一次書庫



透き通って泡の浮いた透明な液体。

光を受けて輝くそれは、自分では見えない涙よりも、吐き出した悲しみを自分に形として自覚させてくれる。

ああ私は悲しいのだ。
訳も分からず零している訳ではないのだ。

悲しむに値することが今起きていて、それは止めようもなくて。
例えば自分が運動すれば何とかなるものではなく、自分ではないいのちの、永続ではない焔に関することで。

だから、どうしようもなくこのまま垂れ流していくしかないのだ。それでいいのだ。苦しんでいいのだ。それだけ、しあわせなおもいでがたくさんあって、離れがたいということなのだから。


ああ、やだなぁ。 

かなしいなぁ。

しあわせなこと、ばっかりだなぁ。

もっとたくさんずっと一緒にいたいよ。

おねがいだから、1回うれし涙とうれし鼻水にしてくれないかなぁ。

……やっぱり、涙は見えないけど鼻水は綺麗だ。





2025年10月24日(金) 22:07
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