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王様は死んだ

明日は赤い瞳の子供、いや王子様が死ぬ番

その時はなるべく国民をまとめて一気にマナをねこそぎ食わせる

そう思ってたら邪魔された

「道を間違えたのは王子ではないっす!…隊長でありながら正確な指示をだせず挙句の果てに1人帰ってきた俺こそが罪人です。ディーノ王子もディング王子も関係はありません。ですからディング様も逃げてくださいっす…アハトが逃がしてくれたこの命、俺はあなたの為に使いたい。」

「アーサー…何言ってるの…?」

「ディング様忘れないでくださいっす、貴方にも『幸せになる権利』があるんです。そして…出来る事なら皆のことを嫌わないで、貴方が導いてあげてください。」

「待って、アーサー、無理だよ、僕には…」

「大丈夫ですよ。ディング様、貴方ならできます。ははっ、これでも俺人を見る目には自信があるんすよ?まぁ…ホントはもう少し貴方とお喋りしたかった、もう少し貴方のことを知りたかった。でも俺には貴方が優しい方だとわかりました。それだけで満足です。」

そう言った彼は次の日雨が降る中、国民が見ている処刑台で裁かれるのではなく
処刑台で処刑人の手を借りずに自らの命を絶った。

………何故だ?
人間とはとにかく醜い生き物だ。
何故そんなことをできるんだ?

「何故?わからないの?」

僕が声に気づいて振り返るとそこにはアムールがたっていた。

「キミはやはりサタンの使い魔でしかないんだね…」

まるで僕を憐れむように喋るその姿に苛立ちを感じた。

「僕を使い魔と同じにしないでくれる?キミに何がわかるんだよ偽物風情が」

「キミは弱い。」

「キミの使い魔よりも」

「ラル君よりも」

「アーサー君よりも」

「そしてあの子よりも」

「キミは誰にも勝てないよ?」

何を言っている?
僕があいつら以下だと?

「………何が言いたいの?」

「怖い怖い、そんな怒らないでよ。」

全然怖い、等思っていないだろこいつ

「俺からの預言だ。もうこの国は終わりだ。この国は汚れてしまった。彼は救いようがないくらい壊れてしまった。せっかくラル君にチャンスをあげたのに。
だから俺はこの国をあえて見捨てる。キミの好きにすればいい。」

「………………でもね、この程度じゃキミの大好きなサタン様は救われない。キミもね?」

そう言うとアムールは去っていった


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