リベンジ・リスト

リベンジ・リスト
2016年・アメリカ

『あらすじ』
開始約10分で妻を殺されたお父ちゃんが復讐を胸に大暴れ。とにかく大暴れ。
強すぎるお父ちゃん。
でも妻を殺した相手に復讐する予定が…なんか…事が大きくなってない??
…まあ復讐しちゃうけど

登場人物

『スタンリー・ヒル』
トラボルタ演じるお父ちゃん。
車いじる仕事についててホンダに転職予定だった。
優しいお父ちゃんに見えてその過去は壮絶な人。さすが主人公。

『デニス』
スタンリーの過去の仲間。
過去を隠して理髪店「古き良き床屋」の店主してた
スタンリーと揃って大暴れする最高最強のおっちゃん
良いところで何回も出てくる“遅れてやってくる”ヒーロータイプ

『チャーリー三兄弟』
チャーリー&ネイサン&ラース
別に血は繋がってないけどスタンリーの妻を殺した実行犯3人組だから勝手にそう呼んでる。
チャーリーは右目の下にハエのイレズミがあるんだけどもパッと見ただの黒あざ。
下っ端。チンピラ。そりゃ弱い。
でもボスに命じられたから殺したんだ!!

『レミ・K』
下っ端達を従える悪いボス
チャーリー達に命じてスタンリーの妻を殺させた悪いおっちゃん
ボスだけど、ある意味巻き込まれただけだ!!
でも悪いやつ

『ウォーカー刑事とその仲間』
レミ・Kとは違うボスに使える刑事。
ボスが良い人だったなら良い刑事だったはず。爆死と銃殺。

『メザーブ知事』
こいつがしんはんにん
じぶんかってなわるいやつ

『アビー』
スタンリーの愛娘。息子(スタンリーの孫)まで産んだ親孝行者。
とっても美人。きっとパパとママの良いところを継いだ。見た目も中身も。
ただの娘かと思いきやそれなりに強いし根性も据わってる。

『ジミー』
アビーの息子、スタンリーの孫。
ちっちゃ可愛い。
おっさんばかりの映画に突如現れる清浄機系マスコット

『ビビアン・リー』
映画開始約10分で殺されたスタンリーの最愛の妻。
スタンリーの罪に溢れた過去を変えた素敵な女性。
殺された理由は、スタンリーの過去の仕事…とかべつに関係なくて、彼女の仕事がメザーブ知事にとって邪魔だったから。
ビビアンに仕事頼んだのメザーブ知事なのに。
ちじほんとわるいやつ

プロローグは「こんなに治安が悪いんだよ!」というニュースがいっぱい流れる映像。ちょっぴりショッキング。

でもメザーブ知事が出てきて、とある集会で「治安は良くなってきてるよ!」と宣言。

その集会には反対派もいて、反対する内容とはメザーブ知事が押し進めている水のパイプライン作るとかなんとかする事業のやつ。

このパイプラインを作る上で水の汚染度的なのを調査するのが妻のビビアンだったんだけども、ビビアンは正直に「水は綺麗じゃない」と報告しようとしてて、パイプラインを作りたいメザーブ知事からすればそんな事報告されたら邪魔になるから悪いやつにママを殺すよう命じるのでした。

とある場所で殺されてしまうビビアン…

メザーブ知事からすればここでめでたしめでたしだったはずが、とんでもない大誤算が…

それは、ビビアンと一緒にいた夫のスタンリーを実行犯が殺さなかった事である…

スタンリーは最初こそ犯人逮捕を警察に任せようとするけど、実行犯のチャーリーが別件で捕まった時に「こいつが犯人だ!」というスタンリーの言葉を受けたというのに警察はなぜか彼を釈放。

優雅に釈放されただけでなくスタンリーにウインクしてみせるチャーリー。それを目の当たりにして、この世の中はクソだと気付いたのかスタンリーは過去の自分を取り戻し、過去の仲間と連絡して、実行犯のリストを手に入れるのでした…

復讐の始まりである!!

この過去の仲間のおっちゃん、デニス。
とっても頼りになります。

スタンリーの復讐を手伝ううちに自分の営む床屋も敵にボロボロにされて3対1の絶体絶命に陥ったりするのに、余裕で敵を蹴散らしたりする。強い。補助系暗殺型かな?

デニス的にはスタンリーとチームを組んでいた過去の闇の仕事に未練があったのかな?と思わせるセリフがたまに出てくるのですが、スタンリーを変えてしまったビビアンには良い印象でいた様子。

こそっと集めていた武器をスタンリーに渡しながら、デニスも色々戦います。

基本的には戦うのはスタンリーだけだけど、助っ人力がとても高い。

スタンリーだけじゃ復讐は完遂できなかっただろうなーと思います。

良いコンビっぷり。

スタンリーはビビアンを殺した下っ端に復讐を進めるうちに、ビビアン殺害がただのチンピラの行動でないことに気付いていき、チンピラのボスにまで手を伸ばします。

が。

さすがはチンピラのボス。

強さレベルは中ボスくらい。

チンピラ達のボスであるレミ・Kは下っ端を殺したスタンリーの家族を見つけ出し、愛娘であるアビー達に危害が…

しかし強いよスタンリー。

レミ・Kを追い詰めますが、妻を殺した理由の確証を得る前に突然現れたウォーカー刑事にレミ・Kを殺されてしまいます…

まぁだからといってスタンリーは負けないし確証はもう手に入ったようなもんなんだけども。

確証、つまり、ビビアンを殺すよう命じたのはメザーブ知事だということを。

ウォーカー刑事を捕まえてメザーブ知事のいる場所まで案内させたスタンリーですが、ここでびっくりしたのは、メザーブ知事がそれなりに強かったことです!

ただの知事じゃないぞ!!

それなりにスタンリーと戦います。

まぁスタンリーが負けるわけないけど。

この知事の何が悪いって、子供の育て方よりも自分の保身だよなぁって思います。

まず、知事であるメザーブと裏社会のとあるボスであるレミ・Kが繋がっていた理由がメザーブの息子。

この息子、薬物パーティーで薬物中毒になった恋人を死なせてしまうのですが、その状況をバッチリ撮られており、それをレミ・Kがゆすりの動画にしてメザーブ知事と繋がったみたい。

まぁ知事からしたら息子の起こした事件とはいえスキャンダル。

でも完全にゆするというよりは、表社会と裏社会で持ちつ持たれつな関係だったみたい。

この繋がりをもってメザーブ知事はレミ・Kに「ビビアン・リーを殺せ」と頼んだのでしょうから。

レミ・Kサイドも事件を起こしてもすぐに釈放である。ひどい。

メザーブ知事はたぶん息子を庇ったというよりは自分を庇ったんでしょうね。

息子のスキャンダルのせいで俺様の地位が失われてたまるかー!

みたいな。

ひどいやつだ。

そういう悪い奴が退治される映画の世界でよかった!

スタンリーの手によって悪の知事は死んだのだから!!

次の知事は良い人でありますように!!

スタンリー、知事の家?で大立ち回りをしちゃったもんだから、知事を殺して復讐を完遂させることはできたけども警察達に包囲されちゃいます。

しかも包囲された後にめちゃくちゃ撃たれるという…

あぁ、最後はこういうエンディングなんだ…主人公サヨナラエンドなんだ…と思ってたら、ちゃっかり薄型防弾チョッキ着込んでたおかげで重症ながらも生きてました。

スタンリーやけにムチムチしてるなー。トラボルタさん太ったんかなー。とか思ってたら。着込んでたのね。薄型防弾チョッキ。

このチョッキもちゃっかりデニスからもらってたんだね!そういえば映画の中でデニスの集めた武具の中にあったね!

ずっとチョッキ着てたのね!

だからあんなにちょいムチだったのね!

こうして警官に捕まったスタンリーではありますが…

ビビアンが殺された原因である水質汚染の件は公にされるのかな?ってソワソワしてたんだけども、工作員だったスタンリーの特殊な過去のせいで事件は闇の中に…

それなら娘のアビーがSNSを駆使して世界中に水質汚染の件を発信するのかと思いきやそれもない。

スタンリーはひっそり裁判にかけられまーす。スタンリーに弁護士はつけませーん。家族とも二度と面会させませーん。という警察側にアビー激おこである。

ここでスタンリーのいる病室にダッシュで入り込んでアビーは「パパ愛してる!」と伝えるのですが、この辺りも2回目以降見ると楽しいです。

カメラワーク上手いねー!!

アビー、こっそりスタンリーに銃を隠し持たせるのでした。

この銃のおかげで最後の危機も脱出したかと思いきや、ちゃっかり現れる“遅れてやってくるタイプのヒーロー”なデニスがいてくれたから銃べつにいらなかったかな?とも思わせるお茶目映画っぷり。

でもアビーの愛情だよ!!

スタンリーに「逃げて!」という意味で持たせた銃だったんだよ!!

娘から銃のプレゼント。愛がつまってる。

アビーはほんとにただの娘じゃないね。

アビーの軽率な行動のせいで一緒に行動してたベビーシッターの少女が死んだと思うとそこだけメンメだけども。

娘であり母親である強さだ!

アビーはスタンリーの強さもビビアンの心の強さも受け継いだ素敵な女性だ!

ベビーシッターの少女が死んだのは8割アビーのせいだけど。

ここのシーンあれね。

レミ・Kが自ら出向いてスタンリーの家族であるアビーを捕まえようとしてたシーンのことね。

アビーの勝ち気でお茶目な一面である。

小さな子供も捕まってるのによく反撃しようとした!お茶目!おかげでベビーシッターの少女は死んだ!

少女というか、たぶん少女なんですよね??

アメリカって10代後半の子達はベビーシッターのバイトするイメージだからそう思ってるんだけど。もしかしてアビーの妹とかじゃないよね?違うはず…

そんなこんなで巻き込まれて可哀想なベビーシッターの少女もお忘れなく…

話を戻して…最後の最後に病室で命を狙われたスタンリーも、娘がくれた銃とデニス登場のおかげで最後の敵を倒し、病室から逃亡も果たします。

スタンリーを車椅子に乗せて逃亡するデニスが廊下の向こうのスロープで車椅子に乗って足を浮かせてシャーって感じで降りる姿は可愛かった。

2人は相変わらず小言合戦。でも仲良し。

息の合った素敵な仲間だ…

天国でビビアンが微笑みながらも少し嫉妬していることだろう

ここで映画が終わるのかー。

逃亡エンドかー。

と思ってたら、数ヶ月後。

たぶん新しい家の玄関先で子供と旦那と遊んでたアビーの元に1通のハガキが。

それはサンパウロから届けられたハガキで…

パパが元気だと知って、アビーもひと安心。

ここで映画はほんとに終わり。

なんやかんやありましたが、まぁハッピーエンドということかな!?

妻殺されたけど、ハッピーエンドということですか!

スタンリーが無事なら良いことだ。

きっと隣にはデニスがいるんだ。

ホンダに就職が決まったスタンリーの平和は無くなってしまいましたが、サンパウロで穏やかに余生を暮らしてくだされば私はもう満足です…

そんな感じの映画でした!

なんだろう。

テンポがよかったです!

サクサクっと見ることができました!

おじさん好きにはたまらない映画だ。

トラボルタさん主演というだけで見た映画だけどもよかった!

トラボルタさんすごいなぁって思うのが、優しいパパから正義の味方から悪役からママ役まで演じる人って凄くないですか!?

最初にトラボルタさんを見た映画って「ベイビー・トーク3」の頼りになる優しいパパでしたが、わっるい顔した悪役もあるかと思えばミュージカル映画「ヘアスプレー 」ではまさかのママ役。

ママ役は特殊メイクと特殊スーツで最初はトラボルタさんってわからなかったけど。

そんなに俳優さんのこと知ってるわけじゃないけど、似たり寄ったりの役を演じる人も多い中でトラボルタさんの多種多様な役はすごいよなぁ、と映画好きな友達と話してました。

おしまい!
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