吹き込む窓と何かを引きずった絨毯の跡が外へと続いていた。
雲「まったく、これだから…」
草「委員長、レインコートです!」
レインコート装備しつつ、まずは御神体のある場所に向かう。
が、何もいない。
雲「ここかと思ったんだけど」
草「い、委員長…この御神体を見てください」
雲「な、に…これ」
草壁が示した御神体の中に、***が写っている。
首や全身を、黒くて長い髪の毛で拘束されているようだ。
ポポポ..
頭上から聞こえた音にトンファーを振り上げる。
バキッ..
どこかに当たったらしく、呻き声を上げて八尺は御神体の中に吸い込まれていった。
雲「どうしたら、中に…」
御神体を掴んだ雲雀の視界が歪む。
草「委員長!」
ぐにゃりと歪んだ視界が戻った時には、雲雀は白い空間に居た。
雲「ここは、もしかして御神体の中か?」
全方位、真っ白な空間を勘だけで進んでいく。
すると髪の毛で形作られた、四角い部屋のような空間が浮かび上がる。
_「ちょ、ちょっと…これは、なんで」
四肢を髪で操られ、足を開かされたような霰もない格好で宙吊りにされている***。
_「ひ、雲雀さん、あの、見ないでくださーい!」
雲「そこは助けてください、でしょ」
陰から飛び出して来た八尺の爪をトンファーで受け止める雲雀。
ポ…ボボウ!
また雲雀はトンファーに細工をしていた。
御神体を祀っている泉の御神水を、トンファーに振りかけながら戦っていた。
それに触れた怪異である八尺はダメージを受け、吠えた。
そして***を手繰り寄せて、盾にするように抱きしめた。
雲「僕のものを盾にしようだなんて良い度胸だね。万死に値するよ」
そう言いながら雲雀は、小瓶を幾つか放り投げてトンファーで振り割った。
割れた瓶から液体が溢れて八尺は頭から御神水を被り、***を離して、のたうちまわる。
もちろん***には何のダメージはない。
雲「僕の勝ちだ」
パリッ..
御神体にヒビが入ると、二人が鏡から取り出して来た。
草「どわっ」
草壁にぶち当たって倒れ込む。
_「わ、わ、ごめんなさい!」
草「いえ、ご無事で何よりです」
雲「…雨も止んだね」
3人で別荘に戻っては、ゆっくり入浴した。
_「助けてくれて、ありがとうございました。雲雀さん」
雲「今回もね」
_「あはは…」
草「でも最近は委員長も楽しそうですよ」
雲「調子に乗るから変なこと言うな」
草「はい、すいません」
_「今回は、そんなに危なくは無かったですね」
雲「まぁでも中学にもなってクマのパンツは、どうかと思うけど」
_「ひゃー、雲雀さんのえっち!どこ見てるんですか!」
雲「髪の毛で出来た部屋に入ったら目の前に見えたから仕方ないだろ」
_「言わなくていいじゃないですか!」
雲「言わなきゃ変わらないでしょ」
_「む、むう…」
草壁の苦笑いを横目に、くだらない言い合いで今回は無事?に終えていったのだった。
2024.08.25...