バトンin質問



※こちらは頂いたバトンを元にキャラ達を遊ばせております。

※卑猥な会話を含みます。

相互リンク『紅ノ荒野』の寿甘さんからエル・フェアリアのルードヴィッヒ宛に頂いた「オリキャラ向け質問バトン」です

2015/12/15現在のエル・フェアリアの進行具合に合わせております

ではでは、どうぞお楽しみください!



コウェルズ「--というわけでね、急遽君達に集まってもらった次第だよ」

ガウェ「…」

ルードヴィッヒ「…」

スカイ「いや突然すぎて話が見えませんよ、王子」

コウェルズ「あはは、すまない。実は今朝、私の部屋の露台に謎の筒が置いてあるのをサリアが見つけてね、中に紙が入っていたんだよ。読んでみたら異国の少年が紙に書かれている質問の通りに自己紹介をしていたんだけど、最後の欄にルードヴィッヒが同じ質問の回答者となるよう指示があったんだ」

ルードヴィッヒ「…え!?」

コウェルズ「驚くのも無理ないと思うけど、なかなか面白そうな質問だったから付き合おうと思ってね」

スカイ「…でしたら私と」

コウェルズ「ああ、気楽に話してくれて構わないよ。うるさいのはいないことだし」

スカイ「ならお言葉に甘えますがね、ルードヴィッヒを指名してるなら、俺とガウェはいらないんじゃないですか?」

ガウェ「…」(頷く)

コウェルズ「ルードヴィッヒと親交深い君達がいた方が面白そうじゃないか」

ガウェ「…」(納得顔)

スカイ「いやガウェはわかりますけど、俺はこいつの教官ってだけですよ?」

コウェルズ「まあまあ、固いことは抜きにして楽しもうじゃないか」

ルードヴィッヒ「ま、待ってください!自己紹介とか質問って意味がわかりません!私に拒否権はないのですか!?」

コウェルズ「え?」

ルードヴィッヒ「だからっ」

コウェルズ「え?」

ルードヴィッヒ「コウェルズ様!」

ガウェ「…諦めろ」

スカイ「そうだぜ、ルードヴィッヒ。面白いもんが大好物なコウェルズ様に捕まった時点で逃げ道は無いんだからな」

ルードヴィッヒ「ですがっ…せめて質問の内容を先に私に見せてくれるなりあってもよいのではないでしょうか!!」

コウェルズ「そんなことをしても面白くないから突然呼び出したんじゃないか。少しは頭を使ったらどうだい?」

ルードヴィッヒ「ぅ…」

コウェルズ「難しい質問は無いから安心しなさい。それと、1つでも質問を飛ばしたら騎士団から除名するからね」

ルードヴィッヒ「え!?」

コウェルズ「じゃあ早速最初の質問に行こうか。ガウェ、君が読んでくれ」

ガウェ「…」(紙を渡され不満顔)

コウェルズ「せっかくだから任せるよ。とっとと読んでくれ」

ガウェ「…キャラの名前」

ルードヴィッヒ「…キャラ?」

コウェルズ「名前だから自己紹介じゃないかな?」

ルードヴィッヒ「はあ…ルードヴィッヒ・ラシェルスコット・サードです」

スカイ「声が小さいぞ!あと所属もちゃんと言わねえか!」

ルードヴィッヒ「は、はい!エル・フェアリア騎士団第4部隊所属、ルードヴィッヒ・ラシェルスコット・サードと申します!」

コウェルズ「スカイを呼んだのは正解かもね。あと家柄も言っておいたら?」

ルードヴィッヒ「家柄もですか?…紫都ラシェルスコット家の出自で、三兄弟の末にあたります。ガウェ兄さんとは従兄弟で、あとは…」

スカイ「上位貴族のお坊っちゃまなんだよな」

ルードヴィッヒ「あ、そうか…エル・フェアリアでは第3位の家柄にあたります!」

スカイ「うわー、家柄だけで考えたら俺だけ場違いじゃないっすか」

コウェルズ「まあまあ、家柄なんて騎士団内では有って無きが如しだろ?」

スカイ「まあ、一部を除いてですけどね。次に行きますか?」

コウェルズ「だね。ガウェ、次読んで」

ガウェ「…年齢・性別」

ルードヴィッヒ「年は16歳で、男です」

コウェルズ「見たまんまだね」

スカイ「いやいや、見たまんまなら女に間違えられますよ」

コウェルズ「それもそうだね!」

ルードヴィッヒ「…気にしてるんです。…兄さん、すみませんが次をお願いします」

ガウェ「…身長は高い方?」

ルードヴィッヒ「…」

コウェルズ「これも見たまんまだね」

ルードヴィッヒ「気にしてるんです!!」

スカイ「騎士団で1番のチビだからなぁお前。前に身長計っただろ。何センチだったんだ?」

ルードヴィッヒ「…155」

スカイ「ちっさいな!」

ルードヴィッヒ「見たまんまですよ!!悪いですか!!」

コウェルズ「まぁあまり気にする心配は無いよ。ガウェも君と同じ年の頃は小さかったし」

ルードヴィッヒ「え!?」

ガウェ「…」(頷く)

スカイ「顔なんてお前よりも女顔だったんだぜ」

コウェルズ「ガウェは17、8歳から急激に成長したから、君もあと1、2年すれば竹みたいに一気に成長するんじゃないかな」

ルードヴィッヒ「…あと1、2年…」

ガウェ「お前の兄達もそうだったから、お前だけ伸びないことはないだろう。もう少し辛抱していろ」

ルードヴィッヒ「…兄さん達も」(嬉しそう)

コウェルズ「じゃ、次」

ガウェ「…甘党?辛党?」

ルードヴィッヒ「…甘いものの方が好きですね」

コウェルズ「お菓子ならどんなのが好みなんだい?」

ルードヴィッヒ「お菓子なら…クッキーなどよりかは、ケーキとか柔らかい方が好きです。クリームが沢山ある方が」

スカイ「ああぁ、たまに食いたくなるよな」

ガウェ「…」(頷く)

ルードヴィッヒ「食堂はデザート滅多に出ないですもんね…」

スカイ「…」

ガウェ「…」

ルードヴィッヒ「…」

コウェルズ「…わかったから、話をしてみるから一斉に目を向けるのはやめてくれないか」

スカイ「なんか我が儘言ったみたいで悪いっすね」

コウェルズ「甘いものは私も好きだからね。侍女達が独占してるデザート類を全体に分けるよう言付けくらいはしてあげるよ」

スカイ「はぁ!?何すかそれ!!」

コウェルズ「食事番は侍女達の任だからね。それにしても上手いこと隠すね、彼女達」

スカイ「うっわズルい!女なんか信じねぇ!!」

ガウェ「…次読みますよ。…頭と体、どちらを使うのが得意?」

コウェルズ「それは話す必要もないね」

ルードヴィッヒ「…体って言いたいんですね」

コウェルズ「騎士なんだから必然的に肉体派に偏るじゃないか」

スカイ「安心しろ。お前は誰がどう見ても立派な肉体派だよ。俺やニコルのしごきにもちゃんとついて来るんだからな」

ルードヴィッヒ「あ、ありがとうございます!」

コウェルズ「だけど魔術の訓練も行ってほしいかな。君は魔力に優れているからね」

ガウェ「その点はルードヴィッヒの体が出来上がってからでも遅くないでしょう。私の時もそうでしたし」

コウェルズ「そうだったね。じゃあ焦らずに見守るよ」

スカイ「だとよ。よかったな」

ルードヴィッヒ「は、はい!」

コウェルズ「次の質問は?」

ガウェ「…お酒や煙草は嗜む?」

ルードヴィッヒ「お酒と煙草ですか。遠戚に水煙草を好む人がいるので会いに行くと進められますが…それくらいですね」

ガウェ「酒は?」

ルードヴィッヒ「…」

ガウェ「…飲めるようになったのか?」

ルードヴィッヒ「…いいじゃないですか、その話は」

コウェルズ「なんだい、何かあったみたいだね」

スカイ「お、食いつかれたな。ご愁傷さまだ」

ルードヴィッヒ「いえ!まだ味の良さがわからず飲めないだけですよ!」

ガウェ「嘔吐酒事件…」

ルードヴィッヒ「うわあああぁぁぁぁっ!!!」

スカイ「うるせぇな!」

コウェルズ「なんだい?面白そうな事件名だね」

ルードヴィッヒ「やめてください絶対やめてくださ」

スカイ「うるせぇ!!」(ルードヴィッヒを捕まえる)

コウェルズ「何があったんだい?」

ガウェ「まだルードヴィッヒが10歳の頃、私がラシェルスコット家に招かれてルードヴィッヒを外しての酒の席があったんですが」

ルードヴィッヒ「兄さあぁぁん…」(半泣き)

ガウェ「…自分だけ除け者にされたのが悔しかったらしく、ラシェルスコット氏が大切に保管していた一番強い酒を一気飲みしようとした挙げ句結局飲めるわけもなく口をつけたまま瓶の中に吐き戻して、何を思ったのかまた飲んだんです」

ルードヴィッヒ「パニックになってただけです!!あと怒られると思ったんですぅぅっ!!」

スカイ「うわぁ…」

コウェルズ「ものすごい失敗だね…吐瀉物をまた飲むなんて…いや、ある意味大物だよ!」

ルードヴィッヒ「人の傷をほじくらないでくださいぃ!!」

スカイ「まあまあ、酒の失敗なんて誰にでもあるんだ!10歳でその武勇伝ならいっそ語れ!」

ルードヴィッヒ「嫌に決まってるでしょう!!もう離してくださいっ!!」

コウェルズ「そこまで敏感に反応するなんて、もしかしてまだ飲めないとか?」

ルードヴィッヒ「…トラウマになってて飲めたものじゃないですよ」

コウェルズ「それは困ったな。君は立場のある人間になるんだからね、ゆっくりでいいから飲めるように練習しておいた方がいいよ」

スカイ「おう、何ならトリックに言っといてやるぜ。エル・フェアリアの酒の大半はトリックの家で作ってるもんだからな」

コウェルズ「ブラックドラッグ家の果実酒は絶品だからねぇ」

ルードヴィッヒ「うぅ…」

ガウェ「俺も付き合ってやる。ゆっくり慣れろ」

ルードヴィッヒ「…お願いします」

コウェルズ「よし、じゃあ次の質問だね」

ガウェ「…肉と野菜、どちらが好き?」

ルードヴィッヒ「…肉の方が」

スカイ「野菜選ぶやついるのかよ」

コウェルズ「肉とお菓子なら?」

ルードヴィッヒ「………肉、でしょうか」

コウェルズ「…考える間が長かったね。ちゃんと侍女には独占しないよう注意しておくよ」

ガウェ「では次に行きます。肉派…間違えました。犬派?猫派?」

コウェルズ「に、く、派…」(笑)

ガウェ「…」

コウェルズ「く…ふふ…」

ガウェ「ルードヴィッヒ早く答えないか」

ルードヴィッヒ「え、は、はい!えっと…」

スカイ「ガウェ、八つ当たりしてやんなよ」

ルードヴィッヒ「…どちらも選びたいです…駄目でしょうか」

スカイ「なんか飼ってたのか?」

ルードヴィッヒ「本邸には犬も猫もいましたから。どちらも可愛かったので、どちらかを選ぶのは胸が痛みます」

スカイ「まあ、それなら仕方無いか」

コウェルズ「間をとって肉派になればいいよ!」

ガウェ「…」

コウェルズ「あっはははははは!!」

スカイ「次だ次!」

ガウェ「……容姿はどちらかと言うと…?」

ルードヴィッヒ「…容姿、ですか?」

スカイ「見た目か」

コウェルズ「まあ、さっきと似た話題になるのかな?見た目は女の子だよね」

ルードヴィッヒ「…気にしてるんです」

スカイ「いや、でも女の子度合いならガウェの方が上だったぜ」

ルードヴィッヒ「え?」

コウェルズ「ああ、確かにそうだね」

ルードヴィッヒ「…そうなんですか?」

スカイ「お前はつり目だけど、ガウェは垂れ目だろ。だから垂れ目な分少女少女してたんだよ」

コウェルズ「しかも自分の容姿を最大限に活用してね。被害者が騎士魔術師侍女政務官問わず後を絶たなかったんだ」

ルードヴィッヒ「…どういうことですか?」

ガウェ「…」

スカイ「こいつ、自分の見た目が女っぽいのをいいことにわざと侍女の格好をして、ムカつく騎士やらを転がしまくりやがったんだ」

コウェルズ「お陰で不要な人材が減ったもんだからガウェにお咎めは無しでね」

ルードヴィッヒ「…それはつまり、女装してたってことですか?」

ガウェ「使えるものを使っただけだ。当時は特にリーン様を口汚く罵る馬鹿が多かったからな」

スカイ「半分は面白がったいたずら目的だったろうが」

コウェルズ「ガウェのクソガキ全盛期だね。なつかしい」

ルードヴィッヒ「…ガウェ兄さんが、そんなことを…」

ガウェ「今はもう出来ませんがね」

コウェルズ「今のガウェの女装とか、お酒飲まなくても吐けそうだね」

ルードヴィッヒ「うぐ…」

スカイ「はいはい、いじめないでやってくださいよ。ガウェ、次読んでくれ」

ガウェ「…好きな異性、同性のタイプ」

スカイ「お、それっぽい質問が来たな」

コウェルズ「これは君を狙ってる侍女に聞かせたくなる質問だね」

ルードヴィッヒ「やめてください!!」

ガウェ「どんな女が好みなんだ?」

ルードヴィッヒ「…異性は…」

スカイ「待てって、こういうのは先に面白くない方から聞くんだよ。ルードヴィッヒ、好きな同性のタイプはどうなんだ?」

ルードヴィッヒ「好きというか、尊敬できるという意味ですよね。父や兄達、ガウェ兄さんは私の尊敬に最も値する同性で憧れています」

スカイ「なんで俺が入ってないんだよこら」

ルードヴィッヒ「ええ??」

コウェルズ「私も尊敬されていないということか。浅く見られたものだね」

ルードヴィッヒ「そ、そういうわけではありません!!」

コウェルズ「あはは、わかっているよ」

スカイ「じゃあ好きな異性は?どんな女がいいんだよ」

ルードヴィッヒ「う…」

スカイ「なんだよ、もう16歳なら気になる女の子くらいいるんだろ」

ルードヴィッヒ「…」

スカイ「…あ、そういやお前、気になる女がいるからファントムの捜索隊に志願したんだったよな」

コウェルズ「おや、そんな不純な動機だったのかい?」

ルードヴィッヒ「ち、違います!!」

スカイ「ホントかぁ~?俺が直接お前から聞いたのと話が違うぜ?」

ルードヴィッヒ「うぅ…」

コウェルズ「まあ、動機なんてなんでもいいんだよ。でも気になる女性ってことは、ファントムの仲間の中に思い人がいるのかい?」

ルードヴィッヒ「それは…」

スカイ「それが、パージャの妹らしいんですよ」

コウェルズ「へえ。彼に妹がいたのかい」

ガウェ「…あの娘か」

コウェルズ「え、ガウェは知ってるのかい?」

ガウェ「気の強そうな娘でしたよ。…それくらいしか印象にありませんが」

コウェルズ「へえ、なんだか気になるね」

ルードヴィッヒ「も…もういいじゃないですか!次をお願いします!!」

ガウェ「…年上年下同年、好きなのは?」

ルードヴィッヒ「…」

コウェルズ「パージャの妹の年齢は?」

ガウェ「未成年でしょう」

コウェルズ「じゃあ年下好みだね。はい次」

スカイ「ルードヴィッヒ答えてないですよ…」

ガウェ「…頭痛と腹痛、耐えられないのは?」

コウェルズ「これはまた、変わった質問だね」

スカイ「…腹痛だろ?」

ルードヴィッヒ「…そう、ですね。頭痛はあまり想像がつかないです」

スカイ「お前昨日うんこ我慢でつらそうだったもんな」

ルードヴィッヒ「忘れてください!!」

コウェルズ「ニコルはたまに頭痛に悩まされるらしいけど、鈍痛だと言っていたね」

ルードヴィッヒ「以前スカイ殿から遠慮もなく頭に肘打ちを食らった時は視界に火花が散りました…」

コウェルズ「うわぁ、頭が揺れるやつだね」

ルードヴィッヒ「あれも頭痛に入るなら、あっちの方が嫌です」

コウェルズ「じゃあ頭痛の方が耐えられないってことでいいか」

スカイ「え、それも頭痛に入れていいんですか?」

コウェルズ「頭が痛いなら入れていいんじゃないかな。医師がいれば詳しく聞けただろうけど」

スカイ「いや、そこまではいいです」

ガウェ「次に行きます。…面倒見は良い?」

ルードヴィッヒ「…自分ではわかりませんよ。年下の面倒を見たことはありませんし」

スカイ「騎士団でもお前が最年少だからな」

コウェルズ「ガウェはどう思う?」

ガウェ「面倒見は良い方ですよ。子供の頃にラシェルスコット家に遊びに来たジュエル嬢の面倒をしっかり見ていましたから」

ルードヴィッヒ「そうなんですか?全く覚えがありません…」

ガウェ「お前が6歳で、ジュエル嬢が2歳の頃だからな。責任を持ってしっかり面倒を見ていたのを覚えている」

ルードヴィッヒ「そんな…昔のことですし…」(照)

コウェルズ「ガウェは面倒を見なかったのかい?」

ガウェ「はい。ルードヴィッヒに全て押し付けました」

ルードヴィッヒ「…」

スカイ「まぁそれも良い思い出だ!次行こうぜ」

ガウェ「…友達になるにはどれくらい時間がかかる?」

ルードヴィッヒ「友達…友人関係ですか?」

コウェルズ「まあ、そうだろうね」

ルードヴィッヒ「…どれくらいと言われましても…いつの間にかなっているもの…ではないのでしょうか」

コウェルズ「まあ、そうだよね。じゃあ、見ず知らずの相手に親しく話しかけられたらどうする?」

ルードヴィッヒ「警戒するのが一般的かと」

コウェルズ「なら君は少し時間がかかるタイプかもね。その日からすぐに友達という関係は難しそうだ」

ルードヴィッヒ「そうなんですか?」

コウェルズ「こればかりは自分で見極めるものだから、時間がかかろうが一瞬だろうが関係は無いよ」

ルードヴィッヒ「はあ…」

スカイ「よし次!」

ガウェ「…SかM、どちらかと言うと?」

ルードヴィッヒ「…何ですか?」

コウェルズ「異国の文字かな。調べられるかい?」

ガウェ「少しお待ちください」

ルードヴィッヒ「前に答えているという人は何と回答しているのですか?」

コウェルズ「前の子は…スマートかマッチョかで答えているけど、絶対の確証は無く答えている様子だからね」

スカイ「スマートかマッチョならマッチョだろ」

ルードヴィッヒ「ですね。早く筋肉をつけたいです」

ガウェ「--わかりました」

コウェルズ「早いね」

ガウェ「エスかエムか、Sはサディスト、Mはマゾヒストを表しているそうです」

ルードヴィッヒ「サディストとマゾヒスト?」

ガウェ「サディストは相手をいたぶり傷付けることに性的な興奮を見出だし、マゾヒストはいたぶられ傷付けられる自分に性的な興奮を覚える、と」

ルードヴィッヒ「…」

スカイ「ならお前はMだな」

ルードヴィッヒ「どうしてですか!?」

スカイ「だってそうだろ。血まみれ傷まみれになりながらでも戦闘訓練したがるんだからな」

ルードヴィッヒ「戦闘訓練に性的に興奮したことなどありません!!」

スカイ「されてたら気持ち悪いわ」

コウェルズ「ならどんな時に興奮するんだい?」

ルードヴィッヒ「え!?」

コウェルズ「童貞でもあるまいに、少しは自分の好みも持っているだろう?」

ルードヴィッヒ「し、知りません!!」

ガウェ「というか、まだ女に慣れていないでしょう」

コウェルズ「ああ、まあそうか」

スカイ「はあ?お前、16歳とか性欲の塊みたいな歳だろうがよ!!」

ルードヴィッヒ「なんでもかんでもスカイ殿と同じだと思わないでください!!」

スカイ「何だとぉ!?」

コウェルズ「2人とも落ち着いて」

ガウェ「ルードヴィッヒ、お前、今年何回妓楼に行った?」

ルードヴィッヒ「え…」

ガウェ「特定の女がいないんだろ」

ルードヴィッヒ「う…」

コウェルズ「ああ、ルードヴィッヒなら成人後に兄君2人に高級妓楼に連れて行かれてからはさっぱりだよ」

ルードヴィッヒ「な、んでそれを!?」

コウェルズ「君の魔力は管理対象値だからね。国が動くのは当然だよ」

ルードヴィッヒ「そうか…じゃなくて!!そんな所も国が動くのですか!?」

コウェルズ「万が一があると困るからね。それよりも、いつか妻を迎えることになった時を考えて女性を抱く練習はしておいた方がいいよ。これは男としての助言かな」

スカイ「俺も同意見だぞ」

ガウェ「…」(頷く)

ルードヴィッヒ「えぇ…ですが」

スカイ「ってか若いうちに妓楼にはまっとけ。後ではまると厄介だぞ。それが嫌なら遊んでくれる都合の良い女を探すか、とっとと適当な女を見つけるんだな」

コウェルズ「待ってくれ、ルードヴィッヒは地位があるから都合の良い女性は脚下だよ。早々に婚約する気があるならそれなりの娘を国で用意するが?」

ルードヴィッヒ「い、いえ…そんな急に言われましても…それに…」

コウェルズ「ああ、好きな子がいるんだったね」

ルードヴィッヒ「少し気になるだけです!!」

ガウェ「何にしろ経験は積んでおけ。後で女に溺れるのが一番情けない醜態だからな。若いうちなら若さで許される。ラシェルスコットの名を汚したくないだろう」

ルードヴィッヒ「…ですが」

スカイ「格好つけたってどのみち近々性欲に負けるぞ。20歳くらいまでは確実に馬鹿みたいに盛るからな」

ルードヴィッヒ「うぅ…」

コウェルズ「じゃあ次に行こうか」

ガウェ「…料理は出来る?」

ルードヴィッヒ「そんな、女性の特権を奪うなんて!女神の罰が当たります!」

コウェルズ「あはは、固いなぁ」

スカイ「昔っから男は命を守る為の刃を、女は命を頂く為の刃を、って言われて来ましたからね。仕方無いでしょう」

コウェルズ「でもガウェは料理上手だよ」

ルードヴィッヒ「え!?」

スカイ「…マジかよ」

コウェルズ「ガウェは器用で何でも簡単にこなすからね」

ガウェ「リーン様に喜んでいただく為なら容易いことです」

ルードヴィッヒ「…ですが」

コウェルズ「男女にこだわる必要なんて本当はないんだよ。世界には女性の兵士もいるし、男性の料理師もいるんだから」

スカイ「らしいですね」

ルードヴィッヒ「そうなんですか。世界は広いのですね」

ガウェ「気が向いたなら教えてやる」

ルードヴィッヒ「本当ですか!?是非お願いします!!」

スカイ「お前…ガウェが絡むとすぐこうだな」

コウェルズ「あはは」

ガウェ「では次に行きます。…短・長距離走、得意なのは?」

ルードヴィッヒ「どちらも得意です!瞬発力も持続力もしっかり身に付くよう訓練を欠かしていませんから!」

スカイ「急に元気になったな」

コウェルズ「その中でも得意な方があるだろう?」

ルードヴィッヒ「得意と言われても…本当にどちらも得意なので!」

スカイ「よし、じゃあ明日辺りに勝負するか」

ルードヴィッヒ「よろしくお願いします!」

コウェルズ「うーん、なんだかうまく纏められてしまったみたいだね。次に行こう」

ガウェ「…何分息を止められる」

ルードヴィッヒ「息をですか?」

スカイ「ガキの頃はそんな遊びしたなぁ」

ルードヴィッヒ「頑張って1分と少しくらいでしょうか」

コウェルズ「やったことあるんだ?」

ルードヴィッヒ「はい。最後の方は肺の下辺りがひくついて痛かったのを覚えています」

ガウェ「では次に。…薔薇の花は似合いそうですか。…これはルードヴィッヒに聞いているというより、周りに聞いているような書き方に思えます」

コウェルズ「だね。ルードヴィッヒに薔薇の花、か。普通に似合うんじゃないかな。見目は整っているんだから」

スカイ「薔薇の花冠とか似合いそうだな」

ガウェ「髪が淡い紫だから…強い赤もいいですが、白も似合うでしょうね」

スカイ「お、いいねえ。いっそドレス着せるか」

コウェルズ「そこは礼装じゃないんだね」

ルードヴィッヒ「コウェルズ様とガウェ兄さんも薔薇が似合いますよ」

スカイ「俺はどうだ?」

コウェルズ「君にはどんな花も似合わないよ」

スカイ「何かあるでしょう!?」

コウェルズ「はいはい、次々」

ガウェ「…ネギの刺さった買い物袋は似合いますか。…似合わない」

コウェルズ「ルードヴィッヒがネギの刺さった買い物袋?あはは、見てみたいね」

ルードヴィッヒ「似合わなくて結構です…次をお願いします」

ガウェ「…モリを片手に海に巣潜り。獲物は獲れますかね」

ルードヴィッヒ「モリ?何ですかそれ」

スカイ「海に入って魚を捕まえる道具だよ。槍みたいなもんだ」

ルードヴィッヒ「へえ、やってみたいです!」

コウェルズ「ならいつかサリアの故郷のイリュエノッド国に向かう時に連れていってあげるよ。イリュエノッドは島国だからね。海の幸が最高に美味しいんだ」

ルードヴィッヒ「お願いします!」

ガウェ「…で、獲れるのか?」

ルードヴィッヒ「…獲れるまで続けます」

スカイ「おう、その調子だ!」

ルードヴィッヒ「はい!」

コウェルズ「じゃあ次」

ガウェ「…豆腐の角に頭をぶつけたらどうなりますか?」

ルードヴィッヒ「豆腐って、あの柔らかい白いのですよね。異国の食品の」

コウェルズ「たぶんそれだね。その角を頭にぶつけるって…」

ルードヴィッヒ「…潰れるだけですよね」

スカイ「グシャアってなるな!」

ルードヴィッヒ「うわぁ…嫌ですよ。髪が大変なことになるじゃないですか…」

スカイ「ってかあれみたくなるんじゃないか?風呂の湯の中で出した精液みたいによ」

ルードヴィッヒ「…何言ってるんですか」

ガウェ「…」(理解顔)

コウェルズ「…笑いたいけど笑えないね。確かにそうなりそうだ」

ルードヴィッヒ「え…どういう…」

スカイ「なんだお前、湯の中で出したことないのかよ」

ルードヴィッヒ「するわけないじゃないですか!!」

コウェルズ「一回やってみるといいよ。毛に絡まったら悲惨なことになるから」

ルードヴィッヒ「そんなこと言われて試してみる気にはなりませんよ!!」

ガウェ「…」

ルードヴィッヒ「…え、兄さんも試したことあるんですか?」

ガウェ「…」

ルードヴィッヒ「こっち向いてください!!」

スカイ「いっぺんやってみろ。面白いことになるからな!」

ルードヴィッヒ「絡まったら悲惨なことになるんでしょう!!」

スカイ「そのまま触らず流しちまえば大丈夫だ」

ルードヴィッヒ「気持ち悪いこと言わないでください!!次お願いします!!」

ガウェ「…ペン回しは出来そう?」

ルードヴィッヒ「…ペン回しですか?やったことがないです」

スカイ「あんなもんは練習すりゃ誰だってすぐに出来るもんだ」

コウェルズ「…へえ、幼少期からずっと練習してるのに出来る兆しの見えない私の前でよく言えるね…」

スカイ「え!?出来ないんですか!?」

ガウェ「コウェルズ様は壊滅的なほど不器用ですからね」

コウェルズ「ふん、こつさえ掴めばすぐさ」

ガウェ「その“こつ”を未だに掴めないのですよね」

コウェルズ「…ルードヴィッヒ、勝負しようか。どちらが先にペン回しを会得するか。私より先に君が出来るようになったあかつきには、騎士団から永久追放にしてあげるよ」

ルードヴィッヒ「や、やりません!!」

ガウェ「次を。…絵は得意?」

ルードヴィッヒ「絵、ですか…あまり描きませんから、これもわかりません…」

スカイ「小さい頃に描いた絵とか無いのか?」

ルードヴィッヒ「覚えてませんよ…」

ガウェ「昔、私を描いてくれましたよ」

スカイ「まじか、どんなんだった?」

ガウェ「頭が異常に大きく、腕が肩でなく胸の高さから伸びて指の数は6本でした」

スカイ「ガキならそんなもんか」

コウェルズ「幼少なら仕方無いね」

ルードヴィッヒ「…」

ガウェ「次を。…字はきれい?」

ルードヴィッヒ「きちんと綺麗に書くよう心がけています」

スカイ「まあ読みやすい字だわな。あれは綺麗の内に入るだろ」

ルードヴィッヒ「ありがとうございます!」

コウェルズ「じゃあ次」

ガウェ「…目隠しをしてスイカ割り。スイカは無事?」

スカイ「ん、これは用意しろってことか?」

コウェルズ「大丈夫だよ。スイカの用意は出来ているから」

スカイ「へえ、どちらに?」

コウェルズ「…ふふ」

スカイ「…なんで俺の肩に手を置くんで…俺の名前は“スカイ”ですからね。“スイカ”じゃないですからね」

コウェルズ「あははは、冗談だよ。あっちにスイカは用意しているさ」

スカイ「びびらせないでくださいよ」

ルードヴィッヒ「では私は目隠しをすればいいのですね」

コウェルズ「そうだね。あ、でも見えないようにしないといけないから…ガウェ、君が魔具でルードヴィッヒの目元を塞いでくれ」

ガウェ「わかりました」

コウェルズ「ルードヴィッヒ、君は自分の魔具でスカイ割り用の適当な棒を」

ルードヴィッヒ「了解です」

スカイ「まて了解すんな。俺を割んな、スイカを割れ」

ルードヴィッヒ「あ!」

スカイ「あ、じゃねえよ。…スイカは…ここでいいな。よしルードヴィッヒ、木っ端微塵にする勢いでやってみろ!」

ルードヴィッヒ「はい!!」



グシャッ!!

ドロォ…



スカイ「中身があっ!!」

コウェルズ「うわ…腐ってたのかな…」

ルードヴィッヒ「…」

ガウェ「スイカは死んだ。次に行きます。…あ」

コウェルズ「…どうした?」

ガウェ「…これは…ルードヴィッヒを少し外した方がよいでしょう」

コウェルズ「ん?」

スカイ「どれどれ…あ、本当だな。おいルードヴィッヒ、ちょっと聞こえない位置まで離れてろ」

ルードヴィッヒ「え…は、はい」




ガウェ「…“脱いでくれ”と頼んだらどこまで脱いでくれそうですか?」

スカイ「…脱がないだろ」

コウェルズ「私が頼んでも無理かな?」

スカイ「あー…人によるってとこですかね。警戒はするでしょうが」

ガウェ「どこまで脱いでくれそうですか?とありますが」

コウェルズ「まあ上着は脱ぐかな?」

スカイ「全裸にさせられるのは妓楼の女くらいか」

ガウェ「あそこは脱ぐ場所でしょう」

コウェルズ「全部脱がせるまでは…私の命令なら聞くとして、スカイは上着程度だろうね。ガウェなら…それでも下着止まりかな?」

ガウェ「…でしょうね」

コウェルズ「難しい質問だね。まあ、それくらいだろう。次の質問は?」

ガウェ「…どうお願いしたらぱんつをくれると思いますか?土下座して頼む、「妹の手術に必要なんです!」と懇願等」

スカイ「ぱんつ…股の下着か」

コウェルズ「どうお願いしたら…」

スカイ「それもコウェルズ様の命令で一発でしょう」

コウェルズ「それだと“命令”になるよ。今回は、どうお願いしたら、だ」

スカイ「ああ、そうか…」

ガウェ「土下座…」

スカイ「いや引くわ。俺だったら引くわ」

コウェルズ「妹の手術のどこではき古したぱんつを使うのかって不安になるよ…」

ガウェ「…もう性病検査という名目でいいんじゃないですか?」

コウェルズ「あ、それいいかもね。ルードヴィッヒはその辺りの知識無さそうだしすぐに脱ぐよ」

スカイ「えらい簡単に答えが出ましたね」

ガウェ「では次を。…“ぱんつください”と言われた時の反応をどうぞ」

コウェルズ「…これは直接本人に聞けということだね。さあ、誰が言う?」

ガウェ「私やコウェルズ様が言っても驚くだけでしょう」

スカイ「じゃあ俺か?俺でも驚くだけだろ」

ガウェ「やってみましょう」

コウェルズ「だね。頼んだよ」

スカイ「ええ!?…いいですけど…」

ガウェ「…ルードヴィッヒ、戻ってこい」

ルードヴィッヒ「はい!!」



ルードヴィッヒ「何だったのですか?」

スカイ「まあ、そんなことよりよ、お前のぱんつくれよ」

ルードヴィッヒ「…」

スカイ「…」

ルードヴィッヒ「…」

スカイ「おいおいおい、形容しがたい顔になってんじゃないか。なんだよその顔。可哀想なもんを見る目と蔑みを隠せないみたいな目を合わせた顔で見んな。そう聞けって書いてあっただけだ」

ルードヴィッヒ「ああ、そうだったんですね。驚きました」

スカイ「こっちは傷付いたわ。普通に驚くだけにしとけよ」

コウェルズ「まあ、ありがちの反応だったね」

ガウェ「予想通りではありますね」

スカイ「まてこら、どういうことだ」

ルードヴィッヒ「次に行きましょう!というか早く終わらせてください!!」

ガウェ「次。…以上です。このぱn…バトンを回しますか?」

コウェルズ「…意味深な終わりの文面だね。これで終わりか」

スカイ「回すにしても…」

ガウェ「…回す相手なんていないでしょう」

ルードヴィッヒ「兄さん、もう少しオブラートに包んであげてください…」

コウェルズ「あははは、なかなか楽しいお遊びだったね!また次があるなら楽しみたいよ。じゃあこのバトンとやらは、宝物庫に大切にしまっておこうかな」

スカイ「それがいいですね。なかなか面白かったですよ」

ガウェ「…」(頷く)

ルードヴィッヒ「…私はもう嫌です」

コウェルズ「まあ、誰かが名指しして君が選ばれたんだから光栄に思わないとね」

ルードヴィッヒ「じゃあコウェルズ様が選ばれたら快く受けるんですか?」

コウェルズ「え、今の質問内容くらいなら楽勝だよね」

ルードヴィッヒ「…」

スカイ「ルードヴィッヒ、相手が悪い」

ルードヴィッヒ「…ですね」

コウェルズ「あははは、じゃあ、これくらいでお開きにしようか!また集まる機会があればいいね!」

ルードヴィッヒ「もう結構です!!恥ずかしかったんですからね!!」




  終

 
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