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あの日、僕は僕が作った使い魔『リドル』に呪いをかけて
王妃のおなかの中の赤い瞳の子供に憑りつかせた

リドルには赤い瞳の子供のマナを奪う力を持たせた
わざと赤い瞳の子供が本来作りだせたはずだったマナの量より
リドルが奪うマナの方が多くなるように調節してね。
そうすれば赤い瞳の子供は無意識にでも
マナを求める、自分に回ってくることのないマナを求めて

別に青い瞳の子供に憑かせてもよかったけど…
この世界なら赤い瞳の子供を狙う方が確実だった。

この世界では赤い瞳を持つものは異能の力を得ると言われる。
言わば『邪眼』だね。
異能の力、それに加えて神に近いと言われる存在でもあった。
だから器として都合がよかった。

アムールを思い出してうかんだやり方だ。

僕は青い瞳の子供も見ていた

効率がいいから赤い瞳の子供を選んだけど
ホントは僕、青い瞳の子供みたいな皆に慕われ囲まれ平和に暮らす…
そういう子を貶める方が好きなんだよね。

変な性癖だと自覚はあるけど幸せから一転不幸のどん底に墜ちる…
それをみる方が楽しいんだよ。
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