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結局、王様はできなかった。
赤い瞳の子供の存在を隠して子供は1人だったと国民達に嘘をついた

まぁ、そんな気はしていた。

けど一つ誤算があった。

ラルティア…希望の欠片の子。
なんの気まぐれかわかんないけど彼は赤い瞳の赤子の世話役となった。

彼は基本何事にもかかわろうとしないから
僕は気に留めていなかった。

彼も神の一部、故に赤い瞳の子供の呪いが通じない…

何回か彼が不在な時に赤い瞳の子供を■そうかと思った。

でも見てたら彼は
「己は神なのに何もしてあげられない」ことに
日々悩んでいた

その様を見てたらもう少しそれを傍観したくなってしまった。

赤い瞳の子供は随分と敵が多いみたいでね

ラルティアは夜な夜な邪魔者を始末していった

守るために

人間の子供1人守る為に自らの手を血で汚していく彼を
見ているのは、うん、楽しいと思った。

でもそれで敵がいなくなるわけがない
むしろ逆だ。

どんどん負のスパイラルにはまっていく


ごめんなさいサタン様、少し時間をください。

僕はもう少し彼等を観察することにした。

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