魔女たちのお茶会
アストラッド『……ねぇ、エレナ』
エレナ『なんですか?アストラッド』
アストラッド『最近、私たち忘れられてない?』
エレナ『仕方ありませんよ。…管理人ですから』
アストラッド『何その理由…新年以来だったわね、お茶会…』
エレナ『まあ、取り立てて何かニュースがあったわけでもなかったですし、新連載については、もう紹介済みでしたからね。…あ、でも、最近「1day1pict」というものをやりはじめたとか…』
アストラッド『ふーん』
エレナ『あら…興味なさそうですね』
アストラッド『まあね…。それより、連載は進んでるの?今まで、私たちを放置してたんだから、進めてなかったら……フルボッコだからね』
エレナ『連載は今のところ…《逃走ゲーム》は一日目の山場。《悪夢へいらっしゃい…》は第一夜の山場ですね。管理人にしては頑張ってるほうですね』
アストラッド『つまり、両方中途半端って事よね…。夏までに間に合うの?』
エレナ『……無理でしょうね、きっと。まあ、私生活が忙しいせいらしいですが』
アストラッド『はいはい、言い訳ね…』
エレナ『でも、始めたからにはやり遂げてもらわなくてはいけませんね』
アストラッド『まったくだわ』
アストラッド『ところで、今日は二人だけなの?』
エレナ『ええ、シャルとライアは次回を任せる事にしました』
アストラッド『そう…』
エレナ『あら、寂しいんですか?』
アストラッド『ぶっ…!!ななななな、なに言ってるのよ!!そんなんじゃないわよ!!断じて!!!』
エレナ『はいはい』
アストラッド『ふんっ!!』
エレナ『では、本題に行きますか…。ついに《悪夢へ~》が山場を迎えましたね』
アストラッド『なんか色々暗い話みたいね……題材がイジメとか。しかもナイトメアって呪いやたら怖いんだけど』
エレナ『そうですね。イジメは人の黒歴史みたいなものです。他人を羨ましい、妬ましいという気持ちは持っていても当たり前のものですからね』
アストラッド『どこまでも愚かよね人の子は…』
エレナ『あら、確かに愚かかもしれませんが、間違いを犯す者が居れば正そうとする者も居る……バランスが取れていると思いますが』
アストラッド『……ホントに楽天家よねあんたは』
エレナ『私はそういう方達を知っていますから…ね』
アストラッド『……そう』
エレナ『さて、前置きが長くなりましたが、作品の事を知るには登場人物の方に聞くのが一番です!』
アストラッド『なんていう長い前置き…って、はあ?』
エレナ『今回は、《悪夢へいらっしゃい…》より、エイプリルさんをお呼びしました。どうぞ、お入りください』
アストラッド『ま、まじで』
――――
エイプリル『こんにちは!!えっと、初めまして!ナイトメアの一人、エイプリルです!!』
エレナ『よくいらっしゃいましたね…あら?』
アストラッド『…なんか余計なのが引っ付いてるけど……?』
エイプリル『あ!ゴメンなさい。私がお茶会に参加する事を言ったら、付いていくって聞かなくて』
アストラッド『過保護丸出しね…で?あんたは誰?』
ジューン『…人に名前を聞くなら、先に自分が名乗ったらどうだ?』
エイプリル『ちょ……ジューン!!駄目でしょ!早く自己紹介して!!』
ジューン『…わかった…。俺はジューン。エイプリルの恋人だ』
エレナ『あらあら。ご丁寧に。私はエレナといいます。こちらの銀髪のツンデレさんはアストラッドです。私は北をアストラッドは南を守護する魔女です』
アストラッド『ちょっと!エレナ、しれっとさりげなく私をツンデレ呼ばわりしないで!!』
エレナ『あら!?違うんですか?』
アストラッド『何びっくりしてんのよ!こっちがびっくりだわよ!』
エイプリル・ジューン(弄られ役か。なるほど…)
エレナ『さ、お二人とも。おかけください。今、お茶を入れますから』
エイプリル『はい!失礼します』
ジューン『どうも…』
***********
*******
****
エレナ『今日は、カモミールティーと、お茶請けはラッカスとクルミのサブレです』
エイプリル『うわあ!おいしそう!!エレナさんてお料理得意なんですか?』
エレナ『ええ。お茶会のお菓子は私が作ってるんですよ。お口に合えばいいですけど。ジューンさんは、甘いものは大丈夫ですか?』
ジューン『ああ、わりと好きだ』
エレナ『良かったです。沢山召し上がってくださいね、お二人さん』
エイプリル『いただきます!』
ジューン『ありがとう』
アストラッド『しかしまあ、人の子の身勝手に付き合わされて夢魔って大変なのね』
エイプリル『そうですね。私たち夢魔は、本来は人の行いや進むべき道を気付かせるのが役目のはずだったんですが』
ジューン『今や呪いの類いとして扱われているんだ』
エレナ『まあ…。それはやりきれないですね…。私たち魔女も似たようなものです。すべては人の子の考えや感じ方で役割が定められてしまうんです』
アストラッド『いい迷惑よね』
ジューン『…まったくな』
エイプリル『ははは。でも、私たちはやるべき事をやるだけですから』
エレナ『ふふ…そうですね。私たちも負けられませんね、アストラッド』
アストラッド『まあね…ところで、「代償は自分の命」って本当なの?』
ジューン『……いや。どこをどう間違えたのか知らないが、そう言われてるな』
エレナ『……と言うと?』
エイプリル『人を呪わば穴二つって言葉あるでしょ?本来は、人をおとしめると言うことは、いつか自分に返ってきてしまうから、簡単に手を出してはいけないという戒めの意味で言われていたの』
ジューン『それが時代の移り変わりで変化して、いつからか「呪いの代償は自らの命」と言われるようになった…という訳だ』
アストラッド『……人の子ってつくづく愚かね…』
エイプリル『あ、あのアストラッドさん、目が怖いです』
ジューン『な、なんでそんな怒るんだ?』
エレナ『アストラッドは大の人の子嫌いなんです』
ジューン『なにかされたのか?』
アストラッド『…魔女はね、東西南北のすべての魔女がいて、聖域は均等を保ってたのよ。でも、西と東の魔女が人の子の呼び出しに答えて下界に行って……戦争や政治に利用された挙げ句、用済みになった二人を幽閉。処刑されそうになったのよ……』
エイプリル『……そんな。酷い……』
ジューン『…で、その二人はまさか…』
エレナ『いえ、危機一髪のところで、ある方達のおかげで助け出す事が出来たんですよ。本当に…彼女たちには感謝してもしきれません』
エイプリル『そうだったんだ!よ、良かった…』
ジューン『エイプリル…』
アストラッド『今は二人とも、憎たらしいくらい元気よ。悪かったわね。重い話して』
エイプリル『いえ…。良かったです!お二人ともご健在で!!』
エレナ『私からもお礼を言わせてください。ありがとうございます。聞いていただいて』
アストラッド『さ!お茶しましょ!!』
エレナ『そうですね!!お茶煎れ直しましょう!エイプリルさんもジューンさんもゆっくりしていってくださいね』
エイプリル『はい!』
ジューン『ああ…』
…こうして、夢魔と魔女のお茶会は夜更けまで続いたとさ。
今回は、後半はシリアスっぽくなっちゃいまして、シリーズの雰囲気が!!と思いましたが、ゲストが分かりにくい話しの登場人物なので、今回は、少し世界観の説明を兼ねて、書かせてもらいました。
次回からいつもの雰囲気に戻るかもしれません!!(シャルがいるし)
【END】
エレナ『なんですか?アストラッド』
アストラッド『最近、私たち忘れられてない?』
エレナ『仕方ありませんよ。…管理人ですから』
アストラッド『何その理由…新年以来だったわね、お茶会…』
エレナ『まあ、取り立てて何かニュースがあったわけでもなかったですし、新連載については、もう紹介済みでしたからね。…あ、でも、最近「1day1pict」というものをやりはじめたとか…』
アストラッド『ふーん』
エレナ『あら…興味なさそうですね』
アストラッド『まあね…。それより、連載は進んでるの?今まで、私たちを放置してたんだから、進めてなかったら……フルボッコだからね』
エレナ『連載は今のところ…《逃走ゲーム》は一日目の山場。《悪夢へいらっしゃい…》は第一夜の山場ですね。管理人にしては頑張ってるほうですね』
アストラッド『つまり、両方中途半端って事よね…。夏までに間に合うの?』
エレナ『……無理でしょうね、きっと。まあ、私生活が忙しいせいらしいですが』
アストラッド『はいはい、言い訳ね…』
エレナ『でも、始めたからにはやり遂げてもらわなくてはいけませんね』
アストラッド『まったくだわ』
アストラッド『ところで、今日は二人だけなの?』
エレナ『ええ、シャルとライアは次回を任せる事にしました』
アストラッド『そう…』
エレナ『あら、寂しいんですか?』
アストラッド『ぶっ…!!ななななな、なに言ってるのよ!!そんなんじゃないわよ!!断じて!!!』
エレナ『はいはい』
アストラッド『ふんっ!!』
エレナ『では、本題に行きますか…。ついに《悪夢へ~》が山場を迎えましたね』
アストラッド『なんか色々暗い話みたいね……題材がイジメとか。しかもナイトメアって呪いやたら怖いんだけど』
エレナ『そうですね。イジメは人の黒歴史みたいなものです。他人を羨ましい、妬ましいという気持ちは持っていても当たり前のものですからね』
アストラッド『どこまでも愚かよね人の子は…』
エレナ『あら、確かに愚かかもしれませんが、間違いを犯す者が居れば正そうとする者も居る……バランスが取れていると思いますが』
アストラッド『……ホントに楽天家よねあんたは』
エレナ『私はそういう方達を知っていますから…ね』
アストラッド『……そう』
エレナ『さて、前置きが長くなりましたが、作品の事を知るには登場人物の方に聞くのが一番です!』
アストラッド『なんていう長い前置き…って、はあ?』
エレナ『今回は、《悪夢へいらっしゃい…》より、エイプリルさんをお呼びしました。どうぞ、お入りください』
アストラッド『ま、まじで』
――――
エイプリル『こんにちは!!えっと、初めまして!ナイトメアの一人、エイプリルです!!』
エレナ『よくいらっしゃいましたね…あら?』
アストラッド『…なんか余計なのが引っ付いてるけど……?』
エイプリル『あ!ゴメンなさい。私がお茶会に参加する事を言ったら、付いていくって聞かなくて』
アストラッド『過保護丸出しね…で?あんたは誰?』
ジューン『…人に名前を聞くなら、先に自分が名乗ったらどうだ?』
エイプリル『ちょ……ジューン!!駄目でしょ!早く自己紹介して!!』
ジューン『…わかった…。俺はジューン。エイプリルの恋人だ』
エレナ『あらあら。ご丁寧に。私はエレナといいます。こちらの銀髪のツンデレさんはアストラッドです。私は北をアストラッドは南を守護する魔女です』
アストラッド『ちょっと!エレナ、しれっとさりげなく私をツンデレ呼ばわりしないで!!』
エレナ『あら!?違うんですか?』
アストラッド『何びっくりしてんのよ!こっちがびっくりだわよ!』
エイプリル・ジューン(弄られ役か。なるほど…)
エレナ『さ、お二人とも。おかけください。今、お茶を入れますから』
エイプリル『はい!失礼します』
ジューン『どうも…』
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エレナ『今日は、カモミールティーと、お茶請けはラッカスとクルミのサブレです』
エイプリル『うわあ!おいしそう!!エレナさんてお料理得意なんですか?』
エレナ『ええ。お茶会のお菓子は私が作ってるんですよ。お口に合えばいいですけど。ジューンさんは、甘いものは大丈夫ですか?』
ジューン『ああ、わりと好きだ』
エレナ『良かったです。沢山召し上がってくださいね、お二人さん』
エイプリル『いただきます!』
ジューン『ありがとう』
アストラッド『しかしまあ、人の子の身勝手に付き合わされて夢魔って大変なのね』
エイプリル『そうですね。私たち夢魔は、本来は人の行いや進むべき道を気付かせるのが役目のはずだったんですが』
ジューン『今や呪いの類いとして扱われているんだ』
エレナ『まあ…。それはやりきれないですね…。私たち魔女も似たようなものです。すべては人の子の考えや感じ方で役割が定められてしまうんです』
アストラッド『いい迷惑よね』
ジューン『…まったくな』
エイプリル『ははは。でも、私たちはやるべき事をやるだけですから』
エレナ『ふふ…そうですね。私たちも負けられませんね、アストラッド』
アストラッド『まあね…ところで、「代償は自分の命」って本当なの?』
ジューン『……いや。どこをどう間違えたのか知らないが、そう言われてるな』
エレナ『……と言うと?』
エイプリル『人を呪わば穴二つって言葉あるでしょ?本来は、人をおとしめると言うことは、いつか自分に返ってきてしまうから、簡単に手を出してはいけないという戒めの意味で言われていたの』
ジューン『それが時代の移り変わりで変化して、いつからか「呪いの代償は自らの命」と言われるようになった…という訳だ』
アストラッド『……人の子ってつくづく愚かね…』
エイプリル『あ、あのアストラッドさん、目が怖いです』
ジューン『な、なんでそんな怒るんだ?』
エレナ『アストラッドは大の人の子嫌いなんです』
ジューン『なにかされたのか?』
アストラッド『…魔女はね、東西南北のすべての魔女がいて、聖域は均等を保ってたのよ。でも、西と東の魔女が人の子の呼び出しに答えて下界に行って……戦争や政治に利用された挙げ句、用済みになった二人を幽閉。処刑されそうになったのよ……』
エイプリル『……そんな。酷い……』
ジューン『…で、その二人はまさか…』
エレナ『いえ、危機一髪のところで、ある方達のおかげで助け出す事が出来たんですよ。本当に…彼女たちには感謝してもしきれません』
エイプリル『そうだったんだ!よ、良かった…』
ジューン『エイプリル…』
アストラッド『今は二人とも、憎たらしいくらい元気よ。悪かったわね。重い話して』
エイプリル『いえ…。良かったです!お二人ともご健在で!!』
エレナ『私からもお礼を言わせてください。ありがとうございます。聞いていただいて』
アストラッド『さ!お茶しましょ!!』
エレナ『そうですね!!お茶煎れ直しましょう!エイプリルさんもジューンさんもゆっくりしていってくださいね』
エイプリル『はい!』
ジューン『ああ…』
…こうして、夢魔と魔女のお茶会は夜更けまで続いたとさ。
今回は、後半はシリアスっぽくなっちゃいまして、シリーズの雰囲気が!!と思いましたが、ゲストが分かりにくい話しの登場人物なので、今回は、少し世界観の説明を兼ねて、書かせてもらいました。
次回からいつもの雰囲気に戻るかもしれません!!(シャルがいるし)
【END】