異国人設定ですが、外見は日本人と大差ないので和名でも問題ないです。
第一章:彼らの育手。
名前返還指定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
もしかして、別の弟子でも増えたかな。しばらく弟子は取らないで旅をしようかと、という話を聞いていたのに。
「一つだけどうしても使えない型がある弟子でさ。ちょっと人付き合いにも難があるから、そいつがひと段落するまでは新しい弟子は取らないつもりだったんだろうけど」
「あいつもあれで人がいいからな。酷く自分を卑下する子供ではあったが──とても、真っすぐな目をしていた」
天狗面を見上げていたラシードは、そっか、と笑った。
どうやら、いろいろと吹っ切れたようだ。弟子を育てることに酷く迷いを持っていた鱗滝の、鬱蒼とした雰囲気が凪いでいる。
義勇を育ててから、ずいぶん経つ。
傷つき続ける心に、新しい傷がつくかもしれない、時期がまた来たわけだ。
先に戻る、と一言言って、老人が駆けていった。
そうはいってももう目と鼻の先ではあるのだが。
今日は三人でご飯か。いいな、大人数で食卓を囲うの。
義勇も無理やり今度連れてきて四人でっていうのもいいな。うん。
そんなことを考えながら、家の扉を開けようとした。
「ご苦労だった、右京。もういいぞ」
鱗滝が、そう言って荷物を渡してきた。
そして、ぴしゃん、と閉められてしまう。
鮮やかな締め出しだった──。
-------------------
《後書き》
ローソンのクリスマスケーキとからあげ君缶まだ間に合うかな!?
いや、手を出すまいと思っていたのですが、家に帰ったら母が申込書を用意しておりました。
そんなの出されたら……書くしか、なかろう……。
鱗滝さんに追い出された後、伊之助のところに行くまでの間の空白の期間、最終選別後に明かされますがラシードは炭治郎の家に行っています。
そのあたりの話が次回になります。登場人物の関係もあるので、伊之助の話まで行くと思います。三郎じいさんと喋っているだけのお話なんて私だって困るよ!
雲取山の神様だとかも、そういうのは女主人公ネタだもん!
あ、神様ということで、いくつか専門用語を出してしまいました。神籬とかね。
今だと奈良の三輪山、大神神社とかいい例でしょうか。昔はお社なんてないですから。その都度その都度だったのです。
今年はコロナの関係で根こそぎお祭りは内部だけのものになっておりますが、御神輿出すと色々回って「御旅所」とか休憩所みたいなの設けるでしょ。あんな感じでお祭りの時だけ構えるくらいだったんですよ。昔は(埴輪とかの時代をご想像ください
現在の主流はお社ですけどね。
基本的に建てたら壊して再利用して別のものを作るんですよ。木材ですから、いろいろ使えますから。
伊勢神宮も二十年に一度、お隣の土地に新しいの建てるでしょう。古い建物は解体して、必要な場所で再利用してるんですよ。ちゃんとくるくる回ってるんです。
ちなみに、神籬ありますよ。伊勢神宮。建物の下に。大事ですから。
炭治郎は普通の男の子です。神様のおかげで難を逃れたわけではありません。ただ、竈門家が代々一途に繋いできた思いは、形になって作用します。縛っていると言ってしまえば、呪いのような形ともいえるかもしれません。
それはヒノカミ様なのかもしれません。
雲取山はヒノカミ様より以前からあるはずですので、別物でしょうけれど、炭治郎が混同していたのであれば、混ざってしまっているのかもしれません。
地元の神社とか調べてみると面白いですよ。
神様を象るのは人の認識なのです。人が認識すれば、どんな形にもなるんです。それは物語だったり祟りだったり、色々ですが。
まあ、同人活動というのも一種似たものカナ!?
なんて無理やりしめて、後書きを終わります。
2020.09.27