第6回
エレッテ「………」
キールド「………」
エレッテ「…あの…ここって…もしかして」
キールド「…………嘘だろ…」
エレッテ「ご、ごめんなさい!!」
キールド「は!?いや、謝らなくていいんだぞ?謝るのは君じゃない!2年近く放置していた管理人だ!」
エレッテ「えっと…でも…あ、の…」
キールド「はぁ…仕方ないな…。俺は短編小説“幻紅葉”のキールドだ」
エレッテ「ち、長編、小説“エル・フェアリア”のエレッテです!」
キールド「俺たちに選ばれた後ずっと放置され続けたからもう第6回の大暴露大会は無いかと思ってたがな。君はどうだ?」
エレッテ「えっと…あの…そ、そうですね。同じこと思ってました。…少しだけ楽しみだったので、でも全然呼び出しがなくて、残念だなって思いながら…」
キールド「へえ、楽しみにしててくれたのか。男が苦手だって聞いてたから俺じゃ相手が悪かったんじゃないかって思ってたんだが」
エレッテ「そ、そんなことないです!」
キールド「ならよかったよ。君が泣いて嫌がってるから第6回が開かれないんじゃないかって、こっちのキャラ達で話してたからな」
エレッテ「ご、ごめんなさい…」
キールド「…いや、謝ることじゃないからな…小説内でもパージャって奴に言われてただろ。謝る必要もないのに謝るのはここでも禁止だ!」
エレッテ「ご…はい」
キールド「よし。…しかし本当に久しぶりすぎるな。何をすればいいのか全くわからないぞ」
エレッテ「大暴露大会…ですから、何か暴露するんでしょうけど…何かありますか?」
キールド「そうだな…そういや“いにしえほし”のオズ君が何かしら質問を書いた紙を残してくれてるはずだが…あった、これか。……馬鹿な質問ばっかりだな…却下だ却下」
エレッテ「…なにが書いてあったんですか?」
キールド「普通の質問か下ネタだ」
エレッテ「下ネタ…」
キールド「ったく…“いにしえほし”の男キャラは変態が多いと聞いていたが、まだ学生の年齢の子供もいるのにこんなものを書き残すなんてな」
エレッテ「そういえば、キールドさんは学校の先生なんですよね?」
キールド「ああ。魔術学科のな。君は学校は行ったことがないんだったな」
エレッテ「はい…でも、ファントム達に助けられてからは、そこで色々と学びました」
キールド「へえ、それは良い暴露になりそうだな。教えてくれないか」
エレッテ「え、でも…キールドさんのお話も…」
キールド「こっちの話ももちろんするさ。だけど、そっちが先だ。エル・フェアリアはこのサイトの看板だからな」
エレッテ「そんな…読者数なら“幻紅葉”の方が多いじゃないですか」
キールド「こっちは小説部屋の一番上に置いてあるし、短編で完結してるからな。全体の閲覧数ならそっちには全く敵わないよ」
エレッテ「…えっと、じゃあ…何を話せばいいのか…」
キールド「色々学んだんだろ?誰から何を教わったんだ?…まさかあのファントムが?」
エレッテ「あ、はい。ファントムも色々と教えてくれましたよ」
キールド「……まじかよ」
エレッテ「私とウインドは一緒にファントムに助けられて…それまでは勉強とはほど遠い場所にいましたから…マナー?とか、文字とか、言語とか、色々教わりました」
キールド「全部ファントムが?」
エレッテ「あ、いえ、大半はラムタ……あ…」
キールド「言っちまえ。大暴露の場所だからな」
エレッテ「…ラムタル国で大半を教わりました…ガイアからはお裁縫とかお料理とか…ファントムからは魔力と古代兵器の使い方を…」
キールド「なるほど。それなら確かにファントムが教えてそうだな。君の使用する古代兵器はブレスレットだったか」
エレッテ「はい。主に防御の要となるんだそうです。…パージャみたいに上手く使いこなせてませんけど」
キールド「そんなことはないさ。小説内でもその力で王子達を守っていただろう?たしか第2章の終わり頃だったかな」
エレッテ「…………」
キールド「…この話は嫌か?」
エレッテ「あ、いえ…そういうわけじゃないんですけど…」
キールド「内気な君が、コウェルズ王子相手には怒りを覚えていたからな。あれには少し驚いたな」
エレッテ「私もです。…王子に直接何かされたわけじゃないのに…エル・フェアリアの中心人物だって思うと…急に…」
キールド「…まあ小説の進行上、仕方ないんだろうな。ハイドランジア家では可愛い服を着たり、ウインド君への思いをはっきり意識したり色々と動いていたな」
エレッテ「!!!!そ、それは…」
キールド「いつも野暮ったい服を着てた君が可愛い服を着ていたもんだから、みんな絶賛してたよ」
エレッテ「は、恥ずかしいです…」
キールド「そういえば没になった設定で、君がパージャ君に惚れるというストーリー展開もあったらしい。管理人情報だから確かだ」
エレッテ「え!?わ、私がパージャをですか!?」
キールド「ギリギリまで迷って、ウインド君への愛を自覚する方向で固まったらしい。もし君がパージャ君に惚れていたら色々と大変だったろうな」
エレッテ「想像もつきません…」
キールド「ウインド君は大暴れだろうな」
エレッテ「ううぅ…き、キールドさんも、シェイリーさんとは、その、ご結婚されてたんですよね?2回目の大暴露大会、見ました」
キールド「…まあ、そうだな。昔の話だが」
エレッテ「い、今も…その、好きだったりとか…するんですか?」
キールド「……」
エレッテ「……」
キールド「……君は恋愛話が好きなんだったな…」
エレッテ「あ!!ご、ごめんなさい…」
キールド「いや、いいさ。こっちの女子生徒も恋愛話は大好物みたいだからな。シェイリーとは終わっちまったが…そうだな。まだ未練はあるな」
エレッテ「えーーー!!」
キールド「…顔。赤いぞ」
エレッテ「あ!!」
「そっちにもいるだろ。女に振り回されて一方的に別れられたやつ。オヤジ騎士かなんかの」
エレッテ「えっと、スカイさんですね」
キールド「そいつだ。確か番外編の“理想恋愛”でビアンカさんに一方的にフラれてただろ。あんな感じだな。勝手すぎる。俺はスカイさんに物凄く同情しているしシンパシーも感じている」
エレッテ「そこまで…」
キールド「でも腹も立っているな」
エレッテ「どうしてですか?」
キールド「こっちは短編だし物語の主軸がモミジちゃんだったから俺とシェイリーの話になんかならなかったからな。平手食らって終わりだぞ。最悪だろ」
エレッテ「そうでしたね…たしかモミジちゃんがシェイリーさんの子供にはならない、とかそういうので…」
キールド「…あいつは子供を欲しがってたからな」
エレッテ「…そうなんですね」
キールド「結局こっちは短編だから続かないけど、そっちは違うだろ。長編だからまだ続く。スカイさんとビアンカさんで何か話ありそうだし」
エレッテ「双子騎士のジャックさんと三角関係的なニュアンスでしたもんね」
キールド「…ったく…羨ましい限りだよ」
エレッテ「…三角関係…ちょっと憧れます」
キールド「は?やめとけよ?ただでさえパージャ君は今すっごい傷受けて治療中なんだろ!?」
エレッテ「違います!!パージャとの三角関係じゃないです!!そういうのじゃなくて、こう、男の人2人に取り合いされるってちょっといいなって」
キールド「……でも男が近付いたら怖いんだろう?」
エレッテ「……私のことじゃなくて…周りとかで…見てたいというか」
キールド「じゃあ、ウインド君が2人いて、君の取り合いが始まったらどうなるんだろうな?」
エレッテ「……た、大変なことになりそうですね。ウインドが2人…」
キールド「…死なない身体か。終わらない戦いになるな」
エレッテ「う、ウインドは、1人で充分です…」
キールド「それは2人もいたら大変だからか?それとも、愛してくれる人はやっぱり1人でいいということか?」
エレッテ「ううぅ………」
キールド「大暴露大会だぞ?」
エレッテ「……う、ウインドが私のこと嫌わないでいたくれたら…嬉しいです」
キールド「っはははは!答えになってるようでなってないな!」
エレッテ「…からかわないでください」
キールド「悪い悪い!恋愛要素は“幻紅葉”には皆無だからな。こういう話はやっぱり恋愛小説のキャラに聞く方が楽しいな!」
エレッテ「え?“エル・フェアリア”って恋愛小説だったんですか?」
キールド「え?そうじゃないのか?」
エレッテ「…恋愛要素もあるけど、バトル的なお話かと思ってました。ファントムの狙いのこともありますし」
キールド「バトルもあったけど、恋愛要素の方が強かっただろ…主要キャラはほぼ誰かを好いてるみたいだし」
エレッテ「そういえば…そうかもしれないです」
キールド「というかそれこそ三角関係で話しを作ってるんじゃなかったか?」
エレッテ「そうなんですか?」
キールド「そう聞いたことがあるような気が…たしか三角関係組は、軽いの入れても7組くらいいるとか」
エレッテ「そ、そんなにですか…」
キールド「まだ出てきてないキャラもいるみたいだし」
エレッテ「え!?」
キールド「らしい」
エレッテ「…えー」
キールド「管理人の趣味全開にしてるそうだからな」
エレッテ「趣味全開なの…“いにしえほし”だけかと思ってました…」
キールド「そうでもないだろ。というかまぁ小説はどれも趣味全開みたいだからな。“いにしえほし”はアッチ方面に固まった趣味ってことだな。そのせいで主人公であるはずのリオちゃんとオズ君よりファルナラちゃんが今後も目立つとかで焦ってるそうだ」
エレッテ「そうなんですか…どうするんでしょうね?第1章で止まってるみたいですし」
キールド「2章からは“星編”と“王城編”に完全に分けて書く可能性があると聞いているな」
エレッテ「2編仕立てですか…」
キールド「たぶんもうわけわからなくなったんだろうな!“エル・フェアリア”でも今はエル・フェアリア編とラムタル編に分かれてるだろ?何とか頑張って書いてるそうだが、時間を合わせたり2国をたまに繋げたりとなかなか大変そうだ」
エレッテ「そうなんですか…でも、何でそこまで知ってるんですか?大暴露大会でも、色々知りすぎじゃ…」
キールド「…俺だけじゃないけど、まあ酒が好きなキャラは何人かいる」
エレッテ「…はい」
キールド「そして…管理人も酒は好きだ」
エレッテ「……はい」
キールド「……酒は色々と教えてくれるんだよ」
エレッテ「………そうなんですか」
キールド「君は?酒は飲むのか?」
エレッテ「あ、私はあんまり…うちで飲む人は、ファントムとガイアとパージャくらいですかね?本格的に動く前はちょくちょく3人で空中庭園の一室で飲んでましたよ」
キールド「へえ。3人でか。空中庭園は確か、ファントム達の乗る飛行船のことだったな」
エレッテ「そうです。だいたいパージャがどこかからもらってきて飲んだりとか、空中庭園に用意されてるのとか」
キールド「全員酔いそうにないな…」
エレッテ「でもガイアはそこまで強くないですよ。よく酔っちゃって途中で離脱してましたから。でも好きなのは好きみたいです」
キールド「以外だな。貞淑としたイメージだったから」
エレッテ「お酒に関してはファントムがきちんと管理してるみたいです。お水で割ったりとか。ガイアも自分で“飲むときはファントムのいる時に2杯までって決めてる”って言ってましたよ」
キールド「なるほど。その辺りは夫婦らしくていいな。夫婦の形があまり見えなかったから少し心配だったんだ」
エレッテ「たしかに…そうですよね。お互い好きなんだろうなとは思うんですけど…子供のこととかでたまに…」
キールド「…もう少し目を向けてもいいはずなんだけどな」
エレッテ「…そうですよね。ガイアが可哀想です…」
キールド「そういえばファントムには隠し子がもう1人いるんだったな。いったい誰なんだろうな?パージャ君とリーン姫は気付いてる様子だが」
エレッテ「そうなんですか?」
キールド「まあ、話の流れ上、君は知らなかったもんな。あと1人いるらしい。しかも、その子を早くガイアに教えてやらないと夫婦関係が破綻するぞとリーン姫が脅しをかけているところだ」
エレッテ「………えー」
キールド「君は誰だと思う?」
エレッテ「ファントムの子供ですか?」
キールド「ああ」
エレッテ「…えっと…ニコルさんに、ティーに、リーン姫…あと1人…わからないです」
キールド「だよな。それもたぶんもう少しで分かるんだろうけど」
エレッテ「…もしかして、さっき言ってた、まだ出てきてないキャラなんでしょうか?」
キールド「いや、作中にすでに登場しているそうだ」
エレッテ「そうなんですか…少し不安です」
キールド「どうして?」
エレッテ「ガイアが…やっぱり1番悲しいと思うし…」
キールド「まあ…ひどい話だわな。ニコル君とルクレスティード君の間に別の女性にリーン姫を生ませたんだからな」
エレッテ「……はい」
キールド「ニコル君は実験のために、リーン姫は策略のために、だったか。その辺りは正直許せないところはあるな」
エレッテ「ファントムは…本当に自分の為だけに動いてますから…」
キールド「ま、その辺りもゆっくり見守らせてもらうさ」
エレッテ「ふふ。よろしくお願いします」
キールド「じゃあそろそろ良い頃合いだし、次のキャラクターを選ぶか」
エレッテ「はい!確か名前の書かれたカードがあるんですよね?」
キールド「これだな」
エレッテ「ちょっとドキドキしますね」
キールド「選んだ相手によっては悲惨な目に合うしな…」
エレッテ「…ガウェさんですか?」
キールド「…ん、まあ、あれはさすがにダメだろ」
エレッテ「…い、良い人が当たりますように!!」
キールド「よし、じゃあめくるか。掛け声は君が言いな」
エレッテ「え!?…えっと、じゃあ…いっせーのーで!!」
キールド「……」
エレッテ「……」
キールド「……あーあーあーあー!わかった!いや名前で書けよ!!そっちは?」
エレッテ「……私の方…誰かわかりません…」
キールド「そのパターン!?誰だ?」
エレッテ「…トウヤさんという人です」
キールド「……トウヤ…ああ!あれだ!あいつだろ!ラムタル編の剣武大会の武術試合に出場予定のスアタニラの選手だよ!コウェルズ王子達と仲良くなってたんだ!」
エレッテ「そうなんですか。…ちょうどその時は王城に捕らえられているので、誰だか…」
キールド「なかなか良い性格の戦士みたいだから安心だな。…問題はこっちだ」
エレッテ「誰を選んだんですか?」
キールド「“白雪姫”に出てくる国王」
エレッテ「えっとたしか、白雪姫に命を狙われてお城から逃げ出した人ですよね?」
キールド「名前が無いからこっちも最初は誰かわからなかった。ちなみに性格は…というか“白雪姫”に出てくるキャラクターは全員頭が悪い」
エレッテ「え!?」
キールド「前もここから7人目の小人だった王子がそっちのソリッドさんに当たって大変な目に合ってただろう!」
エレッテ「あ!なんか可愛かったですよね!」
キールド「…可愛かったか?…というか、そのソリッドさんに関しては怖さとか無いのか?」
エレッテ「…なんか、うまく言えないんですけど、あの人は怖くないとかそういうんじゃなくて…ほんとにうまく言えないんですけど…ソリッドさんときちんと話したことはないんですけど…」
キールド「…本編では過去に唯一優しかった大人で、進行上また出くわした程度だったからな。今はソリッドさんも空中庭園にいるが…」
エレッテ「え?」
キールド「いや、なんでもないさ。早く王城から出られて空中庭園に戻れるといいな」
エレッテ「は、はい」
キールド「まあ今回は、なかなかの暴露が出来たんじゃないか?」
エレッテ「そうだと嬉しいです!」
キールド「ちなみに、俺は怖かった?」
エレッテ「え…えっと…でも、話してくれてる間、ずっと距離感考えてくれてたみたいだし…」
キールド「っはは!そこを見てたのか!あんまり近いとウインド君が怖いからな!」
エレッテ「とても話しやすかったです。ありがとうございました。これも先生だからなんでしょうか?」
キールド「まー、あるのかもな?そこまで深くは考えてなかったな」
エレッテ「そういえば…こっちのお話ばかりで“幻紅葉”のお話し全然…」
キールド「それは俺じゃなくていいだろ。そのうちここに来る生徒達にやらせるさ」
エレッテ「…ごめんなさい」
キールド「謝ることじゃないだろ?むしろこっちが話しを振って喋らせてたんだからな」
エレッテ「…」
キールド「…それに“幻紅葉”は…」
エレッテ「…何ですか?」
キールド「いや。まだ決まってないからさすがにこれ以上はな。悪いな」
エレッテ「…もしかして、続編ですか?」
キールド「っははは!違う違う!!…続編じゃないんだ。…言っちまうか。“本編”だな」
エレッテ「え?」
キールド「“幻紅葉”はいわゆる番外編なんだ。ただ本編がしっかり固まってないだけ」
エレッテ「……ぇえ!?じ、じゃあキールドさんとシェイリーさんも!!」
キールド「今の段階で俺達は“幻紅葉”以上に出てこないさ。残念だがな」
エレッテ「……そうなんですか」
キールド「それに管理人もまったり考えてるだけだから、ほんとにどうなるかわからないし。やっぱ“エル・フェアリア”が完結するまであんまり他に手を出せないだろうな」
エレッテ「…早くお話がたくさんできればいいですね」
キールド「君とウインド君の進展のこともあるしな!」
エレッテ「や、やめてください…恥ずかしいです…」
キールド「っはは!まあ、今日は色々話せて楽しかったよ。また機会に恵まれたら話そう。握手はできるか?」
エレッテ「あ、はい。こちらこそありがとうございました。たくさん聞けて楽しかったです。…へんな裏話とか」
キールド「没設定か」
エレッテ「驚きました…」
キールド「そうだろうな。俺も驚いたさ。…それじゃあ、ここまでにしようか」
エレッテ「はい」
キールド「大暴露大会、長らくお待たせしましたが第6回を見てくださりありがとうございます。短編小説“幻紅葉”からキールドと」
エレッテ「えっと…エ…長編小説“エル・フェアリア”からはエレッテでした」
キールド「…次回も言ってあげて」
エレッテ「は、はい!第7回は“エル・フェアリア”からトウヤさんが、“白雪姫”から国王さんが来られます!どうぞよろしくお願いします!」
キールド「よし。よく言えた」
エレッテ「ありがとうございます!」
キールド「脱線した所もあったが全体を通せば及第点の暴露だったと思っているので、今後も小説サイト“山吹農園”をよろしくお願いします。ありがとうございました」
エレッテ「ありがとうございました!」
キールド「さて、終わったな。君はもう戻るのか?」
エレッテ「えっと、はい。…今は捕らえられている状況だから戻りたくはないんですけど…」
キールド「なら少し遊んで行こうか」
エレッテ「え?」
キールド「裏なんば辺りで気になる居酒屋があるんだが、洒落た店だから1人ではちょっとな。食事も美味しいらしい」
エレッテ「…いいんですか?」
キールド「近くに小動物喫茶もあるから、場所を覚えておいて、いつかウインド君と2人で行けばいいさ。彼は動物が好きなんだろ?」
エレッテ「は、はい!ありがとうございます!…ぁ、でも私お酒はあんまり…」
キールド「安心しろ。この世界で君はまだ未成年だから飲めないよ」
エレッテ「そうなんですか?…不思議ですね」
キールド「世界世界で違ってくるからな。じゃあ行こうか」
エレッテ「はい!」