怪異-異世界-
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
_
雲雀はデスクに着いて書類を流し見しながら、
雲(ウチの病院に限って妙な事は起きてないとは思うけど)
ペラっと次の紙を捲る。
雲(幽霊が出るなんて話も聞かないし、だとしても本来なら***自身が大喜びする件だ。
それならば、***は一体なにに怯えていたんだろう)
自然と溜め息が漏れた。
どうせロクな事じゃないのだろうと決めつけて。
雲雀は、そう言った事象を信じていない。
***と共に遭遇したものたちはUMAか夢か、と思っているぐらいだ。
.
..
夢、
その夢にすら都市伝説は存在する。
気づけば***は行列の途中に居た。
先頭は見えないが、少しずつ確実に、その行列は前進している。
前方からは何やら騒がしい感じがしていたが、少しずつ鮮明になっていく。
一低音でアナウンスする声、
方や悲鳴と絶叫…その様は正しく阿鼻叫喚だった。
イタリアのピザを焼く竈門のような焼却炉に、鉄の扉と煉瓦作りに燃え盛る炎。
そして、その両脇に立つ異様な姿の人外、
人の体に豚の頭を持った生物?
左の豚頭が低音でアナウンスすると、右の豚頭が火かき棒で先頭に立つ人間の縛られた手首を引っ張り上げて、炎の中へと放り投げた。
_「ぅ…」
焼却炉の炎の中から断末魔の絶叫、
次は自身の番だと悲鳴を上げる先頭の人間、
そして、また低音のアナウンスのような声が発せられれば、また一人、炎の中へと放り投げられる。
ふと、気がつけばいつの間にか両手が結ばれていた。
列は、お構いなしに一人分、また一人分と進んでいく。このままでは自分の番など、あっという間だ。
これは、夢だ。
_「(覚めろッ、目を覚ませ!)」
豚頭と目が合った。
それはニタァ..と嫌な笑みを浮かべた。
_「ヒッ」
***は、必死に自分へと呼びかけるが夢は覚めない。
そうしているとアナウンス豚が、
豚「今日はココまでー」
そう言いながら、豚頭2人は焼却炉の鉄扉を閉めてしまった。
安堵したのも束の間、
豚「続きは明日ー」
それを聞いて、目前で止まった人達が口々に叫び出す。
『助けてくれぇ』『死にたくない!』
すると豚頭は、あのニタァ..とした笑みを浮かべて、
豚「無理ー、絶対にシにますー」
遠くなる意識の中で、声を聞いた気がした。
→
雲雀はデスクに着いて書類を流し見しながら、
雲(ウチの病院に限って妙な事は起きてないとは思うけど)
ペラっと次の紙を捲る。
雲(幽霊が出るなんて話も聞かないし、だとしても本来なら***自身が大喜びする件だ。
それならば、***は一体なにに怯えていたんだろう)
自然と溜め息が漏れた。
どうせロクな事じゃないのだろうと決めつけて。
雲雀は、そう言った事象を信じていない。
***と共に遭遇したものたちはUMAか夢か、と思っているぐらいだ。
.
..
夢、
その夢にすら都市伝説は存在する。
気づけば***は行列の途中に居た。
先頭は見えないが、少しずつ確実に、その行列は前進している。
前方からは何やら騒がしい感じがしていたが、少しずつ鮮明になっていく。
一低音でアナウンスする声、
方や悲鳴と絶叫…その様は正しく阿鼻叫喚だった。
イタリアのピザを焼く竈門のような焼却炉に、鉄の扉と煉瓦作りに燃え盛る炎。
そして、その両脇に立つ異様な姿の人外、
人の体に豚の頭を持った生物?
左の豚頭が低音でアナウンスすると、右の豚頭が火かき棒で先頭に立つ人間の縛られた手首を引っ張り上げて、炎の中へと放り投げた。
_「ぅ…」
焼却炉の炎の中から断末魔の絶叫、
次は自身の番だと悲鳴を上げる先頭の人間、
そして、また低音のアナウンスのような声が発せられれば、また一人、炎の中へと放り投げられる。
ふと、気がつけばいつの間にか両手が結ばれていた。
列は、お構いなしに一人分、また一人分と進んでいく。このままでは自分の番など、あっという間だ。
これは、夢だ。
_「(覚めろッ、目を覚ませ!)」
豚頭と目が合った。
それはニタァ..と嫌な笑みを浮かべた。
_「ヒッ」
***は、必死に自分へと呼びかけるが夢は覚めない。
そうしているとアナウンス豚が、
豚「今日はココまでー」
そう言いながら、豚頭2人は焼却炉の鉄扉を閉めてしまった。
安堵したのも束の間、
豚「続きは明日ー」
それを聞いて、目前で止まった人達が口々に叫び出す。
『助けてくれぇ』『死にたくない!』
すると豚頭は、あのニタァ..とした笑みを浮かべて、
豚「無理ー、絶対にシにますー」
遠くなる意識の中で、声を聞いた気がした。
→